日を浴びる繁殖鱗/Basking Broodscale

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[[構築]]では[[小走り樫/Scurry Oak]]同様に[[無限コンボ]]のパーツとして注目される。落とし子・トークンの[[パワー]]が低いため[[無限トークン]]が必ずしも勝ちに直結せず、[[キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen]]との組み合わせが機能しないなど劣る点もあるが、トークンを[[生け贄]]にできるため[[血の長の刃/Blade of the Bloodchief]]などの[[死亡誘発]]を参照するカードが[[コンボパーツ]]になり、[[無限マナ]]を絡めた勝ち筋を採用できるなど汎用性が高い。
 
[[構築]]では[[小走り樫/Scurry Oak]]同様に[[無限コンボ]]のパーツとして注目される。落とし子・トークンの[[パワー]]が低いため[[無限トークン]]が必ずしも勝ちに直結せず、[[キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen]]との組み合わせが機能しないなど劣る点もあるが、トークンを[[生け贄]]にできるため[[血の長の刃/Blade of the Bloodchief]]などの[[死亡誘発]]を参照するカードが[[コンボパーツ]]になり、[[無限マナ]]を絡めた勝ち筋を採用できるなど汎用性が高い。
  
[[パウパー]]においても[[サディスト的喜び/Sadistic Glee]]と組み合わせることで無限マナ・[[無限強化]]となる。この[[コンボ]]を主軸としたデッキが[[サディスト・コンボ]]であり、英語圏での呼ばれ方である'''Broodscale Combo'''の由来にもなっている。
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[[モダン]]では血の長の刃、[[パウパー]]では[[サディスト的喜び/Sadistic Glee]]と組み合わせた[[コンボデッキ]]、'''[[繁殖鱗コンボ]]'''の[[コンボパーツ]]として活躍している(あるいは、「いた」)。
  
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*「日を浴びる/Basking」トカゲという点から[[日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla]]がエルドラージ化したものと思われるが、性能面の関係性は薄い。せいぜい(1)(緑)で[[強化]]できるくらいである。
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==禁止指定==
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[[2025年]]3月31日より、[[パウパー]]で禁止カードに指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/banned-and-restricted-announcement-march-31-2025 Banned and Restricted Announcement – March 31, 2025]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0038566/ 2025年3月31日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] 2025年3月31日)</ref>。対策がなければ序盤に[[繁殖鱗コンボ]]でゲームを終わらせてしまうことができ、[[メタゲーム]]におけるデッキの多様性を損ねていたため。なお、相方である[[サディスト的喜び/Sadistic Glee]]を禁止しなかったのは、そちらは長らく問題のある[[コンボ]]を生じさせてこなかったこと、繁殖鱗よりサディスト的喜びの方が将来的に類似カードが刷られる可能性が高いからである<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/explanation-of-pauper-bans-for-march-31-2025 Explanation of Pauper Bans for March 31, 2025]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0038570/ 2025年3月31日のパウパーの禁止についての説明](Daily MTG 2025年3月31日 [[Gavin Verhey]]著)</ref>。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:モダンホライゾン3]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:モダンホライゾン3]] - [[コモン]]

2025年4月1日 (火) 21:11時点における最新版


Basking Broodscale / 日を浴びる繁殖鱗 (1)(緑)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) トカゲ(Lizard)

欠色(このカードは無色である。)
(1)(緑):順応1を行う。(このクリーチャーの上に+1/+1カウンターがないなら、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。)
日を浴びる繁殖鱗の上に1個以上の+1/+1カウンターが置かれるたび、「このクリーチャーを生け贄に捧げる:(◇)を加える。」を持つ無色の0/1のエルドラージ(Eldrazi)・落とし子(Spawn)クリーチャー・トークン1体を生成してもよい。

2/2

+1/+1カウンターが乗るとエルドラージ落とし子トークン生成するエルドラージ・トカゲ

順応を持つので、とりあえず1回は自力で誘発させることが可能。合計4マナで3/3と0/1になる訳で、トークンは生贄に捧げる無色マナになるため、実質的に2マナ2/2と3マナ3/3を使い分けるような形になり、その時点でリミテッドでは悪くない。+1/+1カウンターを乗せる手段を他にピックできていれば更なる活躍も可能。トークンはチャンプブロックしてよし、マナに変換してよし。

構築では小走り樫/Scurry Oak同様に無限コンボのパーツとして注目される。落とし子・トークンのパワーが低いため無限トークンが必ずしも勝ちに直結せず、キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizenとの組み合わせが機能しないなど劣る点もあるが、トークンを生け贄にできるため血の長の刃/Blade of the Bloodchiefなどの死亡誘発を参照するカードがコンボパーツになり、無限マナを絡めた勝ち筋を採用できるなど汎用性が高い。

モダンでは血の長の刃、パウパーではサディスト的喜び/Sadistic Gleeと組み合わせたコンボデッキ繁殖鱗コンボコンボパーツとして活躍している(あるいは、「いた」)。

[編集] 禁止指定

2025年3月31日より、パウパーで禁止カードに指定される[1]。対策がなければ序盤に繁殖鱗コンボでゲームを終わらせてしまうことができ、メタゲームにおけるデッキの多様性を損ねていたため。なお、相方であるサディスト的喜び/Sadistic Gleeを禁止しなかったのは、そちらは長らく問題のあるコンボを生じさせてこなかったこと、繁殖鱗よりサディスト的喜びの方が将来的に類似カードが刷られる可能性が高いからである[2]

[編集] 脚注

  1. Banned and Restricted Announcement – March 31, 2025/2025年3月31日 禁止制限告知Daily MTG 2025年3月31日)
  2. Explanation of Pauper Bans for March 31, 2025/2025年3月31日のパウパーの禁止についての説明(Daily MTG 2025年3月31日 Gavin Verhey著)

[編集] 参考

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