複数のクリーチャーをブロックするカード
提供:MTG Wiki
細 |
|||
(1人の利用者による、間の1版が非表示) | |||
10行: | 10行: | ||
ブロック性能を向上させることから防御的な能力と評価されるが、見方を変えると[[ブロック・クリーチャー]]が減らせる分、[[攻撃]]にクリーチャーを回せることになる。残念なことに、恒常的にこの能力を持つカードの内、それ1枚で戦線を維持できるだけのカードパワーを持っているものはいない(複数ブロックできても[[タフネス]]が十分でなく[[破壊]]されやすい、強力でも[[重い|重]]過ぎる、など)。結局別のカードで欠点を補うことになり、結果としてパフォーマンスの面で劣ってしまう。[[構築]]では、クリーチャー対クリーチャー戦での戦術的優位を構築するだけのカードに余分な[[スロット]]を割けないのが実情である。 | ブロック性能を向上させることから防御的な能力と評価されるが、見方を変えると[[ブロック・クリーチャー]]が減らせる分、[[攻撃]]にクリーチャーを回せることになる。残念なことに、恒常的にこの能力を持つカードの内、それ1枚で戦線を維持できるだけのカードパワーを持っているものはいない(複数ブロックできても[[タフネス]]が十分でなく[[破壊]]されやすい、強力でも[[重い|重]]過ぎる、など)。結局別のカードで欠点を補うことになり、結果としてパフォーマンスの面で劣ってしまう。[[構築]]では、クリーチャー対クリーチャー戦での戦術的優位を構築するだけのカードに余分な[[スロット]]を割けないのが実情である。 | ||
+ | |||
+ | [[ラヴニカの献身]]の[[悲しみの騎士/Knight of Sorrows]]以降、新たに使うカードは登場しておらず、[[2021年]]に[[Mark Rosewater]]から「様々な理由から使われることが無くなった」との宣告を受けた<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035516/ メカニズム的カラー・パイ 2021年版変更点]([[Making Magic]] [[2021年]]2021年10月18日)</ref>。 | ||
*複数ブロックできても1回で死ぬくらいなら[[聖なる日/Holy Day]]の方がマシといった評価も。 | *複数ブロックできても1回で死ぬくらいなら[[聖なる日/Holy Day]]の方がマシといった評価も。 | ||
26行: | 28行: | ||
==カード一覧== | ==カード一覧== | ||
− | + | ||
===自身がブロックするカード=== | ===自身がブロックするカード=== | ||
*[[Two-Headed Giant of Foriys]] | *[[Two-Headed Giant of Foriys]] | ||
55行: | 57行: | ||
*[[恐吠の双子/Ghastbark Twins]] | *[[恐吠の双子/Ghastbark Twins]] | ||
*[[悲しみの騎士/Knight of Sorrows]] | *[[悲しみの騎士/Knight of Sorrows]] | ||
+ | *[[Noble Ox (Playtest)]]([[R&D Playtest cards]]) | ||
===その他=== | ===その他=== | ||
71行: | 74行: | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | <references /> | ||
*[[機能別カードリスト]] | *[[機能別カードリスト]] | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] | ||
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/cotd/1103 Card of the Day 2003年11月17、18、19日] | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/cotd/1103 Card of the Day 2003年11月17、18、19日] |
2024年9月28日 (土) 06:29時点における最新版
クリーチャー1体がブロックできるのは攻撃クリーチャー1体だけ、という原則を破るカード。
インスタント
この呪文は、戦闘中でブロック・クリーチャーが指定されるより前にのみ唱えられる。
防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、それは望む数のクリーチャーをブロックできる。このターン、それは可能ならば各攻撃しているクリーチャーをブロックする。
クリーチャー — 巨人(Giant)
トランプル
Two-Headed Giant of Foriysは、各戦闘で追加で1体のクリーチャーをブロックできる。
目次 |
[編集] 概要
リミテッド・エディションのBlaze of GloryとTwo-Headed Giant of Foriysが初出の能力。赤よりは白に相応しい能力と判断されたため、ほとんどは白のカード。
「ブロックできるクリーチャー数を追加する効果」と「数の制限自体を無効化する効果」の2種類がある。後者は白だけが有する効果。
ブロック性能を向上させることから防御的な能力と評価されるが、見方を変えるとブロック・クリーチャーが減らせる分、攻撃にクリーチャーを回せることになる。残念なことに、恒常的にこの能力を持つカードの内、それ1枚で戦線を維持できるだけのカードパワーを持っているものはいない(複数ブロックできてもタフネスが十分でなく破壊されやすい、強力でも重過ぎる、など)。結局別のカードで欠点を補うことになり、結果としてパフォーマンスの面で劣ってしまう。構築では、クリーチャー対クリーチャー戦での戦術的優位を構築するだけのカードに余分なスロットを割けないのが実情である。
ラヴニカの献身の悲しみの騎士/Knight of Sorrows以降、新たに使うカードは登場しておらず、2021年にMark Rosewaterから「様々な理由から使われることが無くなった」との宣告を受けた[1]。
- 複数ブロックできても1回で死ぬくらいなら聖なる日/Holy Dayの方がマシといった評価も。
- Veteran Bodyguard、そして亜種のキイェルドーの近衛隊/Kjeldoran Royal Guardと雨ざらしのボディガード/Weathered Bodyguardsは、事実上全てのクリーチャーをブロックするかのような能力を持っている。
[編集] 相性の良い能力
- 警戒
- 攻撃してもブロックに回せる。
- パワー強化、先制攻撃、接死、バジリスク能力
- 攻撃力の上昇は敵の攻撃の抑止にも繋がる。
- タフネス強化、プロテクション、破壊不能、再生
- 生存力の向上。
- 飛行、到達
- 敵の回避能力に対応。
- 状況によってはシャドー、馬術も含まれる。
[編集] カード一覧
[編集] 自身がブロックするカード
- Two-Headed Giant of Foriys
- フォライアスの大部隊/Foriysian Brigade
- 馬上の射手/Mounted Archers
- 輝きの壁/Wall of Glare
- 双頭のドラゴン/Two-Headed Dragon
- 希望の化身/Avatar of Hope
- 光明の守護者/Luminous Guardian
- 群れ叩きアヌーリッド/Anurid Swarmsnapper
- 鉄拳の破壊者/Ironfist Crusher
- セレズニアの鋭射手/Selesnya Sagittars
- フォライアスの介入者/Foriysian Interceptor
- フォライアスのトーテム像/Foriysian Totem
- 住処見張りの巨人/Lairwatch Giant
- 思考の糸の三人衆/Thoughtweft Trio
- 宮殿の護衛/Palace Guard
- ケンバの軍勢/Kemba's Legion
- 門なしの守護者/Guardian of the Gateless
- 海岸線のキマイラ/Coastline Chimera
- 百手巨人/Hundred-Handed One
- 巣網から見張るもの/Watcher in the Web
- 絡み爪の人狼/Tangleclaw Werewolf - 繊維質の絡み屋/Fibrous Entangler
- トレストの随員/Entourage of Trest
- 夜市の護衛/Night Market Guard
- 信念の決闘者/Trueheart Duelist
- 棘尾ケラトプス/Spike-Tailed Ceratops
- 恐吠の双子/Ghastbark Twins
- 悲しみの騎士/Knight of Sorrows
- Noble Ox (Playtest)(R&D Playtest cards)
[編集] その他
- Blaze of Glory
- 早技/Yare
- 高所/High Ground
- 絡め武具/Entangler
- 真の武勇/Valor Made Real
- 主の戦術家/Cenn's Tactician
- こだまの飾り輪/Echo Circlet
- 先兵の盾/Vanguard's Shield
- 砂への挑戦/Brave the Sands
- イオナの祝福/Iona's Blessing
- 一所懸命/Give No Ground
- 英雄的行動/Act of Heroism
[編集] 参考
- ↑ メカニズム的カラー・パイ 2021年版変更点(Making Magic 2021年2021年10月18日)