Chains of Mephistopheles

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(10人の利用者による、間の15版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Chains of Mephistopheles}}
 
{{#card:Chains of Mephistopheles}}
  
[[地獄界の夢/Underworld Dreams]]と並んで相手のドローに圧力をかけるカード。ただし、こちらの方はややこしい。
+
[[引く|ドロー]]に制限をかける[[エンチャント]]。
長いテキストを整理すると、以下のようになる。
+
  
#[[ドロー・ステップ]]の最初の(つまり普通の1ターン1枚の)[[ドロー]]は、制限なし。
+
[[ルール文章]]がかなりややこしいが、整理すると以下のようになる。
#上記以外でドローをする場合は、その時点での手札状況によって処理が異なる。
+
#[[ドロー・ステップ]]の最初に(つまり普通の1[[ターン]]1枚)引くカードには、制限なし。
#*もし1枚でも手札があるならば、手札から1枚カードを捨ててから、1枚ドローを行う(「捨ててもよい」ではないので、強制である)。
+
#上記以外でカードを引く場合は、その時点で[[手札]]があるかないかによって処理が変わる。
#*1枚も手札がない状態なら、ドローは行えず、かつ[[ライブラリー]]の一番上のカードが[[墓地送り]]
+
#*もし1枚でも手札があるならば、手札を1枚[[捨てる|捨て]]てから、1枚[[引く]](「捨ててもよい」ではないので、強制である)。
要は「1[[ターン]]には1枚しか[[手札]]を増やせない」状態になる。
+
#*1枚も手札がないならば、1枚[[切削]]する。かつカードは引けない。
 +
要はドロー[[呪文]][[ルーター]]のような挙動になり、「1ターンには1枚しか手札を増やせない」状態にするカード。ドロー呪文で手札を増やそうとする[[コントロールデッキ]]などへの対策として使える。
  
*[[ボガーダンの金床/Anvil of Bogardan]]も出ているとドローでは手札が増えなくなる。
+
*[[ネクロポーテンス/Necropotence]]などの「[[ライブラリー]]から[[手札に加える]]」という[[効果]]は、「引く」ではないのでこの制限を受けない。
*もちろん自分も影響を受けてしまうので、使うときは検討のこと。
+
*[[時のらせん/Time Spiral]]など、手札を入れ替える[[効果]]が、[[手札破壊]]として作用するようになる。自分にも隔てなく影響するので注意。
*ドローでない方法(手札に加える)なら手札を増やせるので、[[ネクロポーテンス/Necropotence]]あたりとの組み合わせは悪くない。
+
*[[ボガーダンの金床/Anvil of Bogardan]]も[[戦場]]に出ていると、ドローでは手札が増えなくなる。
*たまにライブラリーの一番上のカードを墓地に置けばカードを引ける、と勘違いしている人がいる。
+
*たまにライブラリーの一番上のカードを墓地に置けばカードを引けると勘違いしている人がいるが、上記の通り「手札があれば捨てるのは強制、捨てる手札がなければ切削したうえでカードは引けない」である。
*[[時のらせん/Time Spiral]]などの手札入れ替えが、手札破壊として作用するようになる。
+
  
 +
==類似カード==
 +
プレイヤーのそのターンの2枚目以降のドローに制限をかけるカード
 +
*[[概念泥棒/Notion Thief]] - (2)(青)(黒)の[[瞬速]][[クリーチャー]]。[[対戦相手]]が2枚目以降を引く場合、[[置換|代わりに]]あなたが引く。([[ドラゴンの迷路]])
 +
*[[迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth]] - (1)(白)の[[クリーチャー・エンチャント]]。あなたも含め各プレイヤーは2枚目以降引けなくなる。([[神々の軍勢]])
 +
*[[托鉢する者/Alms Collector]] - 2枚目以降に制限をかけるのではなく、一度に2枚以上引くなら置換。そのプレイヤーとあなたが1枚ずつ引く。(3)(白)の瞬速クリーチャー。([[統率者2017]])
 +
*[[トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest]] - (青)(黒)(緑)の[[伝説のクリーチャー]]。対戦相手のみ2枚目以降引けなくなる。([[コンスピラシー:王位争奪]])
 +
*[[覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils]] - (1)(青)(青)の[[プレインズウォーカー]]。対戦相手のみ2枚目以降引けなくなる。([[灯争大戦]])
 +
*[[のたうつ嵐、ザイリス/Xyris, the Writhing Storm]] - (2)(青)(赤)(緑)の伝説のクリーチャー。対戦相手が2枚目以降を引くたびこちらに1/1[[トークン]]が[[生成]]される。([[統率者2020]])
 +
*[[船殻破り/Hullbreacher]] - (2)(青)の瞬速クリーチャー。対戦相手が[[ドロー・ステップ]]の最初のドロー以外で引く場合、代わりにこちらに[[宝物]]・トークンが生成される。([[統率者レジェンズ]])
 +
*[[根気強い探偵/Dogged Detective]] - (1)(黒)のクリーチャー。これが[[墓地]]にある間に対戦相手が2枚目を引くたびこれを手札に戻す。([[ニューカペナの街角統率者デッキ]])
 +
*[[密輸人の分け前/Smuggler's Share]] - (2)(白)のエンチャント。[[終了ステップ]]ごとにそのターン2枚以上引いた対戦相手の人数あなたが引く。(ニューカペナの街角統率者デッキ)
 +
*[[四公会議/The Council of Four]] - (3)(白)(青)の伝説のクリーチャー。対戦相手が2枚目を引くたび、あなたも1枚引く。3枚目以降には作用しない。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
 +
*[[フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind]] - (1)(青)の瞬速クリーチャー。対戦相手が2枚目を引くたび、あなたも1枚引く。3枚目以降には作用しない。[[機械兵団の進軍]]
 +
*[[オークの弓使い/Orcish Bowmasters]] - (1)(黒)の瞬速クリーチャー。対戦相手がドロー・ステップの最初のドロー以外で引くたび、任意の対象に1点ダメージを与え[[オーク]][[動員]]1。([[指輪物語:中つ国の伝承]])
 +
*[[サバティームの戦士、リーラ/Leela, Sevateem Warrior]] - (3)(緑)のクリーチャー。対戦相手がドロー・ステップの最初のドロー以外で引くたび、[[+1/+1カウンター]]を得る。([[ドクター・フー統率者デッキ]])
 +
*[[Magus of the Chains (Playtest)]] - [[Mystery Booster#R&D Playtest cards|R&D Playtest cards]]。(1)(黒)のクリーチャー。同じ能力を持つ。([[Mystery Booster 2]])
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])

2024年8月17日 (土) 14:41時点における最新版


Chains of Mephistopheles (1)(黒)
エンチャント

プレイヤーが自分の各ドロー・ステップに自分が引く最初のカードを除いて、そのプレイヤーがカードを引くなら、代わりにそのプレイヤーはカードを1枚捨てる。これによりカードを捨てたなら、そのプレイヤーはカードを1枚引く。これによりカードを捨てないなら、そのプレイヤーはカードを1枚切削する。


ドローに制限をかけるエンチャント

ルール文章がかなりややこしいが、整理すると以下のようになる。

  1. ドロー・ステップの最初に(つまり普通の1ターン1枚)引くカードには、制限なし。
  2. 上記以外でカードを引く場合は、その時点で手札があるかないかによって処理が変わる。
    • もし1枚でも手札があるならば、手札を1枚捨ててから、1枚引く(「捨ててもよい」ではないので、強制である)。
    • 1枚も手札がないならば、1枚切削する。かつカードは引けない。

要はドロー呪文ルーターのような挙動になり、「1ターンには1枚しか手札を増やせない」状態にするカード。ドロー呪文で手札を増やそうとするコントロールデッキなどへの対策として使える。

[編集] 類似カード

プレイヤーのそのターンの2枚目以降のドローに制限をかけるカード

[編集] 参考

MOBILE