偽装

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(1人の利用者による、間の1版が非表示)
1行: 1行:
 +
{| cellpadding="4" cellspacing="0" style="float: right; clear: right; margin: 0 0 1em 1em; border-collapse: collapse; border: 3px double #000;"
 +
!align="center" style="margin: 0 0 1em 1em; border: 1px solid #000; background: #FAC;" |登場セット
 +
|-
 +
| align="center" style="margin: 0 0 1em 1em; border: 1px solid #000;" |[[カルロフ邸殺人事件]]<br>[[カルロフ邸殺人事件統率者デッキ]]<br>[[アサシンクリード]]
 +
|}
 
'''偽装'''/''Cloak''とは、[[キーワード処理]]の一種。[[カルロフ邸殺人事件]]で初登場した。
 
'''偽装'''/''Cloak''とは、[[キーワード処理]]の一種。[[カルロフ邸殺人事件]]で初登場した。
  
16行: 21行:
 
カルロフ邸殺人事件では[[多色]]を考慮すれば[[白]]以外の各[[色]]に存在する。カルロフ邸殺人事件統率者デッキの新規カードでは逆に白と無色のみ存在している。
 
カルロフ邸殺人事件では[[多色]]を考慮すれば[[白]]以外の各[[色]]に存在する。カルロフ邸殺人事件統率者デッキの新規カードでは逆に白と無色のみ存在している。
  
*カルロフ邸殺人事件の[[ブースターパック]]には、裏向きのクリーチャーを表す[[補助カード]]「謎のクリーチャー/A Mysterious Creature」が封入されることがある<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/card-preview/the-tokens-of-murders-at-karlov-manor The Tokens of Murders at Karlov Manor]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037541/ 『カルロフ邸殺人事件』のトークン]([[Daily MTG]] [[2024年]]1月26日)</ref>。
+
*カルロフ邸殺人事件の[[ブースターパック]]には、裏向きのクリーチャーを表す[[補助カード]]「謎のクリーチャー/A Mysterious Creature」が封入されることがある<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/card-preview/the-tokens-of-murders-at-karlov-manor The Tokens of Murders at Karlov Manor]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037541/ 『カルロフ邸殺人事件』のトークン]([[Daily MTG]] [[2024年]]1月26日)</ref>。[[アサシンクリード]]でも同様だが、訳が「謎の生物」になってしまっている<ref>[https://magic.wizards.com/ja/products/assassins-creed/card-image-gallery?cigfreshness=all-cards&cigproduct=all-products&cigrarity=helper 補助カード](マジック米国公式サイト日本語版カードイメージギャラリー)</ref>。
 
*[[先行デザイン]]時点では変装の方が偽装と呼ばれていたが、[[セット・デザイン]]が当メカニズムを導入した時に名前が移った<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/getting-away-with-murders-at-karlov-manor-part-1 Getting Away with Murders at Karlov Manor, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037523/ 『カルロフ邸殺人事件』をやり遂げる その1](Making Magic 2024年1月16日 Mark Rosewater著)</ref>。
 
*[[先行デザイン]]時点では変装の方が偽装と呼ばれていたが、[[セット・デザイン]]が当メカニズムを導入した時に名前が移った<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/getting-away-with-murders-at-karlov-manor-part-1 Getting Away with Murders at Karlov Manor, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037523/ 『カルロフ邸殺人事件』をやり遂げる その1](Making Magic 2024年1月16日 Mark Rosewater著)</ref>。
 
*[[犯人暴き/Expose the Culprit]]は変装を持つカードしか偽装できないので、カルロフ邸殺人事件で偽装を独立して行うカードは[[レア]]以上のカードにしか存在していない。[[リミテッド]]での盤面の複雑さを考慮してのものだろう。
 
*[[犯人暴き/Expose the Culprit]]は変装を持つカードしか偽装できないので、カルロフ邸殺人事件で偽装を独立して行うカードは[[レア]]以上のカードにしか存在していない。[[リミテッド]]での盤面の複雑さを考慮してのものだろう。
40行: 45行:
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
 
<!--{{#cr:{{キーワード処理のCR番号|偽装}}}}-->
 
<!--{{#cr:{{キーワード処理のCR番号|偽装}}}}-->
==引用:総合ルール 20240308.0==
+
==引用:総合ルール 20240412.0==
'''日本語版総合ルールおよびmjmjが未対応のため、[https://magic.wizards.com/en/rules 英語版総合ルール]より引用'''
+
'''総合ルールビューアが未対応のため、日本公式サイトより引用'''
  
;701.56a
+
;701.56. 偽装する/Cloak
:To cloak a card, turn it face down. It becomes a 2/2 face-down creature card with ward {2}, no name, no subtypes, and no mana cost. Put that card onto the battlefield face down. That permanent is a cloaked permanent for as long as it remains face down. The effect defining its characteristics works while the card is face down and ends when it’s turned face up.
+
  
;701.56b
+
:701.56a「[カードを]偽装する/Cloak [a card]」場合、それを裏向きにする。それは、護法{2}を持ち、名前やサブタイプやマナ・コストを持たない、2/2のクリーチャー・カードになる。そのカードを裏向きで戦場に出す。そのパーマネントは、裏向きであり続ける限り偽装されたパーマネントである。特性を定義するこの効果は、そのカードが裏向きである間機能し、それがオモテ向きになった時点で終了する。
:Any time you have priority, you may turn a cloaked permanent you control face up. This is a special action that doesn’t use the stack (see rule 116.2b). To do this, show all players that the card representing that permanent is a creature card and what that card’s mana cost is, pay that cost, then turn the permanent face up. The effect defining its characteristics while it was face down ends, and it regains its normal characteristics. (If the card representing that permanent isn’t a creature card or it doesn’t have a mana cost, it can’t be turned face up this way.)
+
  
;701.56c
+
:701.56b あなたが優先権を持つときならいつでも、あなたは偽装されたパーマネントをオモテ向きにしてよい。これは特別な処理であり、スタックを用いない(116.2b 参照)。そうするには、そのパーマネントを表すカードがクリーチャー・カードであることとそのカードのマナ・コストが何であるかをすべてのプレイヤーに示し、そのコストを支払い、その後そのパーマネントをオモテ向きにする。それが裏向きの間の特性を定義していた効果は終了し、それはその通常の特性を取り戻す。(そのパーマネントを表しているカードがクリーチャー・カードでない、あるいはマナ・コストを持たないなら、この方法でオモテ向きにすることはできない。)
:If a card with morph is cloaked, its controller may turn that card face up using either the procedure described in rule 702.37e to turn a face-down permanent with morph face up or the procedure described above to turn a cloaked permanent face up.
+
  
;701.56d
+
:701.56c 変異を持つカードが偽装されたなら、そのコントローラーは上記にある偽装されたパーマネントをオモテ向きにする手順ではなく、702.37e にある裏向きの変異を持つパーマネントをオモテ向きにする手順を用いてもよい。
:If a card with disguise is cloaked, its controller may turn that card face up using either the procedure described in rule 702.168d to turn a face-down permanent with disguise face up or the procedure described above to turn a cloaked permanent face up.
+
  
;701.56e
+
:701.56d 変装を持つカードが偽装されたなら、そのコントローラーは上記にある偽装されたパーマネントをオモテ向きにする手順ではなく、702.168d にある変装によって裏向きであるパーマネントをオモテ向きにする手順を用いてもよい。
:If an effect instructs a player to cloak multiple cards from a single library, those cards are cloaked one at a time.
+
  
;701.56f
+
:701.56e 効果がプレイヤーに単一のライブラリーから複数のカードを偽装するよう指示したなら、それらのカードは1枚ずつ偽装される。
:If an effect instructs a player to cloak a card and a rule or effect prohibits the face-down object from entering the battlefield, that card isn’t cloaked. Its characteristics remain unmodified and it remains in its previous zone. If it was face up, it remains face up.
+
  
;701.56g
+
:701.56f 効果によってプレイヤーがカードを偽装する場合、裏向きのオブジェクトが戦場に出るのを禁止するルールや効果があれば、そのカードは偽装されない。それの特性は変更されることなく、それの元あった領域に残る。それがオモテ向きであれば、オモテ向きのままになる。
:If a cloaked permanent that’s represented by an instant or sorcery card would turn face up, its controller reveals it and leaves it face down. Abilities that trigger whenever a permanent is turned face up won’t trigger.
+
  
;701.56h
+
:701.56g インスタント・カードまたはソーサリー・カードによって表されている偽装されたパーマネントがオモテ向きになる場合、それのコントローラーはそのカードを公開し、裏向きのままにする。パーマネントがオモテ向きになったときに誘発する能力は誘発しない。
:701.56h See rule 708, “[[裏向き|Face-Down Spells and Permanents,]]” for more information.
+
 
 +
:701.56h 詳細については708〔裏向きの呪文やパーマネント〕を参照。

2024年7月28日 (日) 16:38時点における最新版

登場セット
カルロフ邸殺人事件
カルロフ邸殺人事件統率者デッキ
アサシンクリード

偽装/Cloakとは、キーワード処理の一種。カルロフ邸殺人事件で初登場した。


目次

[編集] 定義

カード偽装する/Cloak [a card]」とは、「そのカードを裏向きの状態で戦場に出す。」を意味する。そのパーマネントは、それが裏向きである間、文章カード名サブタイプマナ・コストを持たない、護法(2)を持つ2/2のクリーチャーである。

また、偽装されたパーマネントの表がクリーチャー・カードの場合、あなたが優先権を持つときならいつでもあなたはそのマナ・コストを支払う事で偽装されたパーマネントを表向きにしてよい。これは特別な処理であり、スタックを用いない。

偽装されているカードが変装を持つならば、上記の手順ではなく変装のルールにより変装コストを支払う事で表向きにしてもよい。変異についても同様である。

[編集] 解説

カードの正体を隠して変装相当のクリーチャーとして出し、クリーチャーなら後で正体を明かせるメカニズム。変異と変装の関係同様、予示の場持ちを良くしたアップグレード版と言える。

カルロフ邸殺人事件で初登場し、同時発売のカルロフ邸殺人事件統率者デッキでも使用されている。

カルロフ邸殺人事件では多色を考慮すれば以外の各に存在する。カルロフ邸殺人事件統率者デッキの新規カードでは逆に白と無色のみ存在している。

[編集] ルール

基本的なルールについては予示#ルールを参照。

以下は偽装そのもののルールではないが、関係が深いので当項目で紹介する。

  • 護法は対象になった時にのみ機能する誘発型能力である。したがって、変装/偽装で裏向きになったクリーチャーの護法が誘発した後にそれを表向きにした場合、表面が護法を持っていなかったとしても既にスタックに置かれた護法は働く(CR:113.7a)。
    • 逆に表面が護法を持っていた場合でも、表面の分と裏面の分で護法が2回誘発したりはしない。対象になった時点の面が持つ護法だけが誘発する。

[編集] 脚注

  1. The Tokens of Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』のトークンDaily MTG 2024年1月26日)
  2. 補助カード(マジック米国公式サイト日本語版カードイメージギャラリー)
  3. Getting Away with Murders at Karlov Manor, Part 1/『カルロフ邸殺人事件』をやり遂げる その1(Making Magic 2024年1月16日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

[編集] 引用:総合ルール 20240412.0

総合ルールビューアが未対応のため、日本公式サイトより引用

701.56. 偽装する/Cloak
701.56a「[カードを]偽装する/Cloak [a card]」場合、それを裏向きにする。それは、護法{2}を持ち、名前やサブタイプやマナ・コストを持たない、2/2のクリーチャー・カードになる。そのカードを裏向きで戦場に出す。そのパーマネントは、裏向きであり続ける限り偽装されたパーマネントである。特性を定義するこの効果は、そのカードが裏向きである間機能し、それがオモテ向きになった時点で終了する。
701.56b あなたが優先権を持つときならいつでも、あなたは偽装されたパーマネントをオモテ向きにしてよい。これは特別な処理であり、スタックを用いない(116.2b 参照)。そうするには、そのパーマネントを表すカードがクリーチャー・カードであることとそのカードのマナ・コストが何であるかをすべてのプレイヤーに示し、そのコストを支払い、その後そのパーマネントをオモテ向きにする。それが裏向きの間の特性を定義していた効果は終了し、それはその通常の特性を取り戻す。(そのパーマネントを表しているカードがクリーチャー・カードでない、あるいはマナ・コストを持たないなら、この方法でオモテ向きにすることはできない。)
701.56c 変異を持つカードが偽装されたなら、そのコントローラーは上記にある偽装されたパーマネントをオモテ向きにする手順ではなく、702.37e にある裏向きの変異を持つパーマネントをオモテ向きにする手順を用いてもよい。
701.56d 変装を持つカードが偽装されたなら、そのコントローラーは上記にある偽装されたパーマネントをオモテ向きにする手順ではなく、702.168d にある変装によって裏向きであるパーマネントをオモテ向きにする手順を用いてもよい。
701.56e 効果がプレイヤーに単一のライブラリーから複数のカードを偽装するよう指示したなら、それらのカードは1枚ずつ偽装される。
701.56f 効果によってプレイヤーがカードを偽装する場合、裏向きのオブジェクトが戦場に出るのを禁止するルールや効果があれば、そのカードは偽装されない。それの特性は変更されることなく、それの元あった領域に残る。それがオモテ向きであれば、オモテ向きのままになる。
701.56g インスタント・カードまたはソーサリー・カードによって表されている偽装されたパーマネントがオモテ向きになる場合、それのコントローラーはそのカードを公開し、裏向きのままにする。パーマネントがオモテ向きになったときに誘発する能力は誘発しない。
701.56h 詳細については708〔裏向きの呪文やパーマネント〕を参照。
MOBILE