呪文喰いの奇魔/Spellgorger Weird
提供:MTG Wiki
(5人の利用者による、間の8版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Spellgorger Weird}} | {{#card:Spellgorger Weird}} | ||
− | [[クリーチャー]]以外の[[呪文]]を[[唱える]]たびに巨大化していく[[奇魔]] | + | [[クリーチャー]]以外の[[呪文]]を[[唱える]]たびに巨大化していく[[奇魔]]。過去の[[カード]]では[[火の猟犬/Pyre Hound]]と似た性能である。 |
− | [[ | + | あらゆる[[インスタント]]が[[コンバット・トリック]]に化けるのは[[果敢]]同様に強力で、適切な[[デッキ]]で使えば大きな爆発力を発揮する。果敢と違い恒久的な[[強化]]であるため、[[戦闘]]後に[[誘発]]しても無駄にならない点が嬉しい。 |
− | [[リミテッド]] | + | [[灯争大戦]]登場時の[[スタンダード]]には、[[イゼット・フェニックス]]など呪文を連打する[[デッキ]]が幾つかあるが、[[弾けるドレイク/Crackling Drake]]や[[奇怪なドレイク/Enigma Drake]]など[[回避能力]]を持つクリーチャーと[[スロット]]を争う力があるかは怪しい。ゆるい[[色拘束]]や[[+1/+1カウンター]]であるところ、また反応する[[カード・タイプ]]が幅広い点を活かしたい。 |
+ | |||
+ | [[リミテッド]]では、1回でも誘発させられれば[[マナレシオ]]的には合格。灯争大戦では各[[ブースターパック]]に最低1枚は[[プレインズウォーカー]]が含まれていることもあり(→[[変則的な稀少度]])、あまり非クリーチャー呪文に寄せすぎないデッキであってもマナレシオ分の働きをさせやすいという[[環境]]的強みがある。[[増殖]]の存在も追い風。同[[色]]に[[崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer]]などの方向性が合致したカードもいくつか収録されているため、それらと併用できればより一貫した[[シナジー]]デッキが成立する。 | ||
+ | |||
+ | その後[[基本セット2021]]で[[再録]]される。こちらのリミテッドでは低[[稀少度]]プレインズウォーカーや[[呪文持ちの奇魔/Spellkeeper Weird]]を失ったものの、[[選択/Opt]]に[[大慌ての棚卸し/Frantic Inventory]]、[[突破/Crash Through]]といった[[軽い|軽量]][[引く|ドロー]]の存在により特化したデッキなら爆発的な成長が見込めるようになった。 | ||
+ | |||
+ | *{{Gatherer|id=462392}}の右側に描かれているのは[[呪文持ちの奇魔/Spellkeeper Weird]]({{Gatherer|id=462316}})。互いにシナジーを形成し、[[フレイバー・テキスト]]も繋がっている。 | ||
+ | {{フレイバーテキスト|それぞれの研究所から逃げ出してから、二体の奇魔は助け合いながら、大戦の秘儀の力を糧としてきた。}} | ||
+ | |||
+ | ==関連カード== | ||
+ | *[[ラルと暗黙の迷路/Ral and the Implicit Maze]] - 呪文喰いの奇魔・[[トークン]]を生成する。([[モダンホライゾン3]]) | ||
− | |||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:灯争大戦]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:灯争大戦]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:基本セット2021]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[コモン]] |
2024年6月20日 (木) 11:40時点における版
クリーチャー — 奇魔(Weird)
あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、呪文喰いの奇魔の上に+1/+1カウンターを1個置く。
2/2クリーチャー以外の呪文を唱えるたびに巨大化していく奇魔。過去のカードでは火の猟犬/Pyre Houndと似た性能である。
あらゆるインスタントがコンバット・トリックに化けるのは果敢同様に強力で、適切なデッキで使えば大きな爆発力を発揮する。果敢と違い恒久的な強化であるため、戦闘後に誘発しても無駄にならない点が嬉しい。
灯争大戦登場時のスタンダードには、イゼット・フェニックスなど呪文を連打するデッキが幾つかあるが、弾けるドレイク/Crackling Drakeや奇怪なドレイク/Enigma Drakeなど回避能力を持つクリーチャーとスロットを争う力があるかは怪しい。ゆるい色拘束や+1/+1カウンターであるところ、また反応するカード・タイプが幅広い点を活かしたい。
リミテッドでは、1回でも誘発させられればマナレシオ的には合格。灯争大戦では各ブースターパックに最低1枚はプレインズウォーカーが含まれていることもあり(→変則的な稀少度)、あまり非クリーチャー呪文に寄せすぎないデッキであってもマナレシオ分の働きをさせやすいという環境的強みがある。増殖の存在も追い風。同色に崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificerなどの方向性が合致したカードもいくつか収録されているため、それらと併用できればより一貫したシナジーデッキが成立する。
その後基本セット2021で再録される。こちらのリミテッドでは低稀少度プレインズウォーカーや呪文持ちの奇魔/Spellkeeper Weirdを失ったものの、選択/Optに大慌ての棚卸し/Frantic Inventory、突破/Crash Throughといった軽量ドローの存在により特化したデッキなら爆発的な成長が見込めるようになった。
- イラストの右側に描かれているのは呪文持ちの奇魔/Spellkeeper Weird(イラスト)。互いにシナジーを形成し、フレイバー・テキストも繋がっている。
それぞれの研究所から逃げ出してから、二体の奇魔は助け合いながら、大戦の秘儀の力を糧としてきた。
関連カード
- ラルと暗黙の迷路/Ral and the Implicit Maze - 呪文喰いの奇魔・トークンを生成する。(モダンホライゾン3)