破滅の刃/Doom Blade
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− | [[構築]]では黒を含む様々な[[ | + | [[構築]]では黒を含む様々な[[コントロールデッキ]]で使われる。環境が有する他の[[除去]]にもよるが、この[[カード]]の存在から黒であることは一つの[[除去耐性]]となる。[[リミテッド]]では[[トップコモン]]かそれに準ずる扱いで、それゆえか[[基本セット2014]]では[[アンコモン]]に昇格している。 |
[[ミラディンの傷跡ブロック]]と隣り合っていた[[基本セット2011]]及び[[基本セット2012]]では、アーティファクト・クリーチャーでないクリーチャーを破壊する[[喉首狙い/Go for the Throat]]と[[メタゲーム]]に応じて使い分けられていた。 | [[ミラディンの傷跡ブロック]]と隣り合っていた[[基本セット2011]]及び[[基本セット2012]]では、アーティファクト・クリーチャーでないクリーチャーを破壊する[[喉首狙い/Go for the Throat]]と[[メタゲーム]]に応じて使い分けられていた。 | ||
− | 基本セット2010で恐怖から2マナ除去の座を引き継ぎ、[[殺害/Murder]]が入った[[基本セット2013]]以外は基本セットの常連となっていたが、[[基本セット2015]]では[[肉は塵に/Flesh to Dust]]にとって替わられ、その後[[ | + | 基本セット2010で恐怖から2マナ除去の座を引き継ぎ、[[殺害/Murder]]が入った[[基本セット2013]]以外は基本セットの常連となっていたが、[[基本セット2015]]では[[肉は塵に/Flesh to Dust]]にとって替わられ、その後[[本流のセット]]には[[再録]]されていない。プレイヤーからの再録のリクエストは多いが、[[開発部]]は破滅の刃はスタンダードで取り得る最強レベルの除去呪文と考えており、プレイヤーが[[デッキ]]作成で除去呪文を選ぶ際の選択肢を狭めたり、[[大型クリーチャー]]の価値を落としてしまうことを問題としている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0014988/ 定番効果](Latest Developments 2015年5月29日)</ref><ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/pd/0019582/ カウンター・プレイ:適正な対策を見つけ出す](Play Design 2017年9月15日)</ref>。 |
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+ | [[パウパー]]でも黒系のコントロールデッキでしばしば採用されていた。しかし[[ダブルマスターズ]]参入で[[喪心/Cast Down]]が[[リーガル]]となってからは、パウパーではほとんど穴のないあちらに居場所を奪われてしまった。 | ||
*[[基本セット2012]]の[[エントリーセット]]にあるリーフレットでは、'''はめつのは'''と間違ったルビが振られている(正しくは'''はめつのやいば''')。 | *[[基本セット2012]]の[[エントリーセット]]にあるリーフレットでは、'''はめつのは'''と間違ったルビが振られている(正しくは'''はめつのやいば''')。 | ||
*[[デュエルデッキ]]:[[ニッサvsオブ・ニクシリス]]に{{Gatherer|id=417545|新規イラスト}}で収録された。 | *[[デュエルデッキ]]:[[ニッサvsオブ・ニクシリス]]に{{Gatherer|id=417545|新規イラスト}}で収録された。 | ||
+ | *基本セット2014でこのカードが再録されたのを最後に、「黒でないクリーチャーを[[破壊]]する」黒の[[呪文]]は[[スタンダード]]に登場していない(スタンダード外でも[[統率者2014]]の[[悪意の苦悶/Malicious Affliction]]が最後の新録)。シンプルなデザインながら、黒の除去に関する理念が変わる前の時代(の最後)を象徴するカードといえる。 | ||
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*[[揺り籠から墓場まで/Cradle to Grave]] - この[[ターン]][[戦場]]に出た[[クリーチャー]]しか[[対象]]にできない。下位互換。2マナ。([[次元の混乱]]) | *[[揺り籠から墓場まで/Cradle to Grave]] - この[[ターン]][[戦場]]に出た[[クリーチャー]]しか[[対象]]にできない。下位互換。2マナ。([[次元の混乱]]) | ||
*[[殺戮の契約/Slaughter Pact]] - [[契約]][[サイクル]]。([[未来予知]]) | *[[殺戮の契約/Slaughter Pact]] - [[契約]][[サイクル]]。([[未来予知]]) | ||
− | *[[スミレの棺/Violet Pall]] - [[ | + | *[[スミレの棺/Violet Pall]] - [[同族]]・[[インスタント]]。[[フェアリー]]・[[ならず者]]・[[クリーチャー]]・[[トークン]]を1体出す。5マナ。([[モーニングタイド]]) |
*[[処刑人の薬包/Executioner's Capsule]] - (1)(黒),(T),生け贄で起動できる[[アーティファクト]]。マナ・コストは(黒)。([[アラーラの断片]]) | *[[処刑人の薬包/Executioner's Capsule]] - (1)(黒),(T),生け贄で起動できる[[アーティファクト]]。マナ・コストは(黒)。([[アラーラの断片]]) | ||
*[[忌まわしい最期/Hideous End]] - [[コントローラー]]に2点[[ライフ]]を[[失う|失わ]]せる効果付き。ダブルシンボル3マナ。([[ゼンディカー]]) | *[[忌まわしい最期/Hideous End]] - [[コントローラー]]に2点[[ライフ]]を[[失う|失わ]]せる効果付き。ダブルシンボル3マナ。([[ゼンディカー]]) | ||
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*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[コモン]] | ||
*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ミスティカルアーカイブ]] - [[レア]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2024年#sAnS mERcY|Secret Lair Drop Series: sAnS mERcY]] |
2024年6月18日 (火) 21:26時点における最新版
基本セット2010から基本セット2014の時代の、最も基本的な黒の単体除去。再生を許可する代わりにアーティファクト・クリーチャーも破壊できる恐怖/Terror、または再生を許可する代わりに1マナ軽い闇への追放/Dark Banishing。
恐怖と並ぶ、デメリットのない2マナの単体除去である。再生を許可してしまうが、構築で恐怖で破壊できる再生持ちが活躍した環境はリバー・ボア/River Boaとアルビノ・トロール/Albino Trollがいたウルザ・ブロックの時代くらいであり、アーティファクト・クリーチャーを除去範囲に加えられるようになったのは実質強化。
構築では黒を含む様々なコントロールデッキで使われる。環境が有する他の除去にもよるが、このカードの存在から黒であることは一つの除去耐性となる。リミテッドではトップコモンかそれに準ずる扱いで、それゆえか基本セット2014ではアンコモンに昇格している。
ミラディンの傷跡ブロックと隣り合っていた基本セット2011及び基本セット2012では、アーティファクト・クリーチャーでないクリーチャーを破壊する喉首狙い/Go for the Throatとメタゲームに応じて使い分けられていた。
基本セット2010で恐怖から2マナ除去の座を引き継ぎ、殺害/Murderが入った基本セット2013以外は基本セットの常連となっていたが、基本セット2015では肉は塵に/Flesh to Dustにとって替わられ、その後本流のセットには再録されていない。プレイヤーからの再録のリクエストは多いが、開発部は破滅の刃はスタンダードで取り得る最強レベルの除去呪文と考えており、プレイヤーがデッキ作成で除去呪文を選ぶ際の選択肢を狭めたり、大型クリーチャーの価値を落としてしまうことを問題としている[1][2]。
パウパーでも黒系のコントロールデッキでしばしば採用されていた。しかしダブルマスターズ参入で喪心/Cast Downがリーガルとなってからは、パウパーではほとんど穴のないあちらに居場所を奪われてしまった。
- 基本セット2012のエントリーセットにあるリーフレットでは、はめつのはと間違ったルビが振られている(正しくははめつのやいば)。
- デュエルデッキ:ニッサvsオブ・ニクシリスに新規イラストで収録された。
- 基本セット2014でこのカードが再録されたのを最後に、「黒でないクリーチャーを破壊する」黒の呪文はスタンダードに登場していない(スタンダード外でも統率者2014の悪意の苦悶/Malicious Afflictionが最後の新録)。シンプルなデザインながら、黒の除去に関する理念が変わる前の時代(の最後)を象徴するカードといえる。
[編集] 関連カード
- 闇の裏切り/Dark Betrayal - 破滅の刃とは逆に、黒のクリーチャーのみを対象とする。(テーロス)
[編集] 主な亜種
このカード自体が恐怖/Terrorの亜種だが、黒でないクリーチャーを対象とし再生を許すものだけで以下のものがある。ほとんどがこのカードの先輩にあたるが、最も効果がシンプルなこのカードを基本としたうえで亜種として紹介する。再生を許さない亜種は闇への追放/Dark Banishing、黒のクリーチャーに加えてアーティファクト・クリーチャーも対象にできない亜種は恐怖/Terror、黒のクリーチャーを対象にできる亜種は殺害/Murderを参照。
- 暗殺者の凶刃/Assassin's Blade - 攻撃クリーチャー限定の下位互換。(ポータル)
- 死神の魔手/Hand of Death - 3マナのソーサリー。下位互換。(ポータル)
- 亡霊の出現/Ghostly Visit - 死神の魔手の同型再版。(ポータル三国志)
- 蛇人間の暗殺者/Serpent Assassin - 187クリーチャー。ダブルシンボル5マナ2/2。(ポータル)
- ダクムーアの槍騎兵/Dakmor Lancer - 187クリーチャー。ダブルシンボルの6マナ3/3。蛇人間の暗殺者の上位種。(スターター)
- 血塗られた取り引き/Wicked Pact - 2体を破壊し、あなたは5点のライフを失う。ダブルシンボル3マナのソーサリー。(ポータル)
- 無謀な悪意/Reckless Spite - 血塗られた取引がインスタントになった上位互換。(テンペスト)
- 悲しみの残りカス/Dregs of Sorrow - X体破壊し、X枚ドローする。マナ・コストは(X)(4)(黒)でソーサリー。(テンペスト)
- 要塞の暗殺者/Stronghold Assassin - (T)とクリーチャー1体の生け贄で起動できるクリーチャー。(ストロングホールド)
- 暗黒の捧げ物/Dark Offering - 3点のライフ回復効果付き。ダブルシンボル6マナのソーサリー。(ポータル・セカンドエイジ)
- 毒矢/Poison Arrow - 暗黒の捧げ物の同型再版。(ポータル三国志)
- 夜のチャイム/Chime of Night - 戦場から墓地に置かれると誘発するエンチャント(クリーチャー)。2マナ。(ウルザズ・デスティニー)
- 漸減/Attrition - (黒)とクリーチャー1体の生け贄で起動できるエンチャント。ダブルシンボルの3マナ。(ウルザズ・デスティニー)
- Stream of Acid - クリーチャーか土地1つを破壊。ダブルシンボル4マナのソーサリー。(スターター)
- 恐ろしい死/Ghastly Demise - タフネスが自分の墓地のカードの枚数以下の場合、破壊する。1マナ。(オデッセイ)
- 崩老卑の囁き/Horobi's Whisper - 沼をコントロールしている場合のみ破壊できる秘儀。墓地のカード4枚追放で連繋。ダブルシンボル3マナ。(神河謀叛)
- 喉笛切り/Throat Slitter - サボタージュ能力で誘発する。忍術(2)(黒)持ちで5マナの2/2。(神河謀叛)
- 膿の神/Pus Kami - (黒)と生け贄で起動できるクリーチャー。転生6持ち。ダブルシンボル7マナの3/3。(神河謀叛)
- ガルザの暗殺者/Garza's Assassin - 生け贄に捧げて起動出来るクリーチャー。復活持ち。トリプルシンボル3マナの2/2。(コールドスナップ)
- 闇の萎縮/Dark Withering - マッドネス(黒)付き。ダブルシンボル6マナ。(時のらせん)
- 揺り籠から墓場まで/Cradle to Grave - このターン戦場に出たクリーチャーしか対象にできない。下位互換。2マナ。(次元の混乱)
- 殺戮の契約/Slaughter Pact - 契約サイクル。(未来予知)
- スミレの棺/Violet Pall - 同族・インスタント。フェアリー・ならず者・クリーチャー・トークンを1体出す。5マナ。(モーニングタイド)
- 処刑人の薬包/Executioner's Capsule - (1)(黒),(T),生け贄で起動できるアーティファクト。マナ・コストは(黒)。(アラーラの断片)
- 忌まわしい最期/Hideous End - コントローラーに2点ライフを失わせる効果付き。ダブルシンボル3マナ。(ゼンディカー)
- 死骸孵化/Corpsehatch - エルドラージ・落とし子・クリーチャー・トークンを2体出す。ダブルシンボル5マナのソーサリー。(エルドラージ覚醒)
- 悪意の苦悶/Malicious Affliction - 陰鬱条件を達成すると自身をコピーする。ダブルシンボル2マナ。(統率者2014)
[編集] 参考
- ↑ 定番効果(Latest Developments 2015年5月29日)
- ↑ カウンター・プレイ:適正な対策を見つけ出す(Play Design 2017年9月15日)