利用者:京狐
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ドクター・フー最初のドクター。 | ドクター・フー最初のドクター。 | ||
ただし初期設定ではドクターは地球人だったため、再生の由来や経緯はすべて空白の状態で始まった。逆説的に言えば膨大な追加設定が存在する余地があるドクターでもある。 | ただし初期設定ではドクターは地球人だったため、再生の由来や経緯はすべて空白の状態で始まった。逆説的に言えば膨大な追加設定が存在する余地があるドクターでもある。 | ||
+ | また当時の古いテープを廃棄する方針により、134のエピソードのうち44話が完全に消去されたか、もしくは部分的な欠落が存在する。 | ||
初代ドクターは孫娘、スーザン・フォアマンとともに旅をしていたが、娘が通う高校の教師、イアン・チェスタトンとバーバラ・ライトがターディスを発見して入ってきたことから、成り行きで二人を連れて旅に出るところからこの物語は始まる。 | 初代ドクターは孫娘、スーザン・フォアマンとともに旅をしていたが、娘が通う高校の教師、イアン・チェスタトンとバーバラ・ライトがターディスを発見して入ってきたことから、成り行きで二人を連れて旅に出るところからこの物語は始まる。 | ||
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その後、The Tenth Planetで初登場したサイバーマンと戦い、そのさなかで負傷したドクターは老衰と共に死亡し、再生する。 | その後、The Tenth Planetで初登場したサイバーマンと戦い、そのさなかで負傷したドクターは老衰と共に死亡し、再生する。 | ||
− | + | 初代ドクターは最初は頑固で偏屈な老人として描かれているが、イアンとバーバラとの旅を経るにつれて好々爺になり、ターディスの家長のような振る舞いをするようになる。 | |
− | + | 当時はまだターディスの行き先はランダムだったため、"The Chase"でイアンとバーバラがダーレクのタイムマシンを使って現代に帰ろうとしたときは、「ダーレクのタイムマシンは危ない」という嘘をついたが、ヴィッキーにとがめられて、二人を元の時代に帰す一幕がある。 | |
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− | + | 黎明期で絶頂的な人気を博し、ウィリアム・ハートネルを一躍国民的な俳優にした。特に子供からの人気はすさまじかったものの、状態が悪化してセリフを覚えることもままならなくなり、パトリック・トラウトンを後継者に指名、役を降りる決意をする。これが[[タイムロードの再生]]の起源となった。しかし初代ドクターの再生シーンは元のテープは存在せず、数秒程度しか残っていない。これは子供向けの番組にテープを貸したところ、テープがなくなってしまったためである。今日見れる再生シーンはその子供番組用に編集された数秒程度のドクターの再生シーンのみである。 | |
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+ | 冒頭で述べたように後から膨大な追加設定が存在するドクターである。とくに'''初代ドクター'''とあるが、フラックスで明かされたタイムロードの起源により、ドクターは幼少の頃別な次元から到来し、テクテユンという女性科学者がドクターを元に作り出した種族がタイムロードであることが判明する。さらにドクター再生許容回数を遥かに超える回数の再生をしていたことが判明する。初代ドクターに至る間の中の一つの姿が逃亡ドクターであり、1040年代のフィンランドで赤子の状態で地上に落とされ記憶を消される以前に、地球に到来し、13代目ドクターと会っていた。 | ||
+ | その後何らかの経緯でタイムロードの母星、ギャリフレイで過ごし、孫娘のスーザン・フォアマンを授かる。 | ||
+ | しかしタイムロードの官僚的で閉鎖的な文化を嫌い、故障したターディスに乗って惑星から逃げることを決意する。このとき、クララ・オズワルドによって故障したターディスを選ばされていたことが判明するが、15代目ドクターによればこのターディスこそがオリジナルであるという。 | ||
+ | また死亡する直前には同じく再生を控えていた12代目ドクターと遭っており、このとき既に再生することを拒否しようとしていたが、12代目ドクターとの対話により思いとどまった。 | ||
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2024年3月28日 (木) 20:10時点における版
京狐(みやこ)といいます。ドクターフーが好きです。多分、いろんなものが世の中に出てもドクターフーの更新をしている人です。
目次 |
初代ドクター
ドクター・フー最初のドクター。 ただし初期設定ではドクターは地球人だったため、再生の由来や経緯はすべて空白の状態で始まった。逆説的に言えば膨大な追加設定が存在する余地があるドクターでもある。 また当時の古いテープを廃棄する方針により、134のエピソードのうち44話が完全に消去されたか、もしくは部分的な欠落が存在する。
初代ドクターは孫娘、スーザン・フォアマンとともに旅をしていたが、娘が通う高校の教師、イアン・チェスタトンとバーバラ・ライトがターディスを発見して入ってきたことから、成り行きで二人を連れて旅に出るところからこの物語は始まる。 その後コンパニオンは4年のシーズンで非常に細かく入れ替わる。カード化されていないコンパニオンが圧倒的に多いため、変遷を簡単に列記すると以下の通り。
- イアン、バーバラ、スーザン
- イアン、バーバラ、25世紀の孤児の少女、ヴィッキー
- 23世紀の宇宙飛行士、スティーブン・タイラー、ヴィッキー
- スティーブンタイラー、トロイア戦争時代の侍女カタリナ。ただし、2エピソードでカタリナが死亡したのち、入れ替わりで40世紀の科学者、サラ・キングダムが1エピソード限り加わる。
- スティーブン・タイラー、バーソロミューの虐殺を逃れた16世紀の少女、ドードー・チャプチェット
- スティーブン、ドードーの順が1エピソードおきに降板、現代ロンドンのカップル、ベン・ジャクソンとポーリー・ライト(ベンとポリー)をコンパニオンとする。
その後、The Tenth Planetで初登場したサイバーマンと戦い、そのさなかで負傷したドクターは老衰と共に死亡し、再生する。
初代ドクターは最初は頑固で偏屈な老人として描かれているが、イアンとバーバラとの旅を経るにつれて好々爺になり、ターディスの家長のような振る舞いをするようになる。 当時はまだターディスの行き先はランダムだったため、"The Chase"でイアンとバーバラがダーレクのタイムマシンを使って現代に帰ろうとしたときは、「ダーレクのタイムマシンは危ない」という嘘をついたが、ヴィッキーにとがめられて、二人を元の時代に帰す一幕がある。
黎明期で絶頂的な人気を博し、ウィリアム・ハートネルを一躍国民的な俳優にした。特に子供からの人気はすさまじかったものの、状態が悪化してセリフを覚えることもままならなくなり、パトリック・トラウトンを後継者に指名、役を降りる決意をする。これがタイムロードの再生の起源となった。しかし初代ドクターの再生シーンは元のテープは存在せず、数秒程度しか残っていない。これは子供向けの番組にテープを貸したところ、テープがなくなってしまったためである。今日見れる再生シーンはその子供番組用に編集された数秒程度のドクターの再生シーンのみである。
冒頭で述べたように後から膨大な追加設定が存在するドクターである。とくに初代ドクターとあるが、フラックスで明かされたタイムロードの起源により、ドクターは幼少の頃別な次元から到来し、テクテユンという女性科学者がドクターを元に作り出した種族がタイムロードであることが判明する。さらにドクター再生許容回数を遥かに超える回数の再生をしていたことが判明する。初代ドクターに至る間の中の一つの姿が逃亡ドクターであり、1040年代のフィンランドで赤子の状態で地上に落とされ記憶を消される以前に、地球に到来し、13代目ドクターと会っていた。 その後何らかの経緯でタイムロードの母星、ギャリフレイで過ごし、孫娘のスーザン・フォアマンを授かる。 しかしタイムロードの官僚的で閉鎖的な文化を嫌い、故障したターディスに乗って惑星から逃げることを決意する。このとき、クララ・オズワルドによって故障したターディスを選ばされていたことが判明するが、15代目ドクターによればこのターディスこそがオリジナルであるという。 また死亡する直前には同じく再生を控えていた12代目ドクターと遭っており、このとき既に再生することを拒否しようとしていたが、12代目ドクターとの対話により思いとどまった。
- コンパニオン
- スーザン・フォアマン
- イアン・チェスタトン
- バーバラ・ライト
- スティーブン・タイラー
- ヴィッキー
- カタリナ
- サラ・キングダム
- ドードー・チャプチェット
- ベン・ジャクソン、ポーリ・ーライト(ベンとポリー)
Rose Noble
ローズ・ノーブル
ドナ・ノーブル/Donna Nobleの娘。60周年スペシャル3話にわたって登場する。 トランスジェンダーでノンバイナリー(生物学的性と社会性が一致しないことを自覚しているが、性自認を男性女性どちらでもないものとする人のこと)。 ローズの名前はローズ・タイラー/Rose Tylerから来ているが、ドナは10代目ドクターとの旅の最後で記憶を失っているため、無意識にローズの名前を選んだことになる。
"Star Beast"で地球外生命体、ミープを拾い匿っていたが、母に見つかってしまう。 14代目ドクターと共にミープを追跡してきたラース・ウォーリーアーズからの逃亡を手伝う。しかしラース・ウォーリアーズが一切攻撃や武装をしていないことに気づいたドクターに問い詰められたミープが、その本性を現すとUNITの兵士を操り捕虜にされてしまう。さらにミープは宇宙船を起動しロンドンを破壊する意志を明確にする。 状況を打破するためにドクターはドナの記憶を戻すことを余儀なくされ、記憶を解放するが、それを受け継いでいたローズのタイムロードメタクライシスも解放され、UNIT兵士の洗脳を解除した。
"The Giggle"の終盤では、ノーブル家に家族として迎えられた14代目ドクターに、他の家族に内緒で火星に連れて行って貰った。ドクターのことは叔父として慕っている。
- 同行したドクター
- The Fourteenth Doctor
ドナ・ノーブル
10代目ドクター/The Tenth Doctorのコンパニオン。女性。職業は会社員→フリージャーナリスト→無職 新シリーズシーズン2の最終話「永遠の別れ」のラストカットに初登場。ローズと別れて感傷に浸っていたドクターが操縦ターディスに、訳の分からないまま花嫁姿のまま乗り込んできたドナが、ドクターの口癖である「What?!(何?)」「What!(何よ!)」と言い返すシーンがシーズン2のラストだった。
その続きで2006年クリスマススペシャル「消えた花嫁」に出演。 10代目ドクターと共にラクノスの陰謀を阻止し、ラストシーンで旅の同行者に誘われるが断った。その後はしばらくは就職先を探していたが、徐々にドクターの誘いを断ったことを後悔しはじめ、彼について調べるうちにアディポーズ社の事件に行き当たり、同じく潜入捜査をしていたドクターと再会。新シリーズではローズ・タイラー/Rose Tylerとマーサ・ジョーンズ/Martha Jonesに次いで3人目のコンパニオンとなる。 ローズやドナはドクターに対して恋心を抱いてたが、ドナは対等な友人関係と呼ぶのが適切である。演じていた俳優のキャサリン・テイトが当時40歳であり、年齢設定もそれに準じたものであったため、行く先で夫婦扱いされてはお互い否定する場面が何度かあった。
気性はやや激しやすくドクターと言い合いになりがちだが、基本的には互いに信頼を置いている。理不尽な状況や罵倒などには、3倍以上の勢いでまくしたてる。 ポンペイでは炎の教団に囚われて殺される寸前でも「後頭部に目を開けるわよ! さっさと放せ!」と怒鳴り散らすほど。 イラストは私掠してきたソンターランの宇宙船でドクターと携帯電話で連絡を取りながら、ソンターランの弱点であるエネルギー吸収口をハンマーで殴って倒したところ。この時の行動がペアを組んで反撃する=結魂と反響能力で表現されていると思われる。
旅の終盤でダーレクと戦い絶体絶命の窮地を脱するため、ターディスの力を用いたタイムロード・メタクライシスの力を用いてダーレクの軍隊を分解する。しかしタイムロードの知識は人類には耐えることが出来ず、このままではドナの命が危険であると判断したドクターによって記憶を消去される。このことは10代目ドクターにとって深い後悔となった。よき友人を失ったため、しばらくドクターは孤独な旅をすることになる。 ウィルフレッド・モット/Wilfred Mottは祖父にあたり、ドナのよき理解者である。
60周年スペシャルに再登場。ドクターと別れたのち娘を出産、登場時点で19歳の娘ローズがいる。
- 同行したドクター
- 10代目ドクター/The Tenth Doctor
リヴァー・ソング
リヴァー・ソング、本名メロディー・ポンドは、11代目ドクターのコンパニオン、エイミー・ポンドとローリー・ウィリアムズの娘で、ドクターの妻である。 エイミー・ポンドがターディス内で懐妊してコヴァリン修道会に胎児の状態で拉致され、サイレンスに育てられる。この時の影響でタイムロードのDNAが彼女に入った。 さらにドクターを暗殺するためにコヴァリン修道会とサイレンスによってさまざまな時空を行き来したため、エイミーより実年齢が上になる。
また、初登場は11代目ドクターより前の10代目ドクターのストーリー、「静寂の図書館」(次元カード)であり、リヴァーはここで死亡する。 つまり、リヴァーソングの物語は逆行しており、彼女の主観時間と視聴者の主観時間の時系列順は大きく異なる。 ドクターにとっては基本的にすべて未来の出来事で、彼女の日記にはこれから起こることが書かれてるため、未来について聞かれると「ネタバレよ」と返す。
ジェイミー・マククリンモン
ジェームズ・マククリンモンは18世紀初頭、スコットランドのマクレオド族の笛吹きの一族で、ジャコバイト(反イングランド王国軍)の戦士。スコットランドの伝統的な笛吹きの衣装を着ているため、スカートを履いているが男性である。明確な年齢表記はないが、おそらく20代前半と思われる。 表記ゆれが存在し、マクリモン(Macrimmon)、マククリモンド(McCrimmond)という表記が存在する。 フレイバーテキストになっている彼の雄たけび、「Creag an tuire!」はスコットランドのゲール語で、スコットランドの氏族の象徴的な合流地、「イノシシの岩(the "Boar's Rock")」を意味する。
ドクターとの出会いのエピソード"Highlanders"はすべての映像が消去され、音声のみが残っている状態であるため、コンパニオンになった詳細な経緯は不明である。当時の視聴者の記憶や資料から再現されたあらすじによれば、カロデンの戦いはスコットランドの反乱軍ジャコバイトに対して王国側が大規模な虐殺を行ったことで知られ、ジェイミーと仲間たちはその中で捕虜となり奴隷として売り飛ばされそうになったところを、同じく捕虜になっていたドクターたちの機転で助けられた。物語最後にポリーからジェイミーをコンパニオンに誘われたという。
18世紀の青年だけあり未知の技術や生物に遭遇しても機敏に適応する反面、ヴィクトリア・ウォーターフィールドがヴィクトリア朝の末裔であることを知ると、彼女に対して敬愛を示し、彼女を助けることを最優先事項とするようになる。そのため、彼女と別れることになったときにはかなりショックを受けて落ち込み、ドクターに対して怒りだすほどだった。一方で直情的で単純な部分は、後から入ったコンパニオンのゾーイ・ヘリオッドから(よくわからない未来の理論で)言い負かされることが度々起きた。
知能派のドクターと戦士という組み合わせはドクター・フーによくマッチし後のシリーズにも、3代目ドクター/The Third Doctorとジョー・グラント/Jo Grant、4代目ドクター/The Fourth Doctorとリーラ、7代目ドクター/The Seventh Doctorとエースといった組み合わせで見られるようになる。
※ちなみにwikipedia日本語版の「女王と狼男」の項目では笛吹(piper)を誤訳して長らく彼を「配管工」と訳したまま放置していたが、これは誤りである。
アンドロザーニの洞窟
"The Caves of Androzani" ペリとドクターはシリウス系の双子惑星、アンドロザーニを訪れた5代目ドクターとコンパニオン、ペリ・ブラウンは惑星の主要な産業であるスペクトロックスを生産する鉱山、スペクトロックス坑(次元カード)を訪れる。スペクトロックスでは砂漠が広がるアンドロザーの住人たちが、みな使用しているというコウモリが産出する延命薬である。
それ掘削する複合企業モーガスと、それを阻む軍隊とで争いが起きていた。その争いに巻き込まれる形で
アンドロザーニの鉱山で重篤な風土病にかかる
7代目ドクター
6代目ドクターがラニによって襲撃され死亡し、再生した姿。
従来の子供向け番組の路線としてわかりやすさを求め、クエスチョンマークのステッキにシルクハットを被った人懐こそうな笑顔が似合うドクターとなった。スプーンをリズムよくたたいたり、手品やイリュージョンなどをコミュニケーションツールとして使い、好奇心旺盛かつ知識人という従来のドクターの路線に戻った。結果的にこの路線は功を奏し、5年振りに視聴率は安定期に戻った。
しかし安定期に入ったためか、演者が前から望んだ表裏一体の人物像の影の部分が出るようになり、服装もグレーやベージュを基調とした暗いものになっていく。
この時期のコンパニオンだったエースも後に「ドクターはとても腹黒い男だった」と語るほどで、この二面性から「悲しき道化師」とも言われた。
6代目ドクターから引き続き、メル・ブッシュと旅をする。"Dragonfire"でメルはターディスを降り、冒険家のサバロム・グリッツと共に旅に出る。入れ替わりで惑星スヴァルトスでウェイトレスとして働く少女、エースをコンパニオンとする。
しかしこのころからエースの出自について知っていながらも黙っていたり、モンスターやエイリアンが問題を起こすと自死する様に密かに誘導するなど、徐々に影の部分をのぞかせていく。特にダーレク族に対して初めて直接行動に出たドクターで、ダーレクの本拠地、惑星スカロを爆破し、跡形も残さず粉砕した。
7代目ドクターは6代目ドクターのシリーズがBBC上層部によって打ち切られ、最後のチャンスとして与えられたシーズンである。 上述した通りある程度視聴者数は安定したため、ドクターのダークな部分を出した結果、視聴率が右肩下がりに下がっていってしまい、クラシックシリーズは打ち切りが決定する。 ドクターフーのラストシーンは、7代目ドクターとエースの後ろ姿にドクターのナレーションをかぶせたもの。マジックでは探検/Exploreのイラストのシーンである。 原文が長いためフレイバーテキストは省略されている。
"There are worlds out there where the sky is burning, the sea's asleep, and the rivers dream. People made of smoke, and cities made of song. Somewhere there's danger, somewhere there’s injustice, and somewhere else the tea's getting cold. Come on, Ace – we've got work to do!" (意訳)「空は燃え、海は眠り、川は夢を見る世界がある。人々は煙でできており、街は歌でできている。どこかに危険が潜み、不正が蔓延り、どこかで紅茶が冷めている。さあエース!私たちにはやるべきことがある!」
※8代目ドクターに再生したときは既にエースと別れた後であるが、どのように分かれたたのかは不明である。(エースは後にドクタ―と何かのFalloutがあったと語っている)
6代目ドクター
5代目ドクターがアンドロザーニの洞窟で、コンパニオンのペリ・ブラウンを助けるために死亡し、再生した姿。 この"アンドロザーニの洞窟"のストーリーは史上最高のドクターフーのストーリーとして読者投票で一位を獲得したが、6代目ドクターの最初のストーリー、"The Twin Dillenma"は同じ投票で最下位を獲得し、史上最低のストーリーと批判されるほど評価の低い、波乱の幕開けから始まったドクターである。(ドクター・フーマガジンの400号記念企画)
再生直後のドクターは錯乱からペリの首を絞めようとするというショッキングな行動に出る。正気に戻ったドクターは、このままでは自分がもっと多くに人数を傷つけてしまうと思い、なぜか傷つけたペリともども人けのない惑星で隠棲しようとする。さらにペリも何故かターディスを降りるという選択肢を取らないという、すべてが支離滅裂なストーリーから開始する。[1] その後のペリとドクターの関係は基本的に険悪で、「言葉のスパーリング」とまで比喩されるようなやり取りが多くあるが、ペリも一応は命の恩人であるので完全に突き放したりはしなかった。しかし、この暴力的で傲慢なドクターと仲の悪いコンパニオンというコンセプトは視聴者に受け入れられず、視聴者数は下降線を辿る。もともと5代目ドクターの末期には人件費削減のためコンパニオンを一人に減らすなど、予算削減が進んでいた。コストをかけずに新しいことをしようとした結果、珍妙なカラーリングの服装とメンヘラチックな性格のドクターが完成してしまったのである。
結果的に視聴者数は打ち切り寸前まで落ち込んだため、BBC上層部は18か月間の中断期間とプロデューサーの入れ替えという大鉈をふるい、シリーズを強制的にシーズン23に移行する。「タイムロードの試練」という新シリーズの間で、ペリはイルカノス王に助けられて恋に落ち結婚、ドクターと別れていた。さらにドクターは新しいコンパニオン、メル・ブッシュ(本名、メラニー・ブッシュ/Melanie Bush) と旅に出ていたことが発覚する。ただしメルとはどのような経緯でコンパニオンになったのかは描かれていない。しかし人気は復帰せず、むしろ視聴者数は中断前を下回る。上層部はコリン・ベイカーを降板させて新しいドクターにすることを決定する。そのためシーズン24の一話唐突にラニ/The Raniにターディスを追撃されて7代目ドクター/The Seventh Doctorに再生するシーンから始まる。
演じていたコリン・ベイカーは思うところもあったのか、精力的にオーディオドラマに出演した。 珍妙なカラーリングの服装は青を基調とした落ち着いたカラーリングのものに修正され、強引な性格も新しいコンパニオンとの出会いを経て精神的な成長を遂げ、ほぼ別人のようなキャラクターになった。思慮深く思いやりに満ちたキャラクターは好感度が高く、コリン・ベイカーは最も人気のあるオーディオ・ドラマ俳優に選出された。
このオーディオドラマと短編小説の中で、ペリとの仲は完全に修復される。ペリはイルカノス王の結婚後、女王となるが夫に先立たれた後、原因不明の失踪をし、王家最大の謎と嘯かれていた。このストーリーラインは史実に反映されたらしく、DVDのトレイラーで 映像化される。そこでは晩年のペリがソルス・アルファ星に帰還し、イルカノス王墓に祈りを捧げていた――そしてーディスから6代目ドクターの声が響く……
- コンパニオン
- ペリ・ブラウン/Peri Brown
- メル・ブッシュ/Mel Bush
脚注
- ↑ のちに新シリーズの脚本家はこのストーリーを引用して、ドクターフーの「終わりの始まり」と評した。また当時は一つのエピソードが4話前後の構成で放送されていたたため、この脚本が1か月続いた。
4代目ドクター
3代目ドクターが「雲の惑星」で致死量の放射線を浴びて再生した姿。 初めてドクターの再生を見たサラ・ジェーンは涙を流し、「泣くな…サラ・ジェーン……」と言い遺した余韻もつかの間、突如チベットの僧侶風のタイムロード、チョー・ジェ(cho-je)がテレポートしてきて、(再生についてあれこれ説明してくれた)。(元はカンポというタイムロードが前の話で再生したもの。後に4代目の再生にかかわるウォッチャーのような存在)
旧シリーズを代表するドクターであり、また1970年代のイギリスを代表する最も有名なSFドラマの主人公である。 その人気は1974年のシリーズで平均視聴者数1000万人を記録したが(この時のイギリスの人口が5600万人前後で、視聴率換算すると常に17%以上)、この3年後にSFの金字塔といわれるスターウォーズが、翌年には未知との遭遇が公開。SFブームの到来で粗造濫造のSF作品が生まれた結果、ドクター・フーは時代遅れとなってゆき、ここをピークに視聴者数は右肩下がりになっていく。ドクターフーの絶頂と凋落の影の兆しを知るドクターでもある。 ちなみに出演期間は7年で、新リーズを通してもこの年数を上回るドクターは存在しない。 アメリカでも人気のドクターで、シリーズ化に結実しなかったものの、8代目ドクターのテレビ映画を作るきっかけとなる。
3代目ドクターの時代に行われていたアクションは、親世代から子供番組にしては暴力的すぎるとの苦情があったため、徹底的にそうした描写を排除する方針を採った。4代目以降のドクターは基本的に知的だが戦う力はなく、アクションを行うのはコンパニオンの役割となっていく。 4代目ドクターは何をするにしても奇想天外、しかし平和主義かつ正義漢な部分は変わらず持っており、それを侵害するものには容赦ない敵意を表すこともある。
ストーリーでは「かつての伝説的な怪物が実はエイリアン」というような、ゴシックホラーとSFを融合させる試みがなされ、これは後のシリーズに継承されていく。
ちなみに人気下降の原因としては脚本家が降板したことも原因である。渾身の集大成になるはずだった「シャダ」というストーリーは、まさに撮影中にBBCのストライキで中断の憂き目を見てしまい、そのままお蔵入りとなる。死の都をピークとし燃え尽き症候群になっていた脚本家はこれを不服とし、降板したのである。
7年のシリーズだけあってそのコンパニオンの変遷も激しい。シーズンごとの変遷を簡潔に表すと以下の通り。
- サラ・ジェーン・スミスとUNITの外科大尉、ハリー・サリバン
- リーラとK-9
- ロマーナとK-9
- (密航してきた)アドリック、ニッサ、ティーガン
最終的にLogopoliceのマスターとの闘いにおいて、アンテナから落下して死亡する。ウォッチャーと呼ばれるドクターを見守る存在から再生エネルギーを受けて5代目ドクターに再生した。