エルキンの壷/Elkin Bottle
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(→関連カード) |
|||
(5人の利用者による、間の9版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Elkin Bottle}} | {{#card:Elkin Bottle}} | ||
− | + | のちに'''[[衝動的ドロー]]'''と名付けられることになる、擬似的な[[引く|ドロー]][[効果]]を生む[[アーティファクト]]。実際には[[カード]]を[[引く]]わけではないが、一時的に[[ライブラリーの一番上]]のカードを[[プレイ]]できるようになる。 | |
次の[[アップキープ]]開始時までという制限がついているため、[[手札]]を使うタイミングを選びがちな[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]には向かない。逆に引いたカードをがんがん使っていく[[デッキ]]ならあまりデメリットにならず、むしろ[[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]よりも全体の[[コスト]]がひと回り小さい分使いやすい。実際、当時の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]型デッキではしばしば投入されていた。 | 次の[[アップキープ]]開始時までという制限がついているため、[[手札]]を使うタイミングを選びがちな[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]には向かない。逆に引いたカードをがんがん使っていく[[デッキ]]ならあまりデメリットにならず、むしろ[[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]よりも全体の[[コスト]]がひと回り小さい分使いやすい。実際、当時の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]型デッキではしばしば投入されていた。 | ||
− | *[[第5版]][[再録]]時[[ルール文章]]が変更され、[[追放]]してプレイされなかったカードは[[ | + | *[[第5版]][[再録]]時[[ルール文章]]が変更され、[[追放]]してプレイされなかったカードは[[墓地]]に置かれる(当時の[[オラクル]]では「[[埋葬]]する」)ようになっていた。その後[[2008年]]7月に[[エラッタ]]が出され、[[アイスエイジ]]初出時の処理に合わせ、そのカードは追放されたままになるようになっている。 |
− | * | + | *カード名は[[Wikipedia:ja:クラインの壺|Klein Bottle(クラインの壷)]]の[[アナグラム]]であり、{{Gatherer|id=2403}}もそれが描かれている。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
− | + | 同様の効果を扱うカードは[[衝動的ドロー#主なカード]]を参照。 | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | だいぶ性格は違うが、[[未来予知/Future Sight]]もこれの子孫といってよさそうである。[[ライブラリーの一番上]]のカードを常に使える、かなりパワーアップのバリエーション。 | + | *後年には、同じ[[マナ・コスト]]と[[起動コスト]]で実際にカードを引く[[秘儀大全/Arcane Encyclopedia]]が登場。厳密には[[上位互換]]/[[下位互換]]の関係でこそないが、完全に立場がなくなってしまった。 |
+ | *だいぶ性格は違うが、[[未来予知/Future Sight]]もこれの子孫といってよさそうである。[[ライブラリーの一番上]]のカードを常に使える、かなりパワーアップのバリエーション。 | ||
==参考== | ==参考== |
2023年12月5日 (火) 22:51時点における最新版
Elkin Bottle / エルキンの壷 (3)
アーティファクト
アーティファクト
(3),(T):あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。あなたの次のアップキープの開始時まで、あなたはこのカードをプレイしてもよい。
のちに衝動的ドローと名付けられることになる、擬似的なドロー効果を生むアーティファクト。実際にはカードを引くわけではないが、一時的にライブラリーの一番上のカードをプレイできるようになる。
次のアップキープ開始時までという制限がついているため、手札を使うタイミングを選びがちなコントロールデッキには向かない。逆に引いたカードをがんがん使っていくデッキならあまりデメリットにならず、むしろジェイムデー秘本/Jayemdae Tomeよりも全体のコストがひと回り小さい分使いやすい。実際、当時のビートダウン型デッキではしばしば投入されていた。
- 第5版再録時ルール文章が変更され、追放してプレイされなかったカードは墓地に置かれる(当時のオラクルでは「埋葬する」)ようになっていた。その後2008年7月にエラッタが出され、アイスエイジ初出時の処理に合わせ、そのカードは追放されたままになるようになっている。
- カード名はKlein Bottle(クラインの壷)のアナグラムであり、イラストもそれが描かれている。
[編集] 関連カード
同様の効果を扱うカードは衝動的ドロー#主なカードを参照。
- 後年には、同じマナ・コストと起動コストで実際にカードを引く秘儀大全/Arcane Encyclopediaが登場。厳密には上位互換/下位互換の関係でこそないが、完全に立場がなくなってしまった。
- だいぶ性格は違うが、未来予知/Future Sightもこれの子孫といってよさそうである。ライブラリーの一番上のカードを常に使える、かなりパワーアップのバリエーション。