トーテンタンズの歌/Song of Totentanz
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− | + | もちろん他のクリーチャーにも速攻は付与される。十分なクリーチャーを[[展開]]できる場合は、[[マナ]]をそちらに割いて速攻付与を目的に使うのも手である。 | |
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+ | X[[呪文]]の例に漏れず費用対効果を突き詰めると隙が大きくなりやすいので、唱えたターンに[[ゲーム]]を決められるような[[コンボ]]を狙うのが理想となる。登場時の[[スタンダード]]であれば、[[ネズミの王、カルモニクス/Karumonix, the Rat King]]による奇襲的な[[毒カウンター|毒殺]]が挙げられる。[[悪魔的な客室係/Devilish Valet]]との相性も良好で、X=4ならちょうど合計[[パワー]]が20になり[[1ショットキル]]が視野に入る。 | ||
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+ | [[リミテッド]]では膠着した盤面なら最後の一押しにはなるが、[[衝撃の震え/Impact Tremors]]や[[略奪の爆撃/Raid Bombardment]]でダメージを引き上げたいところ。[[分かち合う憎しみ/Shared Animosity]]と併用できたなら[[1ショットキル]]が狙える。 | ||
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+ | *[[荒野の確保/Secure the Wastes]]は[[インスタント]]ゆえ、[[対戦相手]]のターン中に[[唱える]]ことで擬似的な速攻を得たうえで同等の効率で攻撃できる。しかもブロック制限はない。[[パイオニア]]以下の[[フォーマット]]でトーテンタンズの歌を活かすならば、[[色]]や[[クリーチャー・タイプ]]の違い、および全体速攻付与で差別化していくことが重要になる。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037172/ 『エルドレインの森』のトークン]([[Daily MTG]] [[2023年]]8月24日) | *[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037172/ 『エルドレインの森』のトークン]([[Daily MTG]] [[2023年]]8月24日) | ||
+ | *[[マナ・コストにXを含むカード一覧]]([[機能別カードリスト]]) | ||
+ | *[[大群の笛吹き、トーテンタンズ/Totentanz, Swarm Piper#ストーリー|トーテンタンズ/Totentanz]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:エルドレインの森]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:エルドレインの森]] - [[レア]] |
2023年9月20日 (水) 14:04時点における最新版
Song of Totentanz / トーテンタンズの歌 (X)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
「このクリーチャーではブロックできない。」を持つ黒の1/1のネズミ(Rat)・クリーチャー・トークンX体を生成する。ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは速攻を得る。
ブロック制限を持つ黒のネズミ・クリーチャー・トークンを生成するX呪文。速さの炸裂/Burst of Speedにトークン生成の選択肢がついた上位互換。
自身の生成したネズミ・トークンにも速攻がつくので、そのターン中のプレイヤーへのダメージのみを考えるなら一般的なX火力と同効率になる。通常のX火力と異なり、ブロッカーや除去などで防がれるという欠点がある一方で、全体強化でダメージを増加できる、クリーチャーとして残るので仕留めきれずとも次ターン以降もプレッシャーをかけられる利点がある。
もちろん他のクリーチャーにも速攻は付与される。十分なクリーチャーを展開できる場合は、マナをそちらに割いて速攻付与を目的に使うのも手である。
X呪文の例に漏れず費用対効果を突き詰めると隙が大きくなりやすいので、唱えたターンにゲームを決められるようなコンボを狙うのが理想となる。登場時のスタンダードであれば、ネズミの王、カルモニクス/Karumonix, the Rat Kingによる奇襲的な毒殺が挙げられる。悪魔的な客室係/Devilish Valetとの相性も良好で、X=4ならちょうど合計パワーが20になり1ショットキルが視野に入る。
リミテッドでは膠着した盤面なら最後の一押しにはなるが、衝撃の震え/Impact Tremorsや略奪の爆撃/Raid Bombardmentでダメージを引き上げたいところ。分かち合う憎しみ/Shared Animosityと併用できたなら1ショットキルが狙える。
- 荒野の確保/Secure the Wastesはインスタントゆえ、対戦相手のターン中に唱えることで擬似的な速攻を得たうえで同等の効率で攻撃できる。しかもブロック制限はない。パイオニア以下のフォーマットでトーテンタンズの歌を活かすならば、色やクリーチャー・タイプの違い、および全体速攻付与で差別化していくことが重要になる。