ウギンの目/Eye of Ugin
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+ | [[リミテッド]]では収録された[[エキスパンション]]によってかなり事情が異なる。[[ワールドウェイク]]の際は基本的にリミテッドはエルドラージが登場する[[エルドラージ覚醒]]は使わず、[[ゼンディカー]]とワールドウェイクの組み合わせでしか行われないため、単に[[アーティファクト・クリーチャー]]をサーチするためのカードでしかなく、マナを出さない上に[[起動コスト]]も重いため、とても採用できるようなカードではなかった。[[モダンマスターズ2015]]では無色のエルドラージの一部が同時に収録されておりそれらのサポートになるもののその数は少なく、やはり採用するにはかなりのリスクを伴う。しかし、[[ゲートウォッチの誓い]]の[[Zendikar Expeditions]]から登場した場合は欠色持ちも含めて多くの無色のエルドラージが存在するので、デッキによってはかなり強力なカードになり得る。 | ||
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+ | *エルドラージ覚醒が出るまで、エルドラージの[[クリーチャー・タイプ]]が印刷されている[[カード]]は存在しなかった(ただし、[[多相]]持ちなどはエルドラージとなっている)。登場時点では、多相呪文(あるいは[[奸謀/Conspiracy]]でエルドラージにしたクリーチャー呪文)を[[マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice]]で[[無色]]化することでのみ、そのコストを減らすことができた。 | ||
+ | *初めて登場した[[神話レア]]の[[土地]]である。 | ||
+ | *ワールドウェイク初出時は神話レアだったが、モダンマスターズ2015[[再録]]時に[[レア]]に変更された。 | ||
+ | *このカード自体はマナを出さないが、実質的な働きから[[2マナランド]]の一種として扱われることがある。 | ||
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+ | [[2016年]]4月8日([[Magic Online]]では2016年4月13日)よりモダンで[[禁止カード]]に指定された。上記のアグロ型エルドラージ・デッキが支配的になりすぎたことで、[[環境]]の健全性を損なうと判断されたためである([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/banned-and-restricted-announcement-2016-04-04 参考]/[http://mtg-jp.com/publicity/0016665/# 翻訳])。 | ||
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+ | ==開発秘話== | ||
+ | 元々、ウギンの目は[[タップ]]で[[無色マナ]]を1つ生み、[[滅殺]]1を持つ7/7のエルドラージに[[クリーチャー化]]できるという、[[ワールドウェイク]]で多数登場した[[ミシュラランド]]の中で最も大きな[[サイズ]]に位置づけられた土地であった。エルドラージ覚醒の[[コモン]]で同ステータスのエルドラージを出すという話(実際には[[エムラクールの手/Hand of Emrakul]]が登場している)があり、「『目』を通り抜けた最初のクリーチャーは、エルドラージの小さな斥候だった」というアイデアである。 | ||
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+ | しかし、クリエイティブ・ディレクターの[[Brady Dommermuth]]は、ウギンの目自身がクリーチャー化することを快く思わなかった。7/7エルドラージ・クリーチャー・[[トークン]]を生み出すことも検討していたが、Bradyはこれも快く思わなかった。また、これには無色用の新しいフレームや新キーワード能力を1セット早く出す必要があるという問題もあった。(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/85a Commonly Large]参照) | ||
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+ | *上記のアイデアは、のちに登場した[[次元]]カード・[[アガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem (次元カード)|アガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem]]に反映されている。 | ||
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+ | ==ストーリー== | ||
+ | 詳細は[[ウギン/Ugin#ウギンの目]]を参照。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[マナを出さない土地カード]] | ||
+ | *[[非マナ能力を持つ土地]] | ||
+ | *[[コスト減少カード]] | ||
*[[カード個別評価:ワールドウェイク]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:ワールドウェイク]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[レア]] | ||
+ | *[[Zendikar Expeditions]] |
2023年9月17日 (日) 14:27時点における最新版
伝説の土地
あなたが唱える無色のエルドラージ(Eldrazi)呪文は、それを唱えるためのコストが(2)少なくなる。
(7),(T):あなたのライブラリーから無色のクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
回顧エキスパンションのコールドスナップ以来の登場となる、マナを出さない土地カードでマナの生産にも一切関わりのないカード。代わりに、無色のエルドラージ呪文を唱えるためのコストを減らす能力を持つ。また、ライブラリーから無色のクリーチャー・カードをサーチできる。
サーチ能力とコスト減少能力が噛み合っており、カード・アドバンテージを獲得しながらエルドラージを素早く展開できる。デッキ内の重いエルドラージの比率を減らす代わりにこれを採用することで、事故の確率を下げつつフィニッシャーにアクセスできる。ただし伝説の土地であり手札に複数あると腐るため、投入枚数はよく考える必要がある。
スタンダードやブロック構築のエルドラージ・ランプではサーチ用に1枚挿しされた。
モダンの12postやウルザトロンでも各種エルドラージやワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engineのサーチ用に1枚挿しされた。戦乱のゼンディカー・ブロック以降は欠色持ちも含めて軽い無色のエルドラージが大量に登場したため、アグロ型のエルドラージ・デッキでエルドラージの寺院/Eldrazi Templeと共に4枚ずつ採用され、デッキの中核として活躍した。
リミテッドでは収録されたエキスパンションによってかなり事情が異なる。ワールドウェイクの際は基本的にリミテッドはエルドラージが登場するエルドラージ覚醒は使わず、ゼンディカーとワールドウェイクの組み合わせでしか行われないため、単にアーティファクト・クリーチャーをサーチするためのカードでしかなく、マナを出さない上に起動コストも重いため、とても採用できるようなカードではなかった。モダンマスターズ2015では無色のエルドラージの一部が同時に収録されておりそれらのサポートになるもののその数は少なく、やはり採用するにはかなりのリスクを伴う。しかし、ゲートウォッチの誓いのZendikar Expeditionsから登場した場合は欠色持ちも含めて多くの無色のエルドラージが存在するので、デッキによってはかなり強力なカードになり得る。
- エルドラージ覚醒が出るまで、エルドラージのクリーチャー・タイプが印刷されているカードは存在しなかった(ただし、多相持ちなどはエルドラージとなっている)。登場時点では、多相呪文(あるいは奸謀/Conspiracyでエルドラージにしたクリーチャー呪文)をマイコシンスの格子/Mycosynth Latticeで無色化することでのみ、そのコストを減らすことができた。
- 初めて登場した神話レアの土地である。
- ワールドウェイク初出時は神話レアだったが、モダンマスターズ2015再録時にレアに変更された。
- このカード自体はマナを出さないが、実質的な働きから2マナランドの一種として扱われることがある。
2016年4月8日(Magic Onlineでは2016年4月13日)よりモダンで禁止カードに指定された。上記のアグロ型エルドラージ・デッキが支配的になりすぎたことで、環境の健全性を損なうと判断されたためである(参考/翻訳)。
[編集] 開発秘話
元々、ウギンの目はタップで無色マナを1つ生み、滅殺1を持つ7/7のエルドラージにクリーチャー化できるという、ワールドウェイクで多数登場したミシュラランドの中で最も大きなサイズに位置づけられた土地であった。エルドラージ覚醒のコモンで同ステータスのエルドラージを出すという話(実際にはエムラクールの手/Hand of Emrakulが登場している)があり、「『目』を通り抜けた最初のクリーチャーは、エルドラージの小さな斥候だった」というアイデアである。
しかし、クリエイティブ・ディレクターのBrady Dommermuthは、ウギンの目自身がクリーチャー化することを快く思わなかった。7/7エルドラージ・クリーチャー・トークンを生み出すことも検討していたが、Bradyはこれも快く思わなかった。また、これには無色用の新しいフレームや新キーワード能力を1セット早く出す必要があるという問題もあった。(→Commonly Large参照)
- 上記のアイデアは、のちに登場した次元カード・アガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeemに反映されている。
[編集] ストーリー
詳細はウギン/Ugin#ウギンの目を参照。