運ゲー

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'''運ゲー'''(''Luck-Based'')とは、運の要素が大きいゲームのこと。[[トレーディングカードゲーム]]の宿命であり、ネガティブな意味で使われることが多い。
 
'''運ゲー'''(''Luck-Based'')とは、運の要素が大きいゲームのこと。[[トレーディングカードゲーム]]の宿命であり、ネガティブな意味で使われることが多い。
  
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のように[[カード]]の役割分担が明確だと、必要なときに必要なカードを[[引く|引け]]ない不利を、戦術や駆け引きで覆すのはなかなか難しい。[[鬼回り]][[土地事故]]の言葉が示すとおり、たびたび一方的なゲームになるが、絶対不利な状況をたった1回の[[トップデッキ]]で逆転できることもある。それがマジックの楽しさでもあり、運ゲーと揶揄される所以でもある。
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[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のように[[カード]]の役割分担が明確だと、必要なときに必要なカードを引けない不利を、戦術や駆け引きで覆すのはなかなか難しい。たった1枚の[[色対策カード]]や[[墓地対策カード]]を処理できない、[[鬼回り]][[土地事故]]など、たびたび一方的なゲームになる。しかし、絶対不利な状況をたった1回の[[トップデッキ]]で逆転できることもある。それがマジックの楽しさでもあり、運ゲーと揶揄される所以でもある。
  
また大会などにおいては[[マッチ]]運というものもある。これもまた[[メタゲーム]]という言葉があるように、[[環境]]を読むことである程度以上の有利を得ることができるが、いくら環境を読み切っても絶対不利な[[デッキ]]に当たってしまう可能性はゼロにはできないため、運の要素が大きく関わる側面は否めない。
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また大会などにおいては、どの[[対戦相手]]と当たるかによる[[マッチ]]運というものもある。これもまた[[メタゲーム]]という言葉があるように、[[環境]]を読むことである程度以上の有利を得ることができるが、いくら環境を読み切っても絶対不利な[[デッキ]]に当たってしまう可能性はゼロにはできないため、運の要素が大きく関わる側面は否めない。
  
とはいえ、1回のドロー・1回のゲームだけを見れば運に左右されることも、数多くのゲームを行えば確率として顕れるため、理論や計算を踏まえたデッキ[[構築]]や[[プレイング]](すなわちプレイヤーの腕)が勝率を大きく左右することは明らかである。特にマッチ数の多い大規模な[[トーナメント]]ともなれば、運だけで勝ち抜くことなどほぼ不可能と言える。もちろん、そのうえでなお運によって勝敗が分かれることもままあるのではあるが。
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もっとも、1・2回のゲームであれば、運だけで勝つこともできるが、何十回ものゲームに安定して勝つには、デッキ[[構築]]や[[プレイング]]([[プレイヤー]]の腕)が必要である。特にマッチ数の多い大規模な[[トーナメント]]ともなれば、運だけで勝ち抜くことなどほぼ不可能と言える。もちろん、そうやって勝ち抜いた上での決勝戦でさえ、運によって勝敗が分かれることもある。
  
 
*極端な意味で、100%運だけで勝利が決まってしまうような勝負を指すことも(例:[[MoMa]]の[[ミラーマッチ]]など)。
 
*極端な意味で、100%運だけで勝利が決まってしまうような勝負を指すことも(例:[[MoMa]]の[[ミラーマッチ]]など)。
*[[モミール・ベーシック]]のような、運ゲーであることを前面に押し出した[[フォーマット]]もある。とはいえもちろん、基本的な戦術理論はしっかりと存在しているし、またプレイングによって左右される要素も大きい。
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*[[コイン投げ]]など、まさに文字通りの[[無作為に|無作為な]]選択手段も存在する。[[クラークの親指/Krark's Thumb|それをコントロールする手段]]もあるのだが。
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*[[モミール・ベーシック]]のような、運ゲーであることを前面に押し出した[[フォーマット]]もある。とはいえ、基本的な戦術理論は存在している(当該項目を参照)。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]
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*[[金ゲー]]
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*[[ゲーム#俗語]]

2023年8月5日 (土) 14:20時点における最新版

運ゲー(Luck-Based)とは、運の要素が大きいゲームのこと。トレーディングカードゲームの宿命であり、ネガティブな意味で使われることが多い。

マジックのようにカードの役割分担が明確だと、必要なときに必要なカードを引けない不利を、戦術や駆け引きで覆すのはなかなか難しい。たった1枚の色対策カード墓地対策カードを処理できない、鬼回り土地事故など、たびたび一方的なゲームになる。しかし、絶対不利な状況をたった1回のトップデッキで逆転できることもある。それがマジックの楽しさでもあり、運ゲーと揶揄される所以でもある。

また大会などにおいては、どの対戦相手と当たるかによるマッチ運というものもある。これもまたメタゲームという言葉があるように、環境を読むことである程度以上の有利を得ることができるが、いくら環境を読み切っても絶対不利なデッキに当たってしまう可能性はゼロにはできないため、運の要素が大きく関わる側面は否めない。

もっとも、1・2回のゲームであれば、運だけで勝つこともできるが、何十回ものゲームに安定して勝つには、デッキ構築プレイングプレイヤーの腕)が必要である。特にマッチ数の多い大規模なトーナメントともなれば、運だけで勝ち抜くことなどほぼ不可能と言える。もちろん、そうやって勝ち抜いた上での決勝戦でさえ、運によって勝敗が分かれることもある。

[編集] 参考

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