時の支配者、テフェリー/Teferi, Master of Time
提供:MTG Wiki
(3人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
13行: | 13行: | ||
;-3能力 | ;-3能力 | ||
− | :[[自分]]の[[ | + | :[[自分]]の[[コントロール]]していない[[クリーチャー]]限定の[[フェイズ・アウト]]。 |
:フェイズ・アウトしている[[パーマネント]]はその[[コントローラー]]の[[ターン]]の[[アンタップ・ステップ]]に[[フェイズ・イン]]することを考えると、自然と相手ターンに起動することが多くなる。忠誠度消費は軽くないが、相手ターンと自ターンで連続して起動し、[[ブロッカー]]2体を排除する攻撃的な利用も可能。 | :フェイズ・アウトしている[[パーマネント]]はその[[コントローラー]]の[[ターン]]の[[アンタップ・ステップ]]に[[フェイズ・イン]]することを考えると、自然と相手ターンに起動することが多くなる。忠誠度消費は軽くないが、相手ターンと自ターンで連続して起動し、[[ブロッカー]]2体を排除する攻撃的な利用も可能。 | ||
:三つの忠誠度能力の内、インスタント・タイミングで起動できる恩恵が一番大きい。味方のクリーチャーを守ることには使えないが、対戦相手が[[オーラ]]や[[変容]]で強化しようとしたクリーチャーをフェイズ・アウトして妨害する等、多彩な使い途を持つ。フェイズ・インでは[[ETB]]能力が誘発しないため、[[187クリーチャー]]にも遠慮なく使用できる。 | :三つの忠誠度能力の内、インスタント・タイミングで起動できる恩恵が一番大きい。味方のクリーチャーを守ることには使えないが、対戦相手が[[オーラ]]や[[変容]]で強化しようとしたクリーチャーをフェイズ・アウトして妨害する等、多彩な使い途を持つ。フェイズ・インでは[[ETB]]能力が誘発しないため、[[187クリーチャー]]にも遠慮なく使用できる。 | ||
20行: | 20行: | ||
:[[時間の伸長/Time Stretch]]。 | :[[時間の伸長/Time Stretch]]。 | ||
:10マナ相当の莫大な効果を初期投資4マナで得られるのは良いが、最短でも出してから各プレイヤー合わせて7ターンかかる。追加ターンの価値は盤面によって大きく変わるため、-3忠誠度能力との使い分けが肝要となる。 | :10マナ相当の莫大な効果を初期投資4マナで得られるのは良いが、最短でも出してから各プレイヤー合わせて7ターンかかる。追加ターンの価値は盤面によって大きく変わるため、-3忠誠度能力との使い分けが肝要となる。 | ||
− | : | + | :普通のプレインズウォーカーに置き換えると4ターンかかる計算なので、奥義としてはそこまで遅いわけではないが、増殖の恩恵が相対的に小さいため他のカードでのサポートは難しくなっている。 |
− | [[スタンダード]][[構築]]では[[青]]系の[[ | + | [[胆液月の篭手/Ichormoon Gauntlet]]や[[エルズペスの才能/Elspeth's Talent|才能サイクル]]など、プレインズウォーカーに追加の忠誠度能力を与えるカードと相性が良い。それらは通常の[[ソーサリー・タイミング]]しか忠誠度能力を使えないプレインズウォーカーとの組み合わせを想定したコスト設定になっているため、インスタントタイミングの起動ができるこのカードと組み合わせると破格の効率になる。 |
+ | |||
+ | [[スタンダード]][[構築]]では[[青]]系の[[コントロールデッキ]]に採用される。+1能力が[[青赤コントロール#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ダブルドロー]]型と相性良好で、[[肥やす|肥やした]][[墓地]]は[[再活]]や[[脱出]]で利用しても[[アドバンテージ]]を得られる。[[ローテーション]]後は[[サイクリング_(デッキ)|サイクリングデッキ]]に採用されることもあった。 | ||
*[[基本セット2021]]の顔役プレインズウォーカーであり、通常[[枠|カード枠]]で[[イラスト]]違いが4種類も存在する({{Gatherer|id=486693|イラスト1}}/{{Gatherer|id=489165|2}}/{{Gatherer|id=489166|3}}/{{Gatherer|id=489167|4}})。さらには[[ショーケース・フレーム]]版もそれぞれ存在し({{Gatherer|id=489026|イラスト5}}/{{Gatherer|id=489027|6}}/{{Gatherer|id=489028|7}}/{{Gatherer|id=489029|8}})、加えて[[ボーダーレス]]版も存在する({{Gatherer|id=488205|イラスト9}})ため、1[[カード・セット|セット]]に9種類ものバージョン違いが存在している。もちろん歴代最多記録。 | *[[基本セット2021]]の顔役プレインズウォーカーであり、通常[[枠|カード枠]]で[[イラスト]]違いが4種類も存在する({{Gatherer|id=486693|イラスト1}}/{{Gatherer|id=489165|2}}/{{Gatherer|id=489166|3}}/{{Gatherer|id=489167|4}})。さらには[[ショーケース・フレーム]]版もそれぞれ存在し({{Gatherer|id=489026|イラスト5}}/{{Gatherer|id=489027|6}}/{{Gatherer|id=489028|7}}/{{Gatherer|id=489029|8}})、加えて[[ボーダーレス]]版も存在する({{Gatherer|id=488205|イラスト9}})ため、1[[カード・セット|セット]]に9種類ものバージョン違いが存在している。もちろん歴代最多記録。 | ||
+ | **後に1セットで13種ものバージョン違いが存在する[[祝祭の出迎え/Gala Greeters]]が登場したが、あちらはその大半が[[ボックストッパー]]でありブースターパックから出現するものは通常版・[[拡張アート#拡張アート (カード枠)|拡張アート枠]]版の2種類しかない。そのため、ブースターパックから出現するバージョン数では首位を守っている。 | ||
==ルール== | ==ルール== |
2023年5月5日 (金) 03:22時点における最新版
伝説のプレインズウォーカー — テフェリー(Teferi)
あなたは、時の支配者、テフェリーの忠誠度能力を、どのプレイヤーのターンでも、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも起動してよい。
[+1]:カードを1枚引き、その後カード1枚を捨てる。
[-3]:あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。それはフェイズ・アウトする。(それのコントローラーの次のターンまで、それやそれにつけられているものはすべて存在しないかのように扱う。)
[-10]:このターンに続いて追加の2ターンを行う。
基本セット2021のテフェリー。忠誠度能力をインスタントタイミングで起動でき、忠誠度能力はルーター、対戦相手のクリーチャーのフェイズ・アウト、追加ターン。
- 常在型能力
- 自身の忠誠度能力をインスタントタイミングで起動することを許可する。時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmageの奥義が初めから掛かっているようなもの。
- 忠誠度能力の「1ターンに1度しか起動できない」制限はそのままであるため、各プレイヤーのターン毎に1回ずつ起動できることになる。2人対戦でも2倍の回数、多人数戦では更に多くの起動機会を得られる。
- +1能力
- 1枚のルーティング。
- 手札を整えながら忠誠度を溜めて、二つのマイナス忠誠度能力への準備を行うシンプルな効果。各ターンに起動できるプラス忠誠度能力であり、マナも不要なことを考えると妥当なパワーレベルだろう。
- 対戦相手のターンでも使えるため、モダン以下の環境では奇跡を誘発させる種にも使える。
- -3能力
- 自分のコントロールしていないクリーチャー限定のフェイズ・アウト。
- フェイズ・アウトしているパーマネントはそのコントローラーのターンのアンタップ・ステップにフェイズ・インすることを考えると、自然と相手ターンに起動することが多くなる。忠誠度消費は軽くないが、相手ターンと自ターンで連続して起動し、ブロッカー2体を排除する攻撃的な利用も可能。
- 三つの忠誠度能力の内、インスタント・タイミングで起動できる恩恵が一番大きい。味方のクリーチャーを守ることには使えないが、対戦相手がオーラや変容で強化しようとしたクリーチャーをフェイズ・アウトして妨害する等、多彩な使い途を持つ。フェイズ・インではETB能力が誘発しないため、187クリーチャーにも遠慮なく使用できる。
- -10能力
- 時間の伸長/Time Stretch。
- 10マナ相当の莫大な効果を初期投資4マナで得られるのは良いが、最短でも出してから各プレイヤー合わせて7ターンかかる。追加ターンの価値は盤面によって大きく変わるため、-3忠誠度能力との使い分けが肝要となる。
- 普通のプレインズウォーカーに置き換えると4ターンかかる計算なので、奥義としてはそこまで遅いわけではないが、増殖の恩恵が相対的に小さいため他のカードでのサポートは難しくなっている。
胆液月の篭手/Ichormoon Gauntletや才能サイクルなど、プレインズウォーカーに追加の忠誠度能力を与えるカードと相性が良い。それらは通常のソーサリー・タイミングしか忠誠度能力を使えないプレインズウォーカーとの組み合わせを想定したコスト設定になっているため、インスタントタイミングの起動ができるこのカードと組み合わせると破格の効率になる。
スタンダード構築では青系のコントロールデッキに採用される。+1能力がダブルドロー型と相性良好で、肥やした墓地は再活や脱出で利用してもアドバンテージを得られる。ローテーション後はサイクリングデッキに採用されることもあった。
- 基本セット2021の顔役プレインズウォーカーであり、通常カード枠でイラスト違いが4種類も存在する(イラスト1/2/3/4)。さらにはショーケース・フレーム版もそれぞれ存在し(イラスト5/6/7/8)、加えてボーダーレス版も存在する(イラスト9)ため、1セットに9種類ものバージョン違いが存在している。もちろん歴代最多記録。
- 後に1セットで13種ものバージョン違いが存在する祝祭の出迎え/Gala Greetersが登場したが、あちらはその大半がボックストッパーでありブースターパックから出現するものは通常版・拡張アート枠版の2種類しかない。そのため、ブースターパックから出現するバージョン数では首位を守っている。
[編集] ルール
- 常在型能力
- -3能力
- フェイズ・アウトを参照。
[編集] 関連カード
- ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir
- 時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage
- ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria
- 時を曲げる者、テフェリー/Teferi, Timebender
- 時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler
- 時の支配者、テフェリー/Teferi, Master of Time
- 時を超える旅行者、テフェリー/Teferi, Timeless Voyager
- 日没を遅らせる者、テフェリー/Teferi, Who Slows the Sunset
- 時間の旅人、テフェリー/Teferi, Temporal Pilgrim
- ザルファーのテフェリー・アコサ/Teferi Akosa of Zhalfir
[編集] サイクル
基本セット2021のテフェリー/Teferiに関連したカードの垂直サイクル。青の各稀少度に存在する。基本土地の島/Islandも含め、ショーケース・フレーム版が存在する。
- テフェリーの徒弟/Teferi's Protege(コモン)
- テフェリーの後見/Teferi's Tutelage(アンコモン)
- テフェリーの永遠の洞察/Teferi's Ageless Insight(レア)
- 時の支配者、テフェリー/Teferi, Master of Time(神話レア)
基本セット2021の神話レアのプレインズウォーカーサイクル。
- バスリ・ケト/Basri Ket
- 時の支配者、テフェリー/Teferi, Master of Time
- 死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead
- 炎の心、チャンドラ/Chandra, Heart of Fire
- 解き放たれた者、ガラク/Garruk, Unleashed
無色の精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragonも再録されている。
[編集] ストーリー
テフェリー/Teferiは人間の男性。ドミナリア/Dominaria出身のプレインズウォーカー/Planeswalker。詳細はテフェリー/Teferiを参照。