ドラゴン・エンジン/Dragon Engine

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(10人の利用者による、間の18版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Dragon Engine}}
 
{{#card:Dragon Engine}}
  
[[兄弟戦争]]の主力兵器にしてはかなりおとなしい性能のカード。
+
[[兄弟戦争/Brothers' War]]の主力兵器にしてはかなりおとなしい性能の[[カード]]。
  
[[第4版]]あたりの[[リミテッド]]では、比較的軽めの[[アーティファクト・クリーチャー]]で不特定[[マナ]]による[[パンプアップ]]能力付きということもあり、なかなかの強さを発揮した。[[Masters Edition]]では[[コモン]]なので、よく見かけることになる。
+
[[第4版]]あたりの[[リミテッド]]では、比較的[[軽い|軽め]]の[[アーティファクト・クリーチャー]][[不特定マナ]]による[[パンプアップ]][[能力]]付きということもあり、なかなかの強さを発揮した。[[Masters Edition]]では[[コモン]]なので、よく見かけることになる。
  
古いマジックでは、[[麻痺/Paralyze]]した[[草原のドルイド僧/Ley Druid]]が[[繁茂/Wild Growth]]の4枚ついた土地を[[アップキープ]]中に何度も[[アンタップ]]して、それによって生じた[[マナ]]を、[[ドワーフ戦士団/Dwarven Warriors]]によって[[ブロック]]されなくなったドラゴン・エンジンに注ぎ込んで勝利するコンボがあった。古いマジックには[[インスタント・タイミング]]で使用できるX呪文がなかったため、ドラゴン・エンジンが使われたのである。[[解呪/Disenchant]]で労力が無駄になるのはご愛嬌。
+
最初期の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]では、[[麻痺/Paralyze]]した[[草原のドルイド僧/Ley Druid]]が[[繁茂/Wild Growth]]の4枚[[つける|つい]]た[[土地]]を[[アップキープ]]中に何度も[[アンタップ]]して、それによって生じた[[マナ]]を、[[ドワーフ戦士団/Dwarven Warriors]]によって[[ブロックされない|ブロックされなく]]なったドラゴン・エンジンに注ぎ込んで勝利する[[コンボ]]があった。最初期のマジックには[[インスタント・タイミング]]で使用できる手頃な[[X]][[呪文]]が少なかったため、ドラゴン・エンジンが使われたのである。[[解呪/Disenchant]]で労力が無駄になるのはご愛嬌。
  
*名前に「ドラゴン/Dragon」がはいっているが、[[クリーチャー・タイプ]][[ドラゴン]]ではなく[[構築物]]。たしかに[[飛行]]もなく[[サイズ]]も小さいので仕方ないところ。
+
*[[Masters Edition]][[再録]]に伴う2007年9月7日のオラクル更新で[[構築物]][[クリーチャー・タイプ]]を獲得した。[[カード名]]や{{Gatherer|id=1005|ドラゴンを模したその姿}}に反して、[[ドラゴン]]のクリーチャー・タイプは得られなかった。
*Engineは古い言い回しで「(古代の)兵器」という意味。広く「道具」という意味もある。
+
**なお、後述の新規ドラゴン・エンジン達はドラゴンのクリーチャー・タイプを持っているが、設定上ドラゴン・エンジンである[[クルーグの災い魔、トラクソス/Traxos, Scourge of Kroog]]は構築物であり、統一性がない。
 
+
**[[2021年]]6月の[[オラクル]]変更では[[新ファイレクシア/New Phyrexia|新]][[ファイレクシア/Phyrexia|旧]]問わずファイレクシア製のクリーチャーの多くに[[ファイレクシアン]]のクリーチャー・タイプが追加されたが、このカードには追加されなかった。
==参考==
+
***後の[[ファラジのドラゴン・エンジン/Fallaji Dragon Engine]]はファイレクシアンでないが、[[ファイレクシアのドラゴン・エンジン/Phyrexian Dragon Engine]]はファイレクシアンであることから、このカードは下記の複製体を表したものであると考えられる。
*[[カード個別評価:アンティキティー]] - [[コモン]]4
+
*このEngineは「(古代)兵器」の意。
*[[カード個別評価:リバイズド]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:第4版]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:第5版]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:第6版]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]]
+
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
 
'''ドラゴン・エンジン'''/''Dragon Engine''は、古代[[スラン/Thran]]の[[アーティファクト]]で、[[ドラゴン]]のような機械生物。実際は[[ファイレクシア/Phyrexia]]に生息する[[アーティファクト・クリーチャー]]である。
 
'''ドラゴン・エンジン'''/''Dragon Engine''は、古代[[スラン/Thran]]の[[アーティファクト]]で、[[ドラゴン]]のような機械生物。実際は[[ファイレクシア/Phyrexia]]に生息する[[アーティファクト・クリーチャー]]である。
  
非常に巨大で、[[ミシュラ/Mishra]]はこれを複製し、[[兄弟戦争]]に投入した。そのうちの1体は、[[ウルザ/Urza]]の手によって「箱舟」とされ、数々の生き物、人々を別の次元へ避難させた。それが[[レイモス/Ramos]](統合者)と呼ばれるドラゴンエンジンであり、その次元こそが[[メルカディア/Mercadia]]である。
+
非常に巨大で、[[ミシュラ/Mishra]]はこれを複製し、[[兄弟戦争/Brothers' War]]に投入した。そのうちの1体は、[[ウルザ/Urza]]の手によって「箱舟」とされ、数々の生き物、人々を別の次元へ避難させた。それが[[レイモス/Ramos]](統合者)と呼ばれるドラゴン・エンジンであり、その次元こそが[[メルカディア/Mercadia]]である。
  
===参考===
+
[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の[[ドミナリア/Dominaria]]侵攻時は復元された個体が登場した。うち一体は破損個所を動物の死骸で修復されており、[[ローナ/Rona]]が搭乗する有人式となっていた。また、[[シェオルドレッド/Sheoldred (ストーリー)|シェオルドレッド/Sheoldred]]の新たな下半身としても運用されている。
 +
===登場記事・登場作品===
 +
{{ノート参照}}
 +
*[[The Brothers' War]]
 +
;[[団結のドミナリア]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/episode-1-echoes-dark-2022-08-10 Episode 1: Echoes in the Dark]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DMU/0036225/ メインストーリー第1話:闇のこだま](Magic Story [[2022年]]8月10日 [[Langley Hyde]]著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/episode-4-brutal-blow-2022-08-15 Episode 4: A Brutal Blow]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DMU/0036233/ メインストーリー第4話:手酷い一撃](Magic Story 2022年8月15日 Langley Hyde著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/episode-5-whisper-wind-2022-08-18 Episode 5: A Whisper in the Wind]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DMU/0036246/ メインストーリー第5話:風の中の囁き](Magic Story 2022年8月18日 Langley Hyde著)
 +
;[[兄弟戦争]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-brothers-war-episode-3-sword-one The Brothers' War | Episode 3: Sword One]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/BRO/0036412/ メインストーリー第3話:剣型一号](Magic Story 2022年10月21日 [[Miguel Lopez]]著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-brothers-war-episode-4-the-ink-of-empires The Brothers' War | Episode 4: The Ink of Empires]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/BRO/0036420/ メインストーリー第4話:帝国のインク](Magic Story 2022年10月24日 Miguel Lopez著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-brothers-war-chapter-2-antiquities The Brothers' War | Chapter 2: Antiquities]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/BRO/0036448/ サイドストーリー第2話:遺物(アンティキティー)](Magic Story 2022年10月24日 [[Reinhardt Suarez]]著 名前のみ)
 +
 
 +
==関連カード==
 +
設定上ドラゴン・エンジンであるカード。
 +
*[[ドラゴン・エンジン、レイモス/Ramos, Dragon Engine]]
 +
*[[クルーグの災い魔、トラクソス/Traxos, Scourge of Kroog]]
 +
*[[ファラジのドラゴン・エンジン/Fallaji Dragon Engine]]
 +
*[[ファイレクシアのドラゴン・エンジン/Phyrexian Dragon Engine]]
 +
 
 +
==参考==
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 +
*[[カード個別評価:アンティキティー]] - [[コモン]]4
 +
*[[カード個別評価:第6版]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:第5版]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:第4版]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]]
 +
__NOTOC__

2023年3月31日 (金) 21:46時点における最新版


Dragon Engine / ドラゴン・エンジン (3)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)

(2):ドラゴン・エンジンはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

1/3

兄弟戦争/Brothers' Warの主力兵器にしてはかなりおとなしい性能のカード

第4版あたりのリミテッドでは、比較的軽めアーティファクト・クリーチャー不特定マナによるパンプアップ能力付きということもあり、なかなかの強さを発揮した。Masters Editionではコモンなので、よく見かけることになる。

最初期のマジックでは、麻痺/Paralyzeした草原のドルイド僧/Ley Druid繁茂/Wild Growthの4枚つい土地アップキープ中に何度もアンタップして、それによって生じたマナを、ドワーフ戦士団/Dwarven Warriorsによってブロックされなくなったドラゴン・エンジンに注ぎ込んで勝利するコンボがあった。最初期のマジックにはインスタント・タイミングで使用できる手頃なX呪文が少なかったため、ドラゴン・エンジンが使われたのである。解呪/Disenchantで労力が無駄になるのはご愛嬌。

[編集] ストーリー

ドラゴン・エンジン/Dragon Engineは、古代スラン/Thranアーティファクトで、ドラゴンのような機械生物。実際はファイレクシア/Phyrexiaに生息するアーティファクト・クリーチャーである。

非常に巨大で、ミシュラ/Mishraはこれを複製し、兄弟戦争/Brothers' Warに投入した。そのうちの1体は、ウルザ/Urzaの手によって「箱舟」とされ、数々の生き物、人々を別の次元へ避難させた。それがレイモス/Ramos(統合者)と呼ばれるドラゴン・エンジンであり、その次元こそがメルカディア/Mercadiaである。

新ファイレクシア/New Phyrexiaドミナリア/Dominaria侵攻時は復元された個体が登場した。うち一体は破損個所を動物の死骸で修復されており、ローナ/Ronaが搭乗する有人式となっていた。また、シェオルドレッド/Sheoldredの新たな下半身としても運用されている。

[編集] 登場記事・登場作品

団結のドミナリア
兄弟戦争

[編集] 関連カード

設定上ドラゴン・エンジンであるカード。

[編集] 参考

MOBILE