黄金の呪いのマカール王/King Macar, the Gold-Cursed

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(9人の利用者による、間の12版が非表示)
3行: 3行:
 
[[神啓]][[能力]]で[[金箔付け/Gild]]の[[効果]]を発揮する[[伝説のクリーチャー]]。
 
[[神啓]][[能力]]で[[金箔付け/Gild]]の[[効果]]を発揮する[[伝説のクリーチャー]]。
  
[[神啓]][[能力]]は非常に強力ではあるが、自身が2/3という控えめなサイズの為、積極的に攻撃に行かせる事は難しいだろう。
+
[[追放]][[除去]]に加えて[[金]]・[[アーティファクト]]・[[トークン]]を得られるその能力は実に強力。しかし[[アンタップ]]する事によって[[誘発]]する能力であるため、単純には扱いづらい。神啓全般に共通することではあるが、[[バネ葉の太鼓/Springleaf Drum]]や[[搭乗]]などの直接[[タップ]]する手段を用いたり、[[回避能力]]や[[タフネス]][[強化]]などを与えて[[攻撃]]から生還しやすくしたりするとよいだろう。
能力を確実に発動させる為にはP/Tを何らかの手段で強化するか、[[バネ葉の太鼓]]などでタップさせる事が考えられる。
+
また、除去を活用しブロックされない状態を作る事も考えられるが、そうなるとせっかく能力が発動しても除去する対象がいないという事も起こりうる。
+
総じて何らかのカードと組み合わせて工夫しないとうまく機能しない少し癖のあるクリーチャーである。
+
  
 +
[[リミテッド]]では[[レア]]だけあってかなりの凶悪[[カード]]。[[対戦相手]]にこれを返り討ちにできる[[パワー]]3以上の[[ブロッカー]]がいない状況で攻撃しはじめることができたら、そのままワンサイドゲームとなる。しかし一方、ブロッカーが用意されてしまったらなにもできず立ち往生しがちなので、やはり上記のようなサポートカードも用意したい。
  
{{未評価|ニクスへの旅}}
+
*[[2019年]]9月の[[オラクル]]変更で[[貴族]]の[[クリーチャー・タイプ]]を獲得した。
 +
*印刷時は「金/Gold」という[[カード名|名前]]のトークンを生成していたが、[[テーロス還魂記]]の発売に合わせて[[アーティファクト・タイプ]]「[[金]]」が新設され、同時に金・トークンの[[特性]]も定義された。これに伴い、[[オラクル]]更新によって[[宝物]]などと同様の[[定義済みのトークン]]を生成する書式に改められた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/theros-beyond-death-update-bulletin-2020-01-10 Theros Beyond Death Update Bulletin](News [[2020年]]1月10日 [[Eli Shiffrin]]著)</ref>。
 +
 
 +
==ルール==
 +
*[[金]]・トークンは[[あなた]]の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下で[[戦場に出る]]。
 +
*追放は任意であるが、[[対象]]に取るのは強制である。対戦相手が[[夢への放逐/Dismiss into Dream]]等をコントロールしている時は注意が必要となる。
 +
 
 +
==開発秘話==
 +
ギリシャ神話に登場する[[Wikipedia:ja:ミダース|ミダース王]]をモチーフとしている。[[Wikipedia:ja:ディオニューソス|ディオニューソス神]]に気に入られたミダース王は、褒美に「触れた物すべてを黄金に変える力」を望んだ。最初は大喜びしていた王であったが、食事も飲み物も、愛する娘さえも金に変えてしまうこの力が「破滅の呪い」であることに気付くのに時間はかからなかった。({{Gatherer|id=381433}}の背景に書かれているシルエットは黄金に変えられた「娘」であろうか。)
 +
 
 +
同じモチーフを持つ[[金箔付け/Gild#開発秘話|金箔付け/Gild]]の項も参照。
 +
 
 +
*しかし上記にある通り、マカール王の方の金に変える能力は任意であるし、代わりに[[対象]]が[[クリーチャー]]限定で、神啓も必要、とモチーフとなったミダース王からはかけ離れた、「呪われた」というよりもむしろ「呪う」能力となってしまっている。
 +
 
 +
==脚注==
 +
<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ニクスへの旅]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ニクスへの旅]] - [[レア]]
 +
__NOTOC__

2022年7月26日 (火) 10:46時点における最新版


King Macar, the Gold-Cursed / 黄金の呪いのマカール王 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 貴族(Noble)

神啓 ― 黄金の呪いのマカール王がアンタップ状態になるたび、クリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。そうしたなら、金(Gold)トークンを1つ生成する。(それは「このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)

2/3

神啓能力金箔付け/Gild効果を発揮する伝説のクリーチャー

追放除去に加えてアーティファクトトークンを得られるその能力は実に強力。しかしアンタップする事によって誘発する能力であるため、単純には扱いづらい。神啓全般に共通することではあるが、バネ葉の太鼓/Springleaf Drum搭乗などの直接タップする手段を用いたり、回避能力タフネス強化などを与えて攻撃から生還しやすくしたりするとよいだろう。

リミテッドではレアだけあってかなりの凶悪カード対戦相手にこれを返り討ちにできるパワー3以上のブロッカーがいない状況で攻撃しはじめることができたら、そのままワンサイドゲームとなる。しかし一方、ブロッカーが用意されてしまったらなにもできず立ち往生しがちなので、やはり上記のようなサポートカードも用意したい。

[編集] ルール

[編集] 開発秘話

ギリシャ神話に登場するミダース王をモチーフとしている。ディオニューソス神に気に入られたミダース王は、褒美に「触れた物すべてを黄金に変える力」を望んだ。最初は大喜びしていた王であったが、食事も飲み物も、愛する娘さえも金に変えてしまうこの力が「破滅の呪い」であることに気付くのに時間はかからなかった。(イラストの背景に書かれているシルエットは黄金に変えられた「娘」であろうか。)

同じモチーフを持つ金箔付け/Gildの項も参照。

  • しかし上記にある通り、マカール王の方の金に変える能力は任意であるし、代わりに対象クリーチャー限定で、神啓も必要、とモチーフとなったミダース王からはかけ離れた、「呪われた」というよりもむしろ「呪う」能力となってしまっている。

[編集] 脚注

  1. Theros Beyond Death Update Bulletin(News 2020年1月10日 Eli Shiffrin著)

[編集] 参考

MOBILE