津村健志
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(リンクを追加、修正) |
|||
(33人の利用者による、間の58版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | = | + | '''津村 健志'''(つむら けんじ)は、広島の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]][[プレイヤー]]。[[Hareruya Pros]]所属。愛称は'''コガモ'''<ref name="mana2021">『マナバーン2021』(ホビージャパン、2020年12月21日初版)p.7 ISBN 9784798623849 </ref>。 |
− | + | ==概要== | |
− | [[ | + | [[大礒正嗣]]と並ぶ国内最強プレイヤー。[[プロツアー]]サンデー6回、生涯獲得[[プロツアー・ポイント]]250点を誇る。ちなみに愛称のコガモとは若い頃、大会に参加する交通費を浮かすために、他の人の遠征にくっついて行く姿が子供の鴨に似ていたため。 |
− | + | [[日本選手権04]]の出場権を直前予選で獲得し、そのまま準優勝したシンデレラボーイ。翌年には[[構築|構築フォーマット]]のトーナメントで次々と入賞し、[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]受賞を果たした。 | |
− | + | ||
− | + | POY受賞後[[リミテッド]]の上達に専念すると、[[グランプリクアラルンプール06]]、[[グランプリトゥールーズ06]]と2連勝を成し遂げた。 | |
− | * | + | また、とても正々堂々とした[[プレイング]]で知られている。[[グランプリモントリオール07]]に於いて、[[対戦相手]]が[[契約|契約カード]]の[[コスト]]を[[支払う|支払い]]忘れた際、指摘して支払わせた。しかも、4人の相手が支払い忘れ、その内の3人に指摘し「3人にしか指摘できなかった」と後悔のコメントを残した。なおかつ試合も勝ち進み、ベスト4進出と活躍した。 |
− | * | + | |
+ | 後に学業のため第一線からは遠ざかるものの、[[Magic Online]]での活動と各種[[イベントカバレージ]]の分析を元に、ライターとしても日本のマジック界に貢献し続けた。スタンダードとモダンフォーマットの考察記事を連載していた他、一部カバレージの執筆や翻訳も手がけている。 | ||
+ | |||
+ | [[2014年]]に大学卒業後、[https://www.hareruyamtg.com/ja/ 晴れる屋]に入社、オーナーである[[齋藤友晴]]と共にプロチーム「[[Hareruya Pros]]」を結成した形として第一線に復帰。 | ||
+ | |||
+ | *関東圏のプレイヤーとの練習のためだけにわざわざ東京まで来ることもあった。 | ||
+ | *[[2012年]]に[[マジック・プロツアー殿堂]]入り。 | ||
+ | *レベル1認定[[ジャッジ]]の資格を所持<ref>[https://article.hareruyamtg.com/article/article_747/ 津村健志、レベル1ジャッジへの挑戦]</ref>。 | ||
+ | *2010年4月から、mtg-jp.com公式サイトの連載「[https://mtg-jp.com/reading/tsumura/ 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ]」を担当。学業のため2012年7月に連載が一旦終了したが、後に2013年11月から連載再開。 | ||
==主な戦績== | ==主な戦績== | ||
− | + | ===[[プロツアー]]=== | |
− | *[ | + | *[[世界選手権08]] ベスト8 |
− | *[ | + | *[[プロツアージュネーヴ07]] ベスト4 |
− | *[ | + | *[[プロツアー神戸06]] ベスト8 |
− | *[ | + | *[[プロツアーロサンゼルス05]] ベスト4 |
− | *[ | + | *[[プロツアーフィラデルフィア05]] 準優勝 |
+ | *[[プロツアーアトランタ05]] チーム戦ベスト4(One Spin) | ||
− | + | ===[[グランプリ]]=== | |
− | *[ | + | *[[グランプリ静岡18レガシー]] ベスト8 |
− | *[ | + | *[[グランプリ名古屋12]] ベスト8 |
− | *[ | + | *[[グランプリ静岡08]] ベスト4 |
− | *[ | + | *[[グランプリ北九州07]] ベスト8 |
− | *[ | + | *[[グランプリモントリオール07]] ベスト4 |
− | *[ | + | *[[グランプリストックホルム07]] ベスト4 |
− | *[ | + | *[[グランプリダラス07]] ベスト4 |
− | *[ | + | *[[グランプリセントルイス06]] ベスト4 |
− | *[ | + | *[[グランプリトゥールーズ06]] 優勝 |
− | *[ | + | *[[グランプリクアラルンプール06]] 優勝 |
+ | *[[グランプリ北京05]] ベスト8 | ||
+ | *[[グランプリソルトレイクシティ05]] ベスト4 | ||
+ | *[[グランプリ新潟05]] ベスト8 | ||
+ | *[[グランプリ大阪05]] チーム戦ベスト4(One Spin) | ||
− | * | + | ===その他=== |
+ | *[[The Finals17]] 優勝 | ||
+ | *[[ワールド・マジック・カップ16名古屋予選]] 優勝 | ||
+ | *[[ワールド・マジック・カップ16東京予選]] ベスト8 | ||
+ | *[[ワールド・マジック・カップ15]] 団体戦ベスト8 | ||
+ | *[[ワールド・マジック・カップ15名古屋予選]] 優勝 | ||
+ | *[[ワールド・マジック・カップ14大阪予選]] ベスト8 | ||
+ | *[[ワールド・マジック・カップ14名古屋予選]] ベスト4 | ||
+ | *[[日本選手権09]] ベスト4 | ||
+ | *[[インビテーショナル07]] 出場(Limited Master部門) | ||
+ | *[[インビテーショナル06]] 出場(プレイヤー・オブ・ザ・イヤー) | ||
+ | *[[日本選手権04]] 準優勝 | ||
+ | *2004-2005 [[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]] | ||
==代表的なデッキ== | ==代表的なデッキ== | ||
+ | *[[親和エルフ#ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期|親和エルフ]]([[日本選手権09]] ベスト4) | ||
+ | *[[フェアリー (デッキ)#ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期|青黒フェアリー]]([[世界選手権08]] ベスト8) | ||
+ | *[[発掘サイカトグ]]([[プロツアーロサンゼルス05]] ベスト4) | ||
+ | *[[明神フレア]]([[プロツアーフィラデルフィア05]] 準優勝) | ||
+ | *[[電結親和]]([[日本選手権04]] 準優勝) | ||
− | + | ==脚注== | |
− | + | <references/> | |
− | + | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/top-players/pthof/2012/keni-tsumura KENJI TSUMURA - HALL OF FAME]/[https://mtg-jp.com/events/hall_of_fame/kenji-tsumura.html 津村 健志|殿堂プレイヤー] |
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/week-was/legend-kenji-2007-12-28 The Legend of Kenji]/[http://web.archive.org/web/20110619214525/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070821/index.html 伝説の男、津村 健志](The Week That Was、文:[[Brian David-Marshall]]) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/week-was/introducing-2012-pro-tour-hall-fame-class-2012-07-26 Introducing the 2012 Pro Tour Hall of Fame Class](同上) | ||
+ | *[https://article.hareruyamtg.com/article/article_752/ 津村健志インタビュー ~マジックに助けられ、マジックに悩み、マジックに恩返しを志す](晴れる屋、文:[[瀬尾亜沙子]]) | ||
+ | *[https://twitter.com/KenjiTsumura Twitter] | ||
+ | *[https://65551.diarynote.jp/ ブログ] | ||
+ | *[https://twitch.tv/kogamo_mtg Twitch] | ||
*[[実在の人物]] | *[[実在の人物]] | ||
− | + | ||
+ | {{マジック・プロツアー殿堂}} | ||
+ | |||
+ | [[Category:日本のマジックプレイヤー|つむら けんし]] |
2021年5月24日 (月) 20:01時点における版
津村 健志(つむら けんじ)は、広島のマジックプレイヤー。Hareruya Pros所属。愛称はコガモ[1]。
目次 |
概要
大礒正嗣と並ぶ国内最強プレイヤー。プロツアーサンデー6回、生涯獲得プロツアー・ポイント250点を誇る。ちなみに愛称のコガモとは若い頃、大会に参加する交通費を浮かすために、他の人の遠征にくっついて行く姿が子供の鴨に似ていたため。
日本選手権04の出場権を直前予選で獲得し、そのまま準優勝したシンデレラボーイ。翌年には構築フォーマットのトーナメントで次々と入賞し、プレイヤー・オブ・ザ・イヤー受賞を果たした。
POY受賞後リミテッドの上達に専念すると、グランプリクアラルンプール06、グランプリトゥールーズ06と2連勝を成し遂げた。
また、とても正々堂々としたプレイングで知られている。グランプリモントリオール07に於いて、対戦相手が契約カードのコストを支払い忘れた際、指摘して支払わせた。しかも、4人の相手が支払い忘れ、その内の3人に指摘し「3人にしか指摘できなかった」と後悔のコメントを残した。なおかつ試合も勝ち進み、ベスト4進出と活躍した。
後に学業のため第一線からは遠ざかるものの、Magic Onlineでの活動と各種イベントカバレージの分析を元に、ライターとしても日本のマジック界に貢献し続けた。スタンダードとモダンフォーマットの考察記事を連載していた他、一部カバレージの執筆や翻訳も手がけている。
2014年に大学卒業後、晴れる屋に入社、オーナーである齋藤友晴と共にプロチーム「Hareruya Pros」を結成した形として第一線に復帰。
- 関東圏のプレイヤーとの練習のためだけにわざわざ東京まで来ることもあった。
- 2012年にマジック・プロツアー殿堂入り。
- レベル1認定ジャッジの資格を所持[2]。
- 2010年4月から、mtg-jp.com公式サイトの連載「津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ」を担当。学業のため2012年7月に連載が一旦終了したが、後に2013年11月から連載再開。
主な戦績
プロツアー
- 世界選手権08 ベスト8
- プロツアージュネーヴ07 ベスト4
- プロツアー神戸06 ベスト8
- プロツアーロサンゼルス05 ベスト4
- プロツアーフィラデルフィア05 準優勝
- プロツアーアトランタ05 チーム戦ベスト4(One Spin)
グランプリ
- グランプリ静岡18レガシー ベスト8
- グランプリ名古屋12 ベスト8
- グランプリ静岡08 ベスト4
- グランプリ北九州07 ベスト8
- グランプリモントリオール07 ベスト4
- グランプリストックホルム07 ベスト4
- グランプリダラス07 ベスト4
- グランプリセントルイス06 ベスト4
- グランプリトゥールーズ06 優勝
- グランプリクアラルンプール06 優勝
- グランプリ北京05 ベスト8
- グランプリソルトレイクシティ05 ベスト4
- グランプリ新潟05 ベスト8
- グランプリ大阪05 チーム戦ベスト4(One Spin)
その他
- The Finals17 優勝
- ワールド・マジック・カップ16名古屋予選 優勝
- ワールド・マジック・カップ16東京予選 ベスト8
- ワールド・マジック・カップ15 団体戦ベスト8
- ワールド・マジック・カップ15名古屋予選 優勝
- ワールド・マジック・カップ14大阪予選 ベスト8
- ワールド・マジック・カップ14名古屋予選 ベスト4
- 日本選手権09 ベスト4
- インビテーショナル07 出場(Limited Master部門)
- インビテーショナル06 出場(プレイヤー・オブ・ザ・イヤー)
- 日本選手権04 準優勝
- 2004-2005 プレイヤー・オブ・ザ・イヤー
代表的なデッキ
- 親和エルフ(日本選手権09 ベスト4)
- 青黒フェアリー(世界選手権08 ベスト8)
- 発掘サイカトグ(プロツアーロサンゼルス05 ベスト4)
- 明神フレア(プロツアーフィラデルフィア05 準優勝)
- 電結親和(日本選手権04 準優勝)
脚注
- ↑ 『マナバーン2021』(ホビージャパン、2020年12月21日初版)p.7 ISBN 9784798623849
- ↑ 津村健志、レベル1ジャッジへの挑戦
参考
- KENJI TSUMURA - HALL OF FAME/津村 健志|殿堂プレイヤー
- The Legend of Kenji/伝説の男、津村 健志(The Week That Was、文:Brian David-Marshall)
- Introducing the 2012 Pro Tour Hall of Fame Class(同上)
- 津村健志インタビュー ~マジックに助けられ、マジックに悩み、マジックに恩返しを志す(晴れる屋、文:瀬尾亜沙子)
- ブログ
- Twitch
- 実在の人物