場違い/Wrong Turn
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2人対戦ではクリーチャー限定になった代わりに、インスタントになった[[寄付/Donate]]だが、[[あなた]]のクリーチャーに限らないので[[多人数戦]]では対戦相手のクリーチャーを別の対戦相手に渡すことが可能。 | 2人対戦ではクリーチャー限定になった代わりに、インスタントになった[[寄付/Donate]]だが、[[あなた]]のクリーチャーに限らないので[[多人数戦]]では対戦相手のクリーチャーを別の対戦相手に渡すことが可能。 | ||
− | + | 寄付と比べると、クリーチャー限定になったことで[[コンボ]]の幅は下がっているが、インスタントになったことで扱いやすさや奇襲性が上がっている。コンボに特化せずとも、例えば[[ペナルティ能力|デメリット]]になる[[死亡誘発]][[能力]]を持つクリーチャーが[[除去]]されそうなとき、[[対応して]]押し付けてしまうような用途が考えられるだろう。 | |
− | *{{Gatherer|id=497627}}と[[フレイバー・テキスト]]では、[[ベイロス/Baloth]] | + | それ以上に本領を発揮するのは多人数戦。前述通り、対戦相手のクリーチャーを勝手に寄付できるので、[[戦場]]のパワーバランスを崩し、大いに混乱させることができる。とはいえ悪く言えば「わざわざ[[手札]]1枚の損をして対戦相手1人を有利にしてやる[[カード]]」であり、ただ不利になるだけにもなりかねないため、上手に使いどころを見極めたい。 |
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+ | *[[カード名]]の“wrong turn”は、直訳するなら「(曲がる)道を間違えた」という意味だが、turnを[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のゲーム用語と解釈すると「行動する[[ターン]]を間違えた」とも読める。一種のジョークだろう。 | ||
+ | **日本語訳の「場違い」もなかなか秀逸。道を間違えたことの意訳になっているうえ、「出る[[場]]を間違えた」ことで対戦相手のコントロール下に行ってしまうというジョークも踏襲できている。 | ||
+ | *{{Gatherer|id=497627}}と[[フレイバー・テキスト]]では、[[ベイロス/Baloth]]が図書館に迷い込んでしまい、司書に注意されている。まさに場違い。 | ||
**「お静かに。」の部分は、英語版では"shh."(シーッ)であるため、より突き放された感がある。 | **「お静かに。」の部分は、英語版では"shh."(シーッ)であるため、より突き放された感がある。 | ||
{{フレイバーテキスト|途方に暮れた呻きを厳しい声が制した。「お静かに。」}} | {{フレイバーテキスト|途方に暮れた呻きを厳しい声が制した。「お静かに。」}} |
2020年11月24日 (火) 23:38時点における版
Wrong Turn / 場違い (2)(青)
インスタント
インスタント
対戦相手1人とクリーチャー1体を対象とする。そのプレイヤーはそのクリーチャーのコントロールを得る。(攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーのコントローラーが変わると、それは戦闘から取り除かれる。)
クリーチャー1体を対戦相手のコントロールの下に迷いこませてしまうインスタント。
2人対戦ではクリーチャー限定になった代わりに、インスタントになった寄付/Donateだが、あなたのクリーチャーに限らないので多人数戦では対戦相手のクリーチャーを別の対戦相手に渡すことが可能。
寄付と比べると、クリーチャー限定になったことでコンボの幅は下がっているが、インスタントになったことで扱いやすさや奇襲性が上がっている。コンボに特化せずとも、例えばデメリットになる死亡誘発能力を持つクリーチャーが除去されそうなとき、対応して押し付けてしまうような用途が考えられるだろう。
それ以上に本領を発揮するのは多人数戦。前述通り、対戦相手のクリーチャーを勝手に寄付できるので、戦場のパワーバランスを崩し、大いに混乱させることができる。とはいえ悪く言えば「わざわざ手札1枚の損をして対戦相手1人を有利にしてやるカード」であり、ただ不利になるだけにもなりかねないため、上手に使いどころを見極めたい。
- カード名の“wrong turn”は、直訳するなら「(曲がる)道を間違えた」という意味だが、turnをマジックのゲーム用語と解釈すると「行動するターンを間違えた」とも読める。一種のジョークだろう。
- 日本語訳の「場違い」もなかなか秀逸。道を間違えたことの意訳になっているうえ、「出る場を間違えた」ことで対戦相手のコントロール下に行ってしまうというジョークも踏襲できている。
- イラストとフレイバー・テキストでは、ベイロス/Balothが図書館に迷い込んでしまい、司書に注意されている。まさに場違い。
- 「お静かに。」の部分は、英語版では"shh."(シーッ)であるため、より突き放された感がある。
途方に暮れた呻きを厳しい声が制した。「お静かに。」