ウラモグ/Ulamog
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ウラモグの血族の落とし子は、それらの上位のエルドラージをそのまま縮めたような特徴を持つ。 | ウラモグの血族の落とし子は、それらの上位のエルドラージをそのまま縮めたような特徴を持つ。 | ||
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+ | 6000年以上前、ウラモグは今は名も残っていないある次元を襲っていた。[[ソリン・マルコフ/Sorin Markov (ストーリー)|ソリン・マルコフ/Sorin Markov]]と[[ナヒリ/Nahiri]]が次元の民に助太刀するものの、ウラモグの破壊を止めることができずにその次元は食い尽くされて崩壊した。エルドラージの脅威を排除するためにソリン、ナヒリ、[[ウギン/Ugin]]は罠を張って封印する計画を立て、ウラモグは[[エムラクール/Emrakul]]、[[コジレック/Kozilek]]と共にゼンディカーにおびき寄せられ封印された。 | ||
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+ | 解放されて6か月もするとエムラクールとコジレックは姿を見せなくなり少数の眷属だけが確認されるだけになったが、ウラモグとその眷属は依然として健在であり、2年の間破壊を続けゼンディカーは荒廃した。[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]は[[ウギンの目/Eye of Ugin]]に向かう途中で、ウラモグを神と崇拝する狂信者集団と遭遇しウラモグの眼前まで連れていかれ生贄にされかけた。その後ウラモグは同盟者の拠点となっている[[タジーム/Tazeem #海門/Sea Gate|海門/Sea Gate]]を襲撃するが同盟者達は[[面晶体/Hedron]]ネットワークを用いた罠を張って待ち構えておりウラモグは一度は捕らえられた。しかしその直後に現れた[[オブ・ニクシリス/Ob Nixilis]]が面晶体のマナを吸収しさらに罠を破壊したことによりウラモグは再度解き放たれた。 | ||
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+ | ===ゲートウォッチの誓い=== | ||
+ | 2体目の巨人コジレックが出現しウラモグと共に同盟者を蹴散らして海門を破壊した。その後2体の巨人は並び立ってゼンディカーの破壊を続けていた。[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]と同盟者は力線の罠を張って対抗し、ウラモグとコジレックの本体を[[久遠の闇/Blind Eternities]]から引きずり出しゼンディカーに飲み込ませて倒そうと計画した。しかし2体の巨人のエネルギーはあまりにも強大でありゼンディカーはその負荷に耐えられずに逆にマナを喰らいつくされるのではないかと思われた。とっさに計画を変更し力線に集められたマナを用いて[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]は猛火を放ち、力線に縛られていたウラモグはコジレックと共に焼き尽くされて破壊された。 | ||
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2020年9月3日 (木) 22:56時点における版
ウラモグ/Ulamogはゼンディカー・ブロックで初登場したキャラクター。エルドラージ/Eldraziの1体。
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解説
疫病の象徴であり、寄生者と宿主との見えざる繋がりの象徴であり、有り余るものの象徴である。ウラモグとは、邪悪な調和の元に一つにまとめられた創造と破壊である。ゼンディカー/Zendikarのマーフォークの崇める海の神ウーラ/Ulaとコー/Korの崇める海の神マンジェニ/Mangeniの元型である。
ウラモグの血族達は頭部を形成する顔の無い頭蓋骨、肘の部分から二又に分かれた腕、足の代わりに生えた無数の触手という特徴を持つ。ウラモグの血族達の触手は時折腐り堕ちる、あるいは皮が剥けるかのように外部の組織が分離されるが、それが常態の脱皮と呼べるものなのか、エルドラージが物理的存在に拘束されている影響なのかは判っていない。
ウラモグの血族は瘡蓋のような赤と明るい紫と蛸めいたオレンジを混ぜた色彩を身に帯びている。それらは牢獄の次元に多孔質の骨のような食い跡を残している。
ウラモグの血族の落とし子は、それらの上位のエルドラージをそのまま縮めたような特徴を持つ。
経歴
石術師
6000年以上前、ウラモグは今は名も残っていないある次元を襲っていた。ソリン・マルコフ/Sorin Markovとナヒリ/Nahiriが次元の民に助太刀するものの、ウラモグの破壊を止めることができずにその次元は食い尽くされて崩壊した。エルドラージの脅威を排除するためにソリン、ナヒリ、ウギン/Uginは罠を張って封印する計画を立て、ウラモグはエムラクール/Emrakul、コジレック/Kozilekと共にゼンディカーにおびき寄せられ封印された。
エルドラージ覚醒
封印が解かれるとウラモグはエムラクール、コジレックと共に地上に姿を現しゼンディカーを破壊している。
世界を目覚めさせる者、ニッサ
ニッサ・レヴェイン/Nissa Revaneはウラモグと遭遇し、死を覚悟するところまで追い詰められた。
戦乱のゼンディカー
解放されて6か月もするとエムラクールとコジレックは姿を見せなくなり少数の眷属だけが確認されるだけになったが、ウラモグとその眷属は依然として健在であり、2年の間破壊を続けゼンディカーは荒廃した。ジェイス・ベレレン/Jace Belerenはウギンの目/Eye of Uginに向かう途中で、ウラモグを神と崇拝する狂信者集団と遭遇しウラモグの眼前まで連れていかれ生贄にされかけた。その後ウラモグは同盟者の拠点となっている海門/Sea Gateを襲撃するが同盟者達は面晶体/Hedronネットワークを用いた罠を張って待ち構えておりウラモグは一度は捕らえられた。しかしその直後に現れたオブ・ニクシリス/Ob Nixilisが面晶体のマナを吸収しさらに罠を破壊したことによりウラモグは再度解き放たれた。
ゲートウォッチの誓い
2体目の巨人コジレックが出現しウラモグと共に同盟者を蹴散らして海門を破壊した。その後2体の巨人は並び立ってゼンディカーの破壊を続けていた。ゲートウォッチ/The Gatewatchと同盟者は力線の罠を張って対抗し、ウラモグとコジレックの本体を久遠の闇/Blind Eternitiesから引きずり出しゼンディカーに飲み込ませて倒そうと計画した。しかし2体の巨人のエネルギーはあまりにも強大でありゼンディカーはその負荷に耐えられずに逆にマナを喰らいつくされるのではないかと思われた。とっさに計画を変更し力線に集められたマナを用いてチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarは猛火を放ち、力線に縛られていたウラモグはコジレックと共に焼き尽くされて破壊された。
登場
登場カード
ウラモグの血族
- エルドラージ覚醒
- ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Ulamog、ウラモグの種父/Spawnsire of Ulamog、ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusher
- 戦乱のゼンディカー
- 収録されているエルドラージ・クリーチャーのほとんどがウラモグの血族である
- ゲートウォッチの誓い
- 思考刈り/Thought Harvester、搾取ドローン/Reaver Drone、頭蓋ふるい/Sifter of Skulls、鞭打ちドローン/Flayer Drone
カード名に登場
- エルドラージ覚醒
- ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Ulamog、ウラモグの種父/Spawnsire of Ulamog、ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusher、ウラモグの手先/Pawn of Ulamog
- 戦乱のゼンディカー
- ウラモグの強奪者/Ulamog's Despoiler、ウラモグの回収者/Ulamog's Reclaimer、ウラモグの失却させるもの/Ulamog's Nullifier
フレイバー・テキストに登場
- エルドラージ覚醒
- 魂の従者/Soul's Attendant、過去の受難/Suffer the Past
- 戦乱のゼンディカー
- バーラ・ゲドを滅ぼすもの/Bane of Bala Ged、エルドラージの壊滅させるもの/Eldrazi Devastator、タイタンの存在/Titan's Presence、ウギンの洞察力/Ugin's Insight、昇華者の突撃/Processor Assault、穴掘り土百足/Tunneling Geopede、末裔の呼び出し/Call the Scions、目なしの見張り/Eyeless Watcher、連結面晶体構造/Aligned Hedron Network、見捨てられた神々の神殿/Shrine of the Forsaken Gods
- ゲートウォッチの誓い
- 搾取ドローン/Reaver Drone、終末の目撃/Witness the End、死すべき定め/Bonds of Mortality
- アルティメットマスターズ
- ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusher
イラストに登場するウラモグあるいはウラモグの血族
- エルドラージ覚醒
- 全ては塵/All Is Dust、走り回る侵略/Skittering Invasion、無害な突撃/Harmless Assault、失脚/Oust、闇の追い返し/Repel the Darkness、ひずみの一撃/Distortion Strike、解明/Lay Bare、背教のドッペルゲンガー/Renegade Doppelganger、ウラモグの手先/Pawn of Ulamog、思考の消滅/Perish the Thought、過去の受難/Suffer the Past、群れの誕生/Brood Birthing、災難の範囲/Disaster Radius、爆発的天啓/Explosive Revelation、裏切りの本能/Traitorous Instinct、古きものの活性/Ancient Stirrings、目覚めの領域/Awakening Zone、成長の発作/Growth Spasm、夢石の面晶体/Dreamstone Hedron
- 戦乱のゼンディカー
- タイタンの存在/Titan's Presence、連結面晶体構造/Aligned Hedron Network他
- ゲートウォッチの誓い
- ゲートウォッチ招致/Call the Gatewatch、終末の目撃/Witness the End、巨人の陥落/Fall of the Titans、残された廃墟/Ruin in Their Wake 、死すべき定め/Bonds of Mortality他
登場作品・登場記事
- Eaters of Worlds/世界を食うもの
- Gods and Monsters(Savor the Flavor 2010年3月17日 Doug Beyer著)
- The Three Brood Lineages(Savor the Flavor 2010年4月28日 Doug Beyer著)
- Nissa, Worldwaker/世界を目覚めさせる者、ニッサ(Uncharted Realms 2014年6月25日 Adam Lee著)
- The Lithomancer/石術師(Uncharted Realms 2014年10月29日 Kelly Digges著)
- The Believers' Pilgrimage/信者達の巡礼(Uncharted Realms 2015年9月2日 Doug Beyer著)
- Battle for Zendikar Story Events(Arcana 2015年10月7日 Magic Creative Team著)
- Hedron Alignment/面晶体の連結(Uncharted Realms 2015年11月18日 Kimberly J. Kreines著)
- At Any Cost/全てを賭しても(Uncharted Realms 2015年11月25日 Nik Davidson著)
- Promises to Keep/守るべき約束(Uncharted Realms 2015年12月2日 Doug Beyer著)
- The Rise of Kozilek/コジレック覚醒(Uncharted Realms 2015年12月9日 Kelly Digges著)
- Battle for Zendikar Story Summary(Uncharted Realms 2015年12月23日 Mel Li著)
- Retaliation of Ob Nixilis/オブ・ニクシリスの報復(Uncharted Realms 2015年12月30日 Kimberly J. Kreines & Nik Davidson著)
- The Blight We Were Born For/この荒廃に生を受けて(Official Magic Fiction 2016年1月13日 Ken Troop著)
- Oath of the Gatewatch Story Events(Feature 2016年1月27日 The Magic Creative Team著)
- Oath of the Gatewatch/ゲートウォッチの誓い(Magic Story 2016年2月3日 James Wyatt著)
- Brink of Extinction/滅亡の瀬戸際に(Magic Story 2016年2月10日 Kelly Digges著)
- Zendikar's Last Stand/背水のゼンディカー(Magic Story 2016年2月17日 Doug Beyer著)
- Oath of the Gatewatch Story Summary(Feature 2016年3月2日 The Magic Creative Team著)
- 『マナバーン2018』(ホビージャパン、2017年11月30日初版)p.12 ISBN 9784798615776