サイの暴走/Crash of Rhinos
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(5人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Crash of Rhinos}} | {{#card:Crash of Rhinos}} | ||
− | + | [[トランプル]]のみを持つ[[大型クリーチャー|大型]]の[[フレンチ・バニラ]]。 | |
− | + | [[ペナルティ能力]]を持たない[[パワー]]8のトランプル持ち(しかも[[コモン]])は[[ミラージュ・ブロック]]当時の時代では珍しい。[[リアニメイト]]や[[自然の秩序/Natural Order]]を使用する[[デッキ]]での活躍が期待されたが、[[タフネス]]の低さが災いしてか目立った活躍は残せなかった。 | |
− | [[ | + | [[リミテッド]]では[[フィニッシャー]]たりえる性能だが、やはり複数体による[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]で容易に死んでしまう脆さが弱点。8[[マナ]]という[[重い|重さ]]も無視できない。[[再生/Regeneration]]などで[[除去耐性]]をつけたり、[[マナ加速]]から早期[[展開]]するなど工夫が欲しい。 |
− | + | *初の[[サイ]]。 | |
− | + | *後年にはかなり差のついた[[上位互換]]として[[力の化身/Avatar of Might]]や[[氷河跨ぎのワーム/Panglacial Wurm]]などが登場している。 | |
− | *[[変異]]がつくと[[パワー]] | + | *[[変異]]がつくと[[パワー]]が下がる。(→[[剛力のブルヴァックス/Titanic Bulvox]]) |
− | * | + | *長らく[[コモン]]で最大の[[パワー]]を誇る[[クリーチャー]]だったが、[[イクサラン]]で[[古代ブロントドン/Ancient Brontodon]]の9に抜かれた。 |
+ | *日本語名は誤訳の可能性がある。"crash"には「衝突、墜落」の意味もあるが、"crash of rhinos"で「サイの群れ」を表す。[[クリーチャー]]であることからも後者が適当であろう。動物ごとに「群れ」を意味する単語が異なる一例([[カラスの群れ/Murder of Crows]]等)。 | ||
+ | **のちに登場する[[サイ甲虫の暴走/Crash of Rhino Beetles]]ではRhino Beetles(カブトムシ)を「サイ甲虫」と訳しており、こちらに引きずられた日本語名になっている。 | ||
+ | *[[フレイバー・テキスト]]は[[フェメレフ/Femeref]]の恋をサイにたとえた格言で格好良い。 | ||
+ | {{フレイバーテキスト|恋はサイのようなもの。性急で、まわりが見えない。もしも道がないならば、突き破ってでも進んでみせる。|フェメレフの格言}} | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[フェメレフ/Femeref]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:ミラージュ]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:ミラージュ]] - [[コモン]] |
2019年12月11日 (水) 10:33時点における最新版
ペナルティ能力を持たないパワー8のトランプル持ち(しかもコモン)はミラージュ・ブロック当時の時代では珍しい。リアニメイトや自然の秩序/Natural Orderを使用するデッキでの活躍が期待されたが、タフネスの低さが災いしてか目立った活躍は残せなかった。
リミテッドではフィニッシャーたりえる性能だが、やはり複数体によるブロックで容易に死んでしまう脆さが弱点。8マナという重さも無視できない。再生/Regenerationなどで除去耐性をつけたり、マナ加速から早期展開するなど工夫が欲しい。
- 初のサイ。
- 後年にはかなり差のついた上位互換として力の化身/Avatar of Mightや氷河跨ぎのワーム/Panglacial Wurmなどが登場している。
- 変異がつくとパワーが下がる。(→剛力のブルヴァックス/Titanic Bulvox)
- 長らくコモンで最大のパワーを誇るクリーチャーだったが、イクサランで古代ブロントドン/Ancient Brontodonの9に抜かれた。
- 日本語名は誤訳の可能性がある。"crash"には「衝突、墜落」の意味もあるが、"crash of rhinos"で「サイの群れ」を表す。クリーチャーであることからも後者が適当であろう。動物ごとに「群れ」を意味する単語が異なる一例(カラスの群れ/Murder of Crows等)。
- のちに登場するサイ甲虫の暴走/Crash of Rhino BeetlesではRhino Beetles(カブトムシ)を「サイ甲虫」と訳しており、こちらに引きずられた日本語名になっている。
- フレイバー・テキストはフェメレフ/Femerefの恋をサイにたとえた格言で格好良い。
恋はサイのようなもの。性急で、まわりが見えない。もしも道がないならば、突き破ってでも進んでみせる。― フェメレフの格言