拡張アート
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− | '''拡張アート'''(''Altered Art'')とは、[[カード]] | + | #[[カード]]の[[枠]]部分など[[絵]]以外の部分に、絵に現れていない部分を描き加える芸術的な修正のこと。または、そのような加工が施されたカードのこと。[[#拡張アート (芸術的な修正)]]で解説する。 |
+ | #いくつかのカードで見られる、1.の趣で制作された特殊なカード[[枠]]デザインのこと。[[#拡張アート (カード枠)]]で解説する。 | ||
*[[Unstable]]に「[[拡張]](''Augment'')」という[[キーワード能力]]が存在するが、拡張アートとは関係ない。 | *[[Unstable]]に「[[拡張]](''Augment'')」という[[キーワード能力]]が存在するが、拡張アートとは関係ない。 | ||
− | ==トーナメントでの使用== | + | ==拡張アート (芸術的な修正)== |
− | [[マジック・イベント規定]]により、拡張アートをはじめとする芸術的な修正を加えたカードは[[認定大会]] | + | [[シャドーアート]]と同様、カードを使った[[ゲーム]]以外の芸術的な楽しみ方の1つ。 |
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+ | 本来、[[枠]]や[[タイプ行]]、[[文章欄]]などが印刷されている部分に、あたかもそこまでイラストが印刷されているかのように地続きにイラストを描き加えるのが基本(完成形は{{Gatherer|id=216580|アーティファクトでない無色のカード}}をイメージしてもらえるとわかりやすい)。ファンによる自主制作が主だが、[[グランプリ]]会場などで行われている[[アーティスト]]サイン会などで、元のイラストを手掛けたアーティスト自身が「本物の」拡張アートを施してくれる場合もある。 | ||
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+ | [[マジック・イベント規定]]により、拡張アートをはじめとする芸術的な修正を加えたカードは[[認定大会]]で容認され得るが、その修正が戦略的にほとんど意味をなさない場合に限られる。カードのイラストを識別できなくしていたり、戦略上意味のある情報を含んでいたり、問題のあるイラストを含んでいたりしてはならない。また、芸術的修正によって[[マナ・コスト]]や[[カード名]]が隠れたり変わったりしていてはならない(マジック・イベント規定3.3)。 | ||
拡張アートを使用できるかどうか、またどの程度の修正が許容されるかの最終決定権限者は、そのイベントの[[ヘッド・ジャッジ]]である。 | 拡張アートを使用できるかどうか、またどの程度の修正が許容されるかの最終決定権限者は、そのイベントの[[ヘッド・ジャッジ]]である。 | ||
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+ | *加工に用いられた塗料によってはカードの厚みが変化したり、吸湿による部分的な湾曲が発生し、[[マークド]]と判断される恐れがある。施された加工の度合いによらず、トラブル防止のためにも、認定大会での使用は控えたほうが無難である。 | ||
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+ | ==拡張アート (カード枠)== | ||
+ | {{新製品}}{{Stub}}'''拡張アート枠'''(''Extended-Art Frame'')と呼ばれる、特殊なカード[[枠]]。イラストの左右の枠([[色]]枠および外周の[[黒枠]]部分)が取り払われ、その部分までイラストが印刷されている({{Gatherer|id=457123|カード画像}})。 | ||
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+ | 初出は[[アルティメットマスターズ]]の[[アルティメットマスターズ#Ultimate Box Topper|Ultimate Box Topper]]。[[エルドレインの王権]]以降は[[ブースターパック#コレクター・ブースターパック|コレクター・ブースターパック]]に封入される一部のカードがこの枠を持つ。 | ||
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+ | *[[Magic: The Gathering Arena]]で入手できるカード・スタイル(カード個別の装飾スキン)は、拡張アート風のデザインであることに加え、立体表現的演出が施されている。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] |
2019年7月30日 (火) 23:45時点における版
拡張アート(Altered Art, Extended-Art)とは、
- カードの枠部分など絵以外の部分に、絵に現れていない部分を描き加える芸術的な修正のこと。または、そのような加工が施されたカードのこと。#拡張アート (芸術的な修正)で解説する。
- いくつかのカードで見られる、1.の趣で制作された特殊なカード枠デザインのこと。#拡張アート (カード枠)で解説する。
目次 |
拡張アート (芸術的な修正)
シャドーアートと同様、カードを使ったゲーム以外の芸術的な楽しみ方の1つ。
本来、枠やタイプ行、文章欄などが印刷されている部分に、あたかもそこまでイラストが印刷されているかのように地続きにイラストを描き加えるのが基本(完成形はアーティファクトでない無色のカードをイメージしてもらえるとわかりやすい)。ファンによる自主制作が主だが、グランプリ会場などで行われているアーティストサイン会などで、元のイラストを手掛けたアーティスト自身が「本物の」拡張アートを施してくれる場合もある。
トーナメントでの使用
マジック・イベント規定により、拡張アートをはじめとする芸術的な修正を加えたカードは認定大会で容認され得るが、その修正が戦略的にほとんど意味をなさない場合に限られる。カードのイラストを識別できなくしていたり、戦略上意味のある情報を含んでいたり、問題のあるイラストを含んでいたりしてはならない。また、芸術的修正によってマナ・コストやカード名が隠れたり変わったりしていてはならない(マジック・イベント規定3.3)。
拡張アートを使用できるかどうか、またどの程度の修正が許容されるかの最終決定権限者は、そのイベントのヘッド・ジャッジである。
- 加工に用いられた塗料によってはカードの厚みが変化したり、吸湿による部分的な湾曲が発生し、マークドと判断される恐れがある。施された加工の度合いによらず、トラブル防止のためにも、認定大会での使用は控えたほうが無難である。
拡張アート (カード枠)
拡張アート枠(Extended-Art Frame)と呼ばれる、特殊なカード枠。イラストの左右の枠(色枠および外周の黒枠部分)が取り払われ、その部分までイラストが印刷されている(カード画像)。初出はアルティメットマスターズのUltimate Box Topper。エルドレインの王権以降はコレクター・ブースターパックに封入される一部のカードがこの枠を持つ。
その他
- Magic: The Gathering Arenaで入手できるカード・スタイル(カード個別の装飾スキン)は、拡張アート風のデザインであることに加え、立体表現的演出が施されている。