パンデモノート
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− | + | [[ファンデッキ]]用としか思われていなかった[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]](以下ドレッドノート)を使った[[コンボ]]。まず[[伏魔殿/Pandemonium]]を[[戦場に出す|戦場に出し]]ておきドレッドノートを出す。[[パワー]]が12なので、[[対戦相手]]に12点の[[ダメージ]]が入る。これを2回行い、24点のダメージを与えて[[勝利]]する。このデッキを使用し、[[笹沼希予志]]氏は[[アジア太平洋選手権98]]で準優勝に輝いた。→[[#スタンダード|*1]] | |
− | + | コンボさえ決めれば一撃で勝てるため、[[土地]]は[[ペインランド]]の洪水な上、[[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]や[[魔力の櫃/Mana Vault]]など、身を削ってでも[[コンボパーツ]]を[[サーチ]]し[[マナ]]を出す構成となっている。もちろん[[対戦相手]]の[[クリーチャー]]の[[攻撃]]も基本的にノーガードである。特に[[エクステンデッド]]では[[引く|ドロー]]手段に[[ネクロポーテンス/Necropotence]]が採用されるなど、さらにその傾向が強い。→[[#エクステンデッド|Dred Panda Roberts]] | |
− | + | 以前ドレッドノートに[[エラッタ]]が出て(下記参照)、伏魔殿の[[能力]]を利用するこのコンボは長らく不可能となっていたのだが、2007年7月の[[オラクル]]改定により元々の[[ルール文章]]に戻り、パンデモノートコンボが再び可能に。 | |
− | * | + | *一時期、ドレッドノートを[[生け贄に捧げる]]能力は、「[[戦場に出る]]」代わりに「他のクリーチャーを生け贄に捧げて戦場に出す」[[置換効果]]を発生する[[常在型能力]]だった。したがって、自分の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するクリーチャーのパワーが12未満ならば、ドレッドノートは戦場に出ることもなく[[墓地]]に置かれてしまうため、伏魔殿の能力が[[誘発]]せず、[[コンボ]]が成立しなかった。 |
− | * | + | *通常、勝利のためにはドレッドノートを2回戦場に出す必要があるわけであるが、その水増し手段として[[再活性/Reanimate]]を利用することもある。一度ドレッドノートを出したあと生け贄に捧げ、それを墓地から[[釣る|釣れ]]ばよいわけである。 |
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*[[ネクロ]] | *[[ネクロ]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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+ | [[Category:黒赤コンボデッキ|はんてものおと]] | ||
+ | [[Category:青黒赤コンボデッキ|はんてものおと]] | ||
+ | [[Category:ミラージュ・ブロックを含むスタンダードデッキ|はんてものおと]] | ||
+ | [[Category:テンペスト・ブロックを含むスタンダードデッキ|はんてものおと]] | ||
+ | [[Category:黎明期のエクステンデッドデッキ|はんてものおと]] |
2019年4月2日 (火) 01:33時点における最新版
パンデモノート(Pandemonought)は、ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtと伏魔殿/Pandemoniumを利用した瞬殺コンボデッキ。別名「パンドレッド」。制作者は日本三大地雷の1人、笹沼希予志氏。
目次 |
[編集] 概要
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ドレッドノート(Dreadnought)
トランプル
ファイレクシアン・ドレッドノートが戦場に出たとき、パワーの合計が12以上になるように好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げないかぎり、これを生け贄に捧げる。
エンチャント
クリーチャーが1体戦場に出るたび、そのクリーチャーのコントローラーが選んだクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「このクリーチャーは、それに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える」ことを選んでもよい。
ファンデッキ用としか思われていなかったファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(以下ドレッドノート)を使ったコンボ。まず伏魔殿/Pandemoniumを戦場に出しておきドレッドノートを出す。パワーが12なので、対戦相手に12点のダメージが入る。これを2回行い、24点のダメージを与えて勝利する。このデッキを使用し、笹沼希予志氏はアジア太平洋選手権98で準優勝に輝いた。→*1
コンボさえ決めれば一撃で勝てるため、土地はペインランドの洪水な上、吸血の教示者/Vampiric Tutorや魔力の櫃/Mana Vaultなど、身を削ってでもコンボパーツをサーチしマナを出す構成となっている。もちろん対戦相手のクリーチャーの攻撃も基本的にノーガードである。特にエクステンデッドではドロー手段にネクロポーテンス/Necropotenceが採用されるなど、さらにその傾向が強い。→Dred Panda Roberts
以前ドレッドノートにエラッタが出て(下記参照)、伏魔殿の能力を利用するこのコンボは長らく不可能となっていたのだが、2007年7月のオラクル改定により元々のルール文章に戻り、パンデモノートコンボが再び可能に。
- 一時期、ドレッドノートを生け贄に捧げる能力は、「戦場に出る」代わりに「他のクリーチャーを生け贄に捧げて戦場に出す」置換効果を発生する常在型能力だった。したがって、自分のコントロールするクリーチャーのパワーが12未満ならば、ドレッドノートは戦場に出ることもなく墓地に置かれてしまうため、伏魔殿の能力が誘発せず、コンボが成立しなかった。
- 通常、勝利のためにはドレッドノートを2回戦場に出す必要があるわけであるが、その水増し手段として再活性/Reanimateを利用することもある。一度ドレッドノートを出したあと生け贄に捧げ、それを墓地から釣ればよいわけである。
[編集] スタンダード
- 備考
- アジア太平洋選手権98 準優勝
- 使用者:笹沼希予志
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (4) | |
4 | ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought |
呪文 (33) | |
4 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
1 | 解呪/Disenchant |
1 | 中断/Abeyance |
4 | 衝動/Impulse |
3 | マナ漏出/Mana Leak |
1 | 対抗呪文/Counterspell |
4 | 直観/Intuition |
2 | 魔力消沈/Power Sink |
3 | 再活性/Reanimate |
2 | 先触れ/Portent |
4 | 伏魔殿/Pandemonium |
4 | 魔力の櫃/Mana Vault |
土地 (23) | |
4 | 島/Island |
3 | 山/Mountain |
1 | 沼/Swamp |
2 | アダーカー荒原/Adarkar Wastes |
4 | 硫黄泉/Sulfurous Springs |
3 | 地底の大河/Underground River |
1 | 知られざる楽園/Undiscovered Paradise |
3 | 宝石鉱山/Gemstone Mine |
2 | 反射池/Reflecting Pool |
サイドボード | |
1 | ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan |
2 | 水流破/Hydroblast |
4 | 紅蓮破/Pyroblast |
1 | 解呪/Disenchant |
1 | 地に平穏/Tranquil Domain |
1 | 非業の死/Perish |
3 | 憂鬱/Gloom |
2 | 日中の光/Light of Day |
[編集] エクステンデッド
- 備考
- プロツアーローマ98 ベスト32
- 使用者:Adrian Sullivan
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (4) | |
4 | ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought |
呪文 (36) | |
4 | 暗黒の儀式/Dark Ritual |
4 | Demonic Consultation |
3 | 強迫/Duress |
4 | 再活性/Reanimate |
2 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
3 | 最後の賭け/Final Fortune |
4 | 伏魔殿/Pandemonium |
4 | ネクロポーテンス/Necropotence |
4 | 水蓮の花びら/Lotus Petal |
4 | 魔力の櫃/Mana Vault |
土地 (20) | |
4 | Badlands |
4 | 硫黄泉/Sulfurous Springs |
4 | 宝石鉱山/Gemstone Mine |
3 | 真鍮の都/City of Brass |
5 | 沼/Swamp |
- Adrian Sullivan製作のエクステンデッドタイプのデッキで、"Dred Panda Roberts"の名で呼ばれる。
- コンボパーツを引き当てる手段としてネクロポーテンス/Necropotenceを採用しているのが特徴的。このコンセプトはのちのココアペブルスやネクロ・ドネイトなどに受け継がれることになった。