Jon Finkel

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'''ジョン・フィンケル'''(''Jon Finkel'')は、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]][[トーナメント]]史を代表する、伝説の[[プロプレイヤー]]。
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'''ジョン・フィンケル'''(''Jon Finkel'')は、アメリカの[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]][[プレイヤー]]。1978年5月18日生まれ。
  
[[プロツアー]]参戦は第1回開催の[[プロツアーコロンバス96]]から30回を超え、[[国別選手権]]、[[グランプリ]]、プロツアー、[[世界選手権]]、[[インビテーショナル]]、[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]と数々のタイトルを総なめにする圧倒的な入賞歴を持つ。プロツアーベスト8通算12回は史上最多。
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==概要==
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マジックのトーナメント史に於いて、[[Kai Budde]]に次ぐ世界最強プレイヤーである。あまりの強さ、[[プレイング|プレイングミス]]の無さから[[プロプレイヤー]]の間では「'''フィンケルトロン'''」(機械だからミスをしない、の意)、日本では「'''閣下'''」のあだ名で呼ばれる。
  
[[Kai Budde]]登場後は生涯獲得賞金も抜かれ「比類なきナンバ−2」となってしまったが、2005年にBuddeよりも先に[[マジック・プロツアー殿堂]]入りを決めた(Buddeは2007年に殿堂入り)。ちなみにBuddeとの最後の勝負は[[プロツアーシカゴ03]]の準決勝である(Buddeの勝利)([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/ptchi03/sf2ja 参考])。
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[[プロツアー]]優勝3回、プロツアーサンデー16回、生涯獲得[[プロツアー・ポイント]]610点と圧倒的な記録を持つ、「史上最強のナンバー2」である。
  
長い間トーナメントシーンから遠ざかっていたが、[[プロツアークアラルンプール08]]で優勝という劇的な復活劇を果たした。
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[[2005年]][[マジック・プロツアー殿堂]]入り。その後、[[プロツアークアラルンプール08]]で8年ぶりの優勝という劇的な復活を果たし、[[2012年]]には2大会連続プロツアーサンデー進出という快挙を成し遂げた。
  
高校生の頃から周りより頭1つ飛びぬけていた。現在は190cmを越えようかという長身。
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*彼が[[インビテーショナル00秋]]で優勝した際にデザインした[[カード]]が[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]である。
 
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**元々インビテーショナルでは[[神の怒り/Wrath of God]]を[[多色]]にして[[フリースペル]]にしたカード(Wrath of Leknif)をデザインしたが、当然却下された。
あまりの強さ、[[プレイング]]のミスの無さからプロプレイヤーの間では「'''フィンケルトロン'''」(機械だからミスをしないの意)、日本では「'''閣下'''」のあだ名で呼ばれる。
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**ちなみに影魔道士の浸透者の当初の名前は(Dark Elfkin)。いずれも「Finkel」の[[アナグラム]]である。
 
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*背が高く、高校生の頃から周りより頭1つ飛びぬけていた。現在は190cmを越えようかという長身。
*彼が[[インビテーショナル00]]で優勝した際にデザインした[[カード]]が[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]である。
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*バスケットボールが好きで、[[森勝洋]]や[[藤田憲一]]らを集めてバスケをしたことがある。
**元々インビテーショナルでは[[神の怒り/Wrath of God]]を[[多色]]にして[[フリースペル]]にしたカード(Wrath of Leknif)をデザインしたが、当然のごとく(?)却下された。
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*[[Chris Pikula]]とのコンビで、投稿された[[デッキ]]に対し罵詈雑言を並べながら診断をしていく「こんなデッキは紙の束だ!」はあまりにも有名。[[デュエリスト・ジャパン]]誌にその翻訳記事が載せられていた。
**ちなみに影魔道士の浸透者の当初の名前はDark Elfkin。LeknifもElfkinもFinkelの[[アナグラム]]である。
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*バスケットボールが好き。[[森勝洋]]や[[藤田憲一]]らを集めてバスケをしたことがある。
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*[[Chris Pikula]]とのコンビで、投稿されたデッキに対し罵詈雑言を並べながら診断をしていく「こんなデッキは紙の束だ!」はあまりにも有名。[[デュエリスト・ジャパン]]にその翻訳記事が載せられている。
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==主な戦績==
 
==主な戦績==
*[[プロツアークアラルンプール08]] 優勝
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===[[プロツアー]]===
*[[アメリカ選手権03]] ベスト8
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*[[プロツアー「イニストラードを覆う影」]] ベスト8
*[[プロツアー横浜03]] ベスト4
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*[[プロツアー「戦乱のゼンディカー」]] ベスト4
*[[プロツアーシカゴ03]] ベスト4
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*[[プロツアー「アヴァシンの帰還」]] ベスト8
*[[プロツアーロサンゼルス01]] ベスト4
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*[[プロツアー「闇の隆盛」]] ベスト4
*[[プロツアーシカゴ00]] ベスト8
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*[[プロツアークアラルンプール08]] 優勝
*[[世界選手権00]] 優勝
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*[[プロツアー横浜03]] ベスト4
*[[アメリカ選手権00]] 優勝
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*[[プロツアーシカゴ03]] ベスト4
*[[インビテーショナル00]] 優勝
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*[[プロツアーロサンゼルス01]] ベスト4
*[[プロツアーワシントンDC99]](チーム戦) ベスト4(Antarctica)
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*[[プロツアーシカゴ00]] ベスト8
*[[プロツアーロサンゼルス99]] 準優勝
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*[[世界選手権00]] 個人戦優勝・団体戦優勝
*1998年PTシカゴ ベスト8
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*[[プロツアーワシントンDC99]] チーム戦ベスト4([[Team Antarctica]])
*[[世界選手権98]] ベスト4
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*[[プロツアーロサンゼルス99]] 準優勝
*[[プロツアーニューヨーク08]] 優勝
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*[[プロツアーシカゴ98]] ベスト8
*[[プロツアーシカゴ97]] ベスト4
+
*[[世界選手権98]] 個人戦ベスト4・団体戦優勝
*[[プロツアーコロンバス96]](ジュニア) ベスト4
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*[[プロツアーニューヨーク98]] 優勝
*[[プロツアーニューヨーク96]](ジュニア) ベスト8
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*[[プロツアーシカゴ97]] ベスト4
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*[[プロツアーコロンバス96]](ジュニア部門) ベスト4
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*[[プロツアーニューヨーク96]](ジュニア部門) ベスト8
  
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===[[マスターズ]]===
 
*[[マスターズバルセロナ01]] ベスト4
 
*[[マスターズバルセロナ01]] ベスト4
*[[グランプリボストン98]] 優勝
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*[[マスターズシカゴ00]] 準優勝
*[[グランプリリオデジャネイロ98]] 優勝
+
 
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===[[グランプリ]]===
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*[[グランプリ京都17]] ベスト4
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*[[グランプリワシントンDC04]] チーム戦ベスト4(Re-Elect Gore)
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*[[グランプリアムステルダム03]] チーム戦準優勝(Ace Ten Off)
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*[[グランプリピッツバーグ00]] チーム戦ベスト4(Team Antarctica)
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*[[グランプリセントルイス00 ]] チーム戦優勝(Antarctica)
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*[[グランプリカンザスシティ99]] ベスト8
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*[[グランプリウィーン99]] ベスト4
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*[[グランプリボストン98]] 優勝
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*[[グランプリチューリッヒ98]] ベスト8
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*[[グランプリリオデジャネイロ98]] 優勝
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===その他===
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*[[プレイヤー選手権12]] ベスト4
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*[[インビテーショナル04]] 出場(Fan Ballot第1位)
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*[[アメリカ選手権03]] ベスト8
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*[[インビテーショナル02]] 出場(Player's Ballot第1位)
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*[[インビテーショナル01]] 出場
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*[[インビテーショナル00秋]] 優勝([[世界選手権00]]優勝)
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*[[インビテーショナル00春]] 出場([[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]枠、繰上げ)
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*[[アメリカ選手権00]] 優勝
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*[[インビテーショナル99]] 出場
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*[[アメリカ選手権98]] ベスト4
  
 
==主な使用デッキ==
 
==主な使用デッキ==
*[[ゾンビ (デッキ)|ゾンビ]]([[アメリカ選手権03]] ベスト8)
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*[[季節コントロール]]([[プロツアー「イニストラードを覆う影」]] ベスト8)
*[[バベル]]([[Magic Online]])
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*[[スピリット (デッキ)|青白黒スピリット]] ([[プロツアー「闇の隆盛」]] ベスト4)
*[[ファイアーズ]]([[プロツアーシカゴ00]] ベスト8)
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*[[ゾンビ (デッキ)|ゾンビ]] ([[アメリカ選手権03]] ベスト8)
*[[Go-Mar]]([[マスターズバルセロナ01]] ベスト4)
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*[[バベル]] ([[Magic Online]])
*[[スーサイドブラウン]]([[世界選手権00]] 優勝)
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*[[ファイアーズ]] ([[プロツアーシカゴ00]] ベスト8)
*[[フローレスブラック]]([[アメリカ選手権00]] 優勝)
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*[[Go-Mar]] ([[マスターズバルセロナ01]] ベスト4)
*[[フォービディアン]]
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*[[スーサイドブラウン]] [[世界選手権00]] 優勝)
*[[デッドガイレッド]][[世界選手権98]] ベスト8)
+
*[[フローレスブラック]] [[アメリカ選手権00]] 優勝)
*[[プリズン]]([[エクステンデッド]]、[[プロツアーシカゴ97]] ベスト4)
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*[[デッドガイレッド]] ([[世界選手権98]] ベスト8)
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*[[メダリオンブルー]] (タッチ[[フォービディアン]]、[[アメリカ選手権98]] ベスト4)
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*[[プリズン]] ([[エクステンデッド]]、[[プロツアーシカゴ97]] ベスト4)
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/hofplayer/jfinkel 殿堂入り記念ページ]
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*[http://magic.wizards.com/en/top-players/hall-of-fame/jon-finkel 殿堂入り記念ページ] ([[WotC]]、英語)
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/feature/sb20011213b Interview: Jon Finkel Part 1]([[WotC]])
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*[http://wiredvision.jp/news/200804/2008042423.html カードゲームから株投資まで:達人が教える「迅速で正確な決断の秘訣」] (WIRED VISION、日本語)
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/feature/sb20011214a Interview: Jon Finkel Part 2](WotC)
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*[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/feature/sb20011213b Interview: Jon Finkel Part 1] (WotC、英語)
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*[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/feature/sb20011214a Interview: Jon Finkel Part 2] (WotC、英語)
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*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/shadowmage-himself-2015-05-05 Shadowmage Himself]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0014893/ 影魔道士、大いに語る](Feature 2015年5月5日 Jon Finkel著)
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*[https://twitter.com/Jonnymagic00 twitter アカウント]
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*[[Team Antarctica]]
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*[[Team Deadguy]]
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*[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]([[インビテーショナルカード]])
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*[[デッキマスターズ]] (構築済みデッキ1つの構築を担当)
 
*[[実在の人物]]
 
*[[実在の人物]]
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{{マジック・プロツアー殿堂}}
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[[Category:アメリカのマジックプレイヤー]]

2018年6月25日 (月) 01:44時点における最新版

ジョン・フィンケル(Jon Finkel)は、アメリカのマジックプレイヤー。1978年5月18日生まれ。

目次

[編集] 概要

マジックのトーナメント史に於いて、Kai Buddeに次ぐ世界最強プレイヤーである。あまりの強さ、プレイングミスの無さからプロプレイヤーの間では「フィンケルトロン」(機械だからミスをしない、の意)、日本では「閣下」のあだ名で呼ばれる。

プロツアー優勝3回、プロツアーサンデー16回、生涯獲得プロツアー・ポイント610点と圧倒的な記録を持つ、「史上最強のナンバー2」である。

2005年マジック・プロツアー殿堂入り。その後、プロツアークアラルンプール08で8年ぶりの優勝という劇的な復活を果たし、2012年には2大会連続プロツアーサンデー進出という快挙を成し遂げた。

[編集] 主な戦績

[編集] プロツアー

[編集] マスターズ

[編集] グランプリ

[編集] その他

[編集] 主な使用デッキ

[編集] 参考

マジック・プロツアー殿堂顕彰者
2005年 Jon Finkel - Darwin Kastle - Tommi Hovi - Alan Comer - Olle Råde‎
2006年 Bob Maher - David Humpherys - Raphaël Lévy - Gary Wise - Rob Dougherty
2007年 Kai Budde - Zvi Mowshowitz - 藤田剛史 - Nicolai Herzog - Randy Buehler
2008年 Dirk Baberowski - Mike Turian - Jelger Wiegersma - Olivier Ruel - Ben Rubin
2009年 Antoine Ruel - Kamiel Cornelissen - Frank Karsten
2010年 Gabriel Nassif - Brian Kibler - 齋藤友晴 - Bram Snepvangers
2011年 中村修平 - Anton Jonsson - Steven O'Mahoney-Schwartz
2012年 Paulo Vitor Damo da Rosa - 津村健志 - 大礒正嗣 - Patrick Chapin
2013年 Luis Scott-Vargas - William Jensen - Ben Stark
2014年 三原槙仁 - Paul Rietzl - Guillaume Wafo-Tapa
2015年 Eric Froehlich - 八十岡翔太 - Willy Edel
2016年 渡辺雄也 - Owen Turtenwald
2017年 Josh Utter-Leyton - Martin Jůza
2018年 Seth Manfield - Lee Shi Tian
2019年 Reid Duke
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