世界選手権17
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*新[[カード・セット|セット]]の発売からわずか1週間後という、異例のタイミングで開催された。これはスタンダードの新環境に光を当てる上で世界選手権がどれだけ有用かを見る、実験的な試みである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/organized-play/ixalan-worlds-pro-tour-nationals-and-rptqs-2017-04-18 Ixalan, Worlds, Pro Tour, Nationals, and RPTQs]/[http://mtg-jp.com/publicity/0018681/ 『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ](Organized Play 2017年4月18日 [[Helene Bergeot]]著)</ref>。 | *新[[カード・セット|セット]]の発売からわずか1週間後という、異例のタイミングで開催された。これはスタンダードの新環境に光を当てる上で世界選手権がどれだけ有用かを見る、実験的な試みである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/organized-play/ixalan-worlds-pro-tour-nationals-and-rptqs-2017-04-18 Ixalan, Worlds, Pro Tour, Nationals, and RPTQs]/[http://mtg-jp.com/publicity/0018681/ 『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ](Organized Play 2017年4月18日 [[Helene Bergeot]]著)</ref>。 | ||
**準備期間の短さを考慮し、[[フォーマット]]は[[構築]]1種・[[リミテッド]]1種に絞られた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/organized-play/2018s-pro-tours-and-2017s-worlds-2017-07-19 2018's Pro Tours and 2017's Worlds]/[http://mtg-jp.com/publicity/0019129/ 2018年のプロツアーと世界選手権2017について](Organized Play 2017年7月19日 [[Elaine Chase]]著)</ref>。[[モダン]]制定以降、モダン部門のない世界選手権はこれが初。 | **準備期間の短さを考慮し、[[フォーマット]]は[[構築]]1種・[[リミテッド]]1種に絞られた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/organized-play/2018s-pro-tours-and-2017s-worlds-2017-07-19 2018's Pro Tours and 2017's Worlds]/[http://mtg-jp.com/publicity/0019129/ 2018年のプロツアーと世界選手権2017について](Organized Play 2017年7月19日 [[Elaine Chase]]著)</ref>。[[モダン]]制定以降、モダン部門のない世界選手権はこれが初。 | ||
− | **また、新セット発売直後の大会であるため、本大会の出場者には[[イクサラン]] | + | **また、新セット発売直後の大会であるため、本大会の出場者には[[イクサラン]]のカードが支給されている <ref>[http://team-cygames.com/2017/10/07/3677/ 【WORLD】チーム戦と個人戦の準備を〈MUSASHI〉6人に聞く【Day0】](2017年10月7日 [[Team Cygames]]著)</ref>。 |
**これに伴い、[[プロツアー「イクサラン」]]はイクサラン発売の2週間後ではなく、5週間後の開催となった。 | **これに伴い、[[プロツアー「イクサラン」]]はイクサラン発売の2週間後ではなく、5週間後の開催となった。 | ||
*日本からは[[渡辺雄也]]、[[八十岡翔太]]、[[行弘賢]]の3名が出場。いずれもチーム「[[Musashi]]」のメンバーであり、下記のチームシリーズ決勝にも参加している。 | *日本からは[[渡辺雄也]]、[[八十岡翔太]]、[[行弘賢]]の3名が出場。いずれもチーム「[[Musashi]]」のメンバーであり、下記のチームシリーズ決勝にも参加している。 |
2017年10月18日 (水) 00:15時点における版
世界選手権17/2017 World Championshipは、2017年にアメリカ・マサチューセッツ州のボストンで開催された世界選手権。
スタンダード部門では、前環境から引き続き強力なラムナプ・レッド(使用者10人)とティムール・エネルギー(同9人)が2大勢力となった。一方、イクサランからアズカンタの探索/Search for Azcantaやヴラスカの侮辱/Vraska's Contemptを獲得した青黒コントロールも4人(グリクシス・コントロールを含めると5人)が使用。Top4に2人を送り込む活躍を見せた。
Peach Garden Oathの3人はこのメタゲームを読み切り、青のコントロール要素を厚くしたティムール・エネルギーを選択。そのうちの1人であるWilliam Jensenは12連勝(2敗)という圧倒的な成績で決勝ラウンドに進出すると、予選ラウンドで黒星を喫したKelvin ChewとJavier Domínguezを準決勝と決勝で破り、生まれ故郷のボストンで世界王者の座に輝いた。
- 新セットの発売からわずか1週間後という、異例のタイミングで開催された。これはスタンダードの新環境に光を当てる上で世界選手権がどれだけ有用かを見る、実験的な試みである[1]。
- 日本からは渡辺雄也、八十岡翔太、行弘賢の3名が出場。いずれもチーム「Musashi」のメンバーであり、下記のチームシリーズ決勝にも参加している。
基本データ
- 日時:2017年10月6日~10月8日
- 会場:The Castle at Park Plaza & Revere Hotel
- フォーマット:混合
- 1日目:ブースター・ドラフト(イクサラン×3)3回戦、スタンダード(カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン)4回戦
- 2日目:ブースター・ドラフト3回戦、スタンダード4回戦
- 3日目(決勝ラウンド):スタンダード
- 参加者数:24名
参加者
順位 | プレイヤー名 | 出場枠 | スタンダードの使用デッキ | 予選ラウンド |
---|---|---|---|---|
優勝 | William Jensen | 世界ランキング上位 | ティムール・エネルギー | 12勝2敗 |
準優勝 | Javier Domínguez | 世界ランキング上位 | ラムナプ・レッド | 9勝5敗 |
第3位 | Josh Utter-Leyton | 2016 Magic Online Championship優勝 | 青黒コントロール | 9勝5敗 |
第4位 | Kelvin Chew | 世界ランキング上位 | 青黒コントロール | 9勝5敗 |
第5位 | Reid Duke | 北米ランキング1位 | ティムール・エネルギー | 9勝5敗 |
第6位 | Samuel Black | 世界ランキング上位 | 青黒コントロール | 8勝5敗1分 |
第7位 | Seth Manfield | 世界ランキング上位 | 4色エネルギー | 8勝6敗 |
第8位 | Owen Turtenwald | 世界ランキング上位 | ティムール・エネルギー | 8勝6敗 |
第9位 | Gerry Thompson | プロツアー「アモンケット」優勝 | 青黒コントロール | 7勝7敗 |
第10位 | 八十岡翔太 | プロツアー「カラデシュ」優勝 | グリクシス・コントロール | 7勝7敗 |
第11位 | Christian Calcano | 世界ランキング上位 | ラムナプ・レッド | 7勝7敗 |
第12位 | Paulo Vitor Damo da Rosa | プロツアー「破滅の刻」優勝 中南米ランキング1位 |
ラムナプ・レッド | 7勝7敗 |
第13位 | Eric Froehlich | 世界ランキング上位 | ラムナプ・レッド | 7勝7敗 |
第14位 | Sebastian Pozzo | スタンダード・マスター | ティムール・エネルギー | 7勝7敗 |
第15位 | Brad Nelson | 世界ランキング上位 | 4色エネルギー | 6勝7敗1分 |
第16位 | Martin Jůza | ドラフト・マスター | ラムナプ・レッド | 6勝8敗 |
第17位 | 行弘賢 | 世界ランキング上位 | ティムール・エネルギー | 6勝8敗 |
第18位 | 渡辺雄也 | アジア太平洋ランキング1位 | ティムール・エネルギー | 6勝8敗 |
第19位 | Márcio Carvalho | ヨーロッパランキング1位 | ラムナプ・レッド | 6勝8敗 |
第20位 | 李詩天 | 世界ランキング上位 | ラムナプ・レッド | 6勝8敗 |
第21位 | Martin Müller | 世界ランキング上位 | 4色エネルギー | 6勝8敗 |
第22位 | Donald Smith | 世界ランキング上位 | トレジャー・レッド | 5勝9敗 |
第23位 | Lucas Esper Berthoud | プロツアー「霊気紛争」優勝 | ラムナプ・レッド | 4勝10敗 |
第24位 | Samuel Pardee | 世界ランキング上位 | ラムナプ・レッド | 2勝12敗 |
プロツアー・チームシリーズ決勝17
併催イベントとして、3日目の決勝ラウンド前にプロツアー・チームシリーズ決勝17が行われた。
1位通過の日本から参加したチームMusashiは、2位通過のGenesisに競り勝ち、初代チャンピオンの栄冠を手にした。
- 日時:2017年10月5日(デッキ構築)、10月8日(対戦)
- 会場:The Castle at Park Plaza & Revere Hotel
- フォーマット:チーム・シールド(イクサラン×12)
- 6人が3人ずつのグループ2つに分かれ、グループごとに対戦を行う。どちらかのチームが2勝すれば優勝
- 1-1になった場合は、勝ったほうのグループどうしがタイブレークを行う。
対戦結果
- 1回戦:Musashi(渡辺雄也/覚前輝也/八十岡翔太)×―○Genesis(Thomas Hendriks/Seth Manfield/Lukas Blohon)
- 2回戦:Musashi(行弘賢/市川佑樹/山本賢太郎)○―×Genesis(Brad Nelson/Martin Müller/Lukas Blohon)
- タイブレーク:Musashi(行弘賢/市川佑樹/山本賢太郎)○―×Genesis(Thomas Hendriks/Seth Manfield/Lukas Blohon)
- 勝者:Musashi
脚注
- ↑ Ixalan, Worlds, Pro Tour, Nationals, and RPTQs/『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ(Organized Play 2017年4月18日 Helene Bergeot著)
- ↑ 2018's Pro Tours and 2017's Worlds/2018年のプロツアーと世界選手権2017について(Organized Play 2017年7月19日 Elaine Chase著)
- ↑ 【WORLD】チーム戦と個人戦の準備を〈MUSASHI〉6人に聞く【Day0】(2017年10月7日 Team Cygames著)
参考
- Jensen's Hometown Victory(公式サイト、英語)
- 世界選手権2017・イベントカバレージ(mtg-jp.com)
- トーナメント記録
2017シーズン | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
世界選手権 ワールドカップ |
世界選手権 - ワールド・マジック・カップ | ||||||
国別選手権 | 日本 - イングランド - アメリカ | ||||||
プロツアー | プロツアー「霊気紛争」(ダブリン) - プロツアー「アモンケット」(ナッシュビル) - プロツアー「破滅の刻」(京都) - プロツアー「イクサラン」(アルバカーキ) | ||||||
グランプリ |
| ||||||
その他 | チームシリーズ決勝 - SSSチャンピオンシップ - ヴィンテージ - レガシー - ヨーロッパヴィンテージ - ヨーロッパレガシー - Finals | ||||||
1995-1996・1996-1997・1997-1998・1998-1999・1999-2000・2000-2001・2001-2002・2002-2003・2003-2004・2004-2005・2006・ 2007・2008・2009・2010・2011・2012・2013・2014・2015・2016・2017・2018・2019・2020・2020-2021・2021-2022・2022-2023・2023-2024・2024-2025 |