切り直す

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(ルール(ライブラリーへ戻すカードの無作為化))
(2017/1/20付け更新)
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*ライブラリーの一番上や一番下へ、複数枚のカードを「無作為の順番で」戻す場合、普通は戻すカードをシャッフルすることにより無作為化する。ただし、この行為は「ライブラリーを切り直した」とみなさない。
 
*ライブラリーの一番上や一番下へ、複数枚のカードを「無作為の順番で」戻す場合、普通は戻すカードをシャッフルすることにより無作為化する。ただし、この行為は「ライブラリーを切り直した」とみなさない。
 
**切り直したのはライブラリーでなく「戻すカード」であるし、ルール・テキストとしての指示は「無作為に」であって、「切り直す」よう求められたわけでもないためである。
 
**切り直したのはライブラリーでなく「戻すカード」であるし、ルール・テキストとしての指示は「無作為に」であって、「切り直す」よう求められたわけでもないためである。
*[[認定大会]]においては、ディール・シャッフル(後述)のみでは十分な無作為化とは認められない<ref>マジック・イベント規定 3.9 カードの切り直し</ref>。必ず他のシャッフルと組み合わせる必要がある。また、一度の無作為化の工程において、ディール・シャッフルを2回以上行ってはならない。
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*[[認定大会]]においては、ディール・シャッフル(後述)のみでは十分な無作為化とは認められない<ref>マジック・イベント規定 3.9 カードの切り直し</ref>。必ず他のシャッフルと組み合わせる必要がある。また、ディール・シャッフルはカードを数える目的で、ゲームの開始時に1回しか行うことができない。
 
**複数回のディール・シャッフルは時間がかかるだけではなく、配列を弄るイカサマの温床になりやすいためと思われる。
 
**複数回のディール・シャッフルは時間がかかるだけではなく、配列を弄るイカサマの温床になりやすいためと思われる。
  

2017年1月22日 (日) 00:48時点における版

切り直す/Shuffleは、キーワード処理の1つ。日本語ではシャッフルと訳される場合もあり、こちらの訳も公式の文書に用いられている場合がある。


Evolving Wilds / 進化する未開地
土地

(T),進化する未開地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。


目次

定義

ライブラリー裏向きカードの束を切り直すとは、その中でカードを、どのプレイヤーにも順番が分からなくなるように無作為化することである。

  • カードの束を無作為化する際に、切り直すことと併用されることがある手順として、カットがある。

解説

ルール

  • 「特定のオブジェクトをライブラリーに加えて切り直す」という効果で、そのオブジェクトがあるべき領域に存在していない場合や、解決中に置換効果によってそのオブジェクトすべてが他の領域に移動した場合でも、ライブラリーは切り直す。
    • かつてはこの場合は切り直さないことになっていた。マジック・オリジン発売時のルール変更で切り直すようになった。
  • 「一群のオブジェクトをライブラリーに加えて切り直す」という効果で、その群にオブジェクトが存在しない場合でもライブラリーは切り直す。
  • 1枚や0枚のライブラリーを切り直す場合でも、ライブラリーを切り直したことが誘発条件である誘発型能力誘発する。
  • プレイヤーにライブラリーからカードを探させたのち、ライブラリーを切り直させてからそのカードをライブラリーの特定の位置に置く効果がある(教示者など)。この場合その探したカードはライブラリーから離れていないが、それを含めずに切り直す。このときもライブラリーを切り直したことが誘発条件である誘発型能力は誘発する。
  • ライブラリーの一番上や一番下へ、複数枚のカードを「無作為の順番で」戻す場合、普通は戻すカードをシャッフルすることにより無作為化する。ただし、この行為は「ライブラリーを切り直した」とみなさない。
    • 切り直したのはライブラリーでなく「戻すカード」であるし、ルール・テキストとしての指示は「無作為に」であって、「切り直す」よう求められたわけでもないためである。
  • 認定大会においては、ディール・シャッフル(後述)のみでは十分な無作為化とは認められない[1]。必ず他のシャッフルと組み合わせる必要がある。また、ディール・シャッフルはカードを数える目的で、ゲームの開始時に1回しか行うことができない。
    • 複数回のディール・シャッフルは時間がかかるだけではなく、配列を弄るイカサマの温床になりやすいためと思われる。

手法

ファロー(またはコンバイン)
二束に分けたカードを組み合わせていく。カードとカードの隙間に挿しこんでかみ合わせていくイメージ。
無作為化しやすい手法であり、スリーブを使用している場合はカードとカードの間に隙間ができるため技術的にもそれほど難しくない。
スリーブをしていない場合はやりづらい。また、束をやや立てないと行いづらいため、カードを見たり相手に見せてしまったりというトラブルが生じる危険性もある。なるべく束を横向きにするか、シャッフル中は目線を逸らすなどの配慮が必要。
  • Olivier Ruelは、デッキを傾けてのコンバイン・シャッフル中に不正を疑われて失格になった。対戦相手のデッキを扱う際は慎重に。
ディール(またはパイル)
カードを複数の束に配っていく。束の数に応じて「N山切り」などとも呼ばれる(6個の山に配る場合は「6山切り」)。
技術としては非常に簡単だが、事前に並びを覚えていればシャッフル後の順番も簡単に類推できるため、無作為化の効果は低い。また、作業に時間がかかりやすい。
ヒンズー
カードの束から一部を抜き取って上へ(または下へ)置いていく。
比較的簡単だが、無作為化にはそれほど効果的ではない。
リフル(またはショットガン)
二束に分けたカードをパラパラとめくりながら重ねていく。
無作為化の効果は高いが、技術的には難しい。慣れていないと、カードを傷つけたり、束を崩してしまったりする恐れがある。
  • 自信がない場合は、対戦相手のデッキにもちいることは避けるのが無難といえよう。

それぞれの手法に利点と欠点がある。複数の手法を組み合わせるとより効果的に無作為化できる。

作法

  • RELが競技またはプロの場合には、デッキのオーナーが切り直した後は、必ず対戦相手が切り直す必要がある。また、REL一般の場合にもヘッド・ジャッジが要求することができる[2]
  • 対戦相手のデッキをシャッフルする際に、うっかり内容を見てしまわないようにデッキから目線を外すという国際的なマナーがある[3]
  • 積み込みは重大な不正行為であり、トーナメントでは故意の違反として失格処分となることがある。
    • 呪文と土地を分けておいてから切り直すこと自体は認められているが、その後で十分に無作為化できなければ不十分な無作為化により積み込みと判断され得るため、注意が必要である。
  • 黎明期(1996年10月1日発行時)では、「リフルを最低3回は行わなければならない」とフロアルール(1.2.7)で定められていた。

その他

シャッフルには時間がかかり(特にイベントにおいては、両プレイヤーがデッキを正しくシャッフルしなければならないので)、また技量も必要になる(特にスリーブを使っている場合、シャッフル中のミスはよくあることである)。

そこで、R&Dはゲーム中のシャッフルを最低限にする道を見出そうと努力し、配備する際には慎重にやるようにしている。

切り直すことを参照するカード

脚注

  1. マジック・イベント規定 3.9 カードの切り直し
  2. マジック・イベント規定 3.9 カードの切り直し
  3. [1]
  4. This Land Is Your Land/この土地はあなたの土地
  5. A Changing Landscape/変化する情勢
  6. Mixed Bag, Part 2/玉石混交 その2
  7. Born to be Compiled, Part 2/編まれし軍勢 その2

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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