青黒赤コントロール
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2015年8月15日 (土) 15:07時点における版
青黒赤コントロール(Blue-Black-Red Control)は、青黒赤の3色で構成されるコントロールデッキ。
主に、青黒コントロールに赤をタッチして火力を投入する形で組まれる。もっとも、黒は単体除去に優れる色であるため無理に火力を足す必要は少ないので、どちらかというとその時期の強力な多色カードを活かすためにこのデッキカラーになることも多い。
目次 |
ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロックのスタンダードでは、イニストラードで復活したフラッシュバック呪文を活用したコントロールデッキが存在する。
基本は、大量の除去と打ち消し呪文で対戦相手をコントロールするオーソドックスなコントロールデッキである。
土地や清純のタリスマン/Pristine Talismanでマナ基盤を整えつつ、禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy・捨て身の狂乱/Desperate Ravingsといったドロー呪文や瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageでカード・アドバンテージを稼ぐ。フィニッシャーには業火のタイタン/Inferno Titanなどが採用される。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリオーランド12 準優勝 (参考)
- 使用者:Patrick Chapin
- フォーマット
ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロックのスタンダードでは、青黒テゼレットに赤をタッチする形で組まれていた。
火力を採用することで小回りが利くだけでなく、天敵のCaw-Bladeにもサイドボードのアーティファクト破壊により優位に立つことができる。
アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期
アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期のスタンダードでは、グリクシス/Grixisになぞらえて、グリクシスコントロールと呼ばれる青黒赤のコントロールデッキが存在する。
残酷な根本原理/Cruel Ultimatumをエンドカードにした残酷コントロールの形で組まれることも多い。詳細は残酷コントロールのページを参照のこと。
時のらせんブロック構築
同じ環境の時のらせんブロック構築に存在する青黒コントロールに、虚空/Voidのため赤を足した虚空デッキが登場。
虚空/Void・滅び/Damnationなどのクリーチャー除去をベースに相手をコントロールするのが基本。未来予知で連合の秘宝/Coalition Relicが加わったことによりマナ基盤の安定性も高まった。
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期のスタンダードでの青黒赤コントロールは、青黒赤3色のグッドスタッフ系コントロールデッキ。
動きは同環境の太陽拳やトリコロールに近く、印鑑などのマナ加速から滅び/Damnationなどの重いパワーカードを連発する。
赤からの採用は、フィニッシャーのボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite・基本でない土地対策の砕岩を食うもの/Detritivoreなど。印鑑やショックランド、バウンスランドなどの存在によりマナ基盤の安定性も高い。
サンプルレシピ
- 備考
- オーストラリア選手権07 ベスト4 (参考)
- 使用者:Craig Chapman
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (9) | |
4 | 永劫の年代史家/Aeon Chronicler |
2 | ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite |
2 | 砕岩を食うもの/Detritivore |
1 | ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir |
呪文 (27) | |
4 | 地底街の手中/Clutch of the Undercity |
4 | 滅び/Damnation |
1 | 悪魔火/Demonfire |
2 | 根絶/Extirpate |
2 | 神秘の指導/Mystical Teachings |
4 | 差し戻し/Remand |
1 | 殺戮の契約/Slaughter Pact |
4 | 堕落の触手/Tendrils of Corruption |
3 | ディミーアの印鑑/Dimir Signet |
2 | イゼットの印鑑/Izzet Signet |
土地 (24) | |
3 | ディミーアの水路/Dimir Aqueduct |
4 | 偶像の石塚/Graven Cairns |
1 | ロノムの口/Mouth of Ronom |
1 | 冠雪の島/Snow-Covered Island |
1 | 冠雪の山/Snow-Covered Mountain |
2 | 冠雪の沼/Snow-Covered Swamp |
4 | トレイリア西部/Tolaria West |
3 | ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth |
1 | ウルザの工廠/Urza's Factory |
4 | 湿った墓/Watery Grave |
サイドボード | |
1 | 砕岩を食うもの/Detritivore |
4 | 十二足獣/Dodecapod |
2 | 根絶/Extirpate |
1 | 詩神の器/Muse Vessel |
3 | 殺戮の契約/Slaughter Pact |
3 | 突然の死/Sudden Death |
1 | トーモッドの墓所/Tormod's Crypt |
インベイジョン・ブロック+オデッセイ・ブロック期
インベイジョン・ブロック+オデッセイ・ブロック期のスタンダードでは、サイカトグに赤を加えたパイロトグが存在した。
赤を加えたことでクリーチャーへの対応力が上がるのが利点。ただし安定性で青黒の激動サイカトグに劣り、本家ほどの活躍はできなかった。
インベイジョン・ブロック構築
インベイジョン・ブロック構築では、Voidに青を加えたクローシスコントロールが存在した。
詳細はクローシスコントロールを参照のこと。
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期のスタンダードでは、同時期の青黒コントロール(ネザーゴー・Probe-Goなど)に赤を加えたタイプが存在した。
赤を足す利点は火+氷/Fire+Ice、終止/Terminateなどの強力な多色カードを採用できる点である。全10種類のペインランドが揃っていたことによりマナ基盤の安定性も高い。
モダン
モダンのコントロールデッキとしては長く青白赤コントロールが主流であったが、運命再編から黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang、タルキール龍紀伝からコラガンの命令/Kolaghan's Commandを獲得したことで、青黒赤3色のコントロールデッキも環境に姿を表すようになった。
稲妻/Lightning Boltなどの火力、終止/Terminateなどの単体除去、マナ漏出/Mana Leakなどのカウンターで序盤を凌ぎ、中盤以降は謎めいた命令/Cryptic Command&コラガンの命令の2大命令、墓地のカードを再利用できる瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageやタシグルでアドバンテージを稼ぐのが基本戦略。最後はそれらの火力やクリーチャー、忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pitでライフを削り切る。
探査および瞬唱の魔道士とのシナジーを持つ血清の幻視/Serum Visionsや思考掃き/Thought Scourが使われることもあり、採用されるカードは同じデッキカラーのグリクシスデルバーによく似ている。比較すると、あちらが高速でライフを詰めるビートダウン色の強いデッキであるのに対し、こちらはより長期戦を意識したデッキであり、4マナ以上の重いカードも用いられる傾向にある。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリコペンハーゲン15 ベスト8 (参考)
- 使用者:Thiago Rodrigues
- フォーマット
Grixis Control [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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