ナヒリ/Nahiri

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2015年2月9日 (月) 23:24時点における版

ナヒリ/Nahiri統率者2014のキャラクター。カードとしては統率者2014の石術師、ナヒリ/Nahiri, the Lithomancerが初出。

最初にその存在が示されたのはゼンディカー・ブロックのストーリー中だが、その時点では名前や素性は明かされず、長い間「The Lithomancer[注釈 1]」の仮称で呼ばれていた。

目次

解説

ゼンディカー/Zendikar出身のコー/Korプレインズウォーカー/Planeswalker。女性(イラスト)。

ゼンディカー次元の守護者であり、数千年の昔、ソリン・マルコフ/Sorin Markovウギン/Uginとともにゼンディカーにエルドラージを封印した。

石術/Lithomancy

ナヒリの得意とする魔術、石術/Lithomancyは岩石を操るものである。彼女はゼンディカーのコーに伝わる石鍛冶/Stoneforgeの技巧を身に付けており、岩石中の金属成分に働きかけ、武器や道具をその場で鋳造する。ゼンディカー中に浮かぶ面晶体/Hedronを作り出したのも彼女である。また戦闘においては石壁を作り出したり、敵を地中に沈めたりすることもできる。

プレインズウォーカーとしての地位が上がるにつれ、彼女は「石術師/The Lithomancer」の名でも知られるようになった。

  • 「lithomancy」はギリシャ語で「石」を意味する「líthos」と、「占い」を意味する英語の接尾辞「-mancy」を組み合わせた造語だろう。
  • 大地を操る魔術であるコス/Koth地操術/Geomancyとはよく似ているが、別種のものであるようだ[2]

経歴

石術師/The Lithomancer

ある次元で、ナヒリとソリンはウラモグ/Ulamogの軍勢と戦っていた。ソリンはより大局的な視点に立ち、この次元を見捨てるよう忠告するも、彼ほど長い時を生きていないナヒリは彼のように割り切ることができず、あくまでも最後まで戦うことを主張した。彼女は石鍛冶の技巧を用いて岩から剣を引き抜き、最後の住民の1人、リアン/Lianにそれを託した。

やがて戦闘が始まった。ナヒリとソリンの魔法は落とし子を倒すことはできても、ウラモグの圧倒的な力の前には無力であった。次元そのものが喰らわれ、崩壊し、リアンはナヒリの目の前で、剣を残して無と消えた。自分自身への深い憤りを覚えながら、ナヒリはその剣を掴み、プレインズウォークした。

その後ゼンディカーで落ち合った2人の前に、先の戦いを観察していたソリンの旧き友、ウギンが現れた。エルドラージを調査していたウギンは、エルドラージを滅ぼすことは困難だが封印することならば可能であると語り、ゼンディカーが封印の地として最も相応しいことを暗に示した。当然ナヒリは反発したが、自分の次元の代わりに他の次元を犠牲にしたなら自分を許せないだろうという思いから、最終的にその案を受け入れた。

3人は40年の時間をかけ、準備を整えた。ナヒリは大地からいくつもの石の結晶を作り出して空に配置し、ウギンがそれにのルーンを刻んだ。ウギンはそれを面晶体/Hedronと名付けた。面晶体はエルドラージを封印するための装置であり、同時に彼らを引き寄せるための餌でもあった。

そしていよいよ、3体のエルドラージ――ウラモグ、コジレック/Kozilekエムラクール/Emrakul――がゼンディカーへと現れた。3体が所定の位置についたとき、ウギンの目/Eye of Uginと名付けられた洞窟で、3人のプレインズウォーカーは他のすべての面晶体と繋がる要の面晶体に、その膨大な魔力を注ぎ込んだ。面晶体のネットワークが起動し、ゼンディカー全土が震え――封印は完成した。彼らはその洞窟を、3人のプレインズウォーカーと不可視の炎によってのみ開く魔法の鍵で封じた。

彼らは偉業を成し遂げたが、ナヒリの仕事は始まったばかりであった。彼女は覚悟していた――ゼンディカーの守護者たる自分が、封印を監視し続けなければならないことを。

忌むべき者の夢/Dreams of the Damned

鎖のヴェール/The Chain Veilの呪いを浄化する手段を求め、豊富で力強いマナを有するゼンディカーへとプレインズウォークしたオブ・ニクシリス/Ob Nixilisは、ゼンディカー次元の守護者、ナヒリの攻撃を受ける。呪いとともに力を失った彼は、ナヒリへの復讐を心に誓った。

ゼンディカー・ブロック

エルドラージを封じ込めている呪文の一部が破られ、それを察知したソリンはゼンディカーに帰還した。しかし、そこにナヒリの姿はなかった。

登場

登場カード

フレイバー・テキストに登場

運命再編
ウギンの構築物/Ugin's Construct

登場作品・登場記事

脚注

注釈

  1. 「The Lithomancer」の日本語訳はプレインズウォーカー達の現状では「石操術師」となっているが、カード化に伴い「石術師」に統一された。

出典

  1. A Voice for VorthosDoug Beyerブログ)
  2. A Voice for Vorthos(Doug Beyerブログ)

参考

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