解き放たれし者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, Unshackled
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− | 外部のゲーム・デザイナーを招いて作成された、「外部デザイナー・カード」の1枚。担当したのは、Iron BrigadeやMassive Chaliceのプロジェクト・リーダーなどを務めた、Double Fine ProductionsのBrad | + | 外部のゲーム・デザイナーを招いて作成された、「外部デザイナー・カード」の1枚。担当したのは、Iron BrigadeやMassive Chaliceのプロジェクト・リーダーなどを務めた、Double Fine ProductionsのBrad Muir<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/working-some-best-minds-gaming-2014-06-30 Working with Some of the Best Minds in Gaming]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0010804/ ゲーム業界の偉大な頭脳たちとの仕事の話]([[Daily MTG]]、Feature Article、文:[[Shawn Main]]、訳:[[米村薫]])</ref>。 |
− | + | 元々は2枚目の[[オブ・ニクシリス/Ob Nixilis]]として作られたのではなく、「統率者戦で[[教示者]]対策となる[[黒]]の[[デーモン]]」として作られたカードである。堕ちたる[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]であるオブ・ニクシリスは、[[基本セット2015]]の中心となる[[ガラク/Garruk]]の物語と関連付けられるため、途中でこのカードをオブ・ニクシリスにする案が浮上し、Bradもこれに同意した(これにより伝説のクリーチャーにできるようになり、結果的により統率者戦向きのカードになった)<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-duty-part-2-2014-07-14-0 Card Duty, Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0010829/ カードの義務 その2](Daily MTG、Making Magic、文:[[Mark Rosewater]]、訳:米村薫)</ref>。デザインの過程では、対戦相手の探す[[効果]]だけでなく、自分の何らかの効果にも影響するような能力も模索されたが、結局それはなくなり、最終的に残酷さが際立ったものになった。 | |
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2014年8月17日 (日) 20:28時点における版
伝説のクリーチャー — デーモン(Demon)
飛行、トランプル
対戦相手1人が自分のライブラリーを探すたび、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、10点のライフを失う。
他のクリーチャーが1体死亡するたび、解き放たれし者、オブ・ニクシリスの上に+1/+1カウンターを1個置く。
対戦相手のサーチを牽制する伝説のクリーチャー。他のクリーチャーが死亡することで+1/+1カウンターも置かれる。
サーチを完全に禁止するわけではないが、10点のライフ+クリーチャーの生け贄+オブ・ニクシリスの強化という三重の負担は大きいため、無視できるものではない。特に、フェッチランドなどのサーチ手段が豊富に使われているモダンやエターナルのようにカードプールが広い環境での影響が大きい。エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensorや精神固めの宝珠/Mindlock Orbと比べると重く、対策として使うには遅さが気になるが、単体でフィニッシャーを務められる高い戦闘性能は評価点と言える。
元々それを目的にデザインされているが(後述の#開発秘話)、統率者戦の統率者には向いている。サーチが多用される環境であり、マナ加速の選択肢も多いため活躍しやすい。
- 対戦相手が他のプレイヤーのライブラリーを探したり、あなたが対戦相手のライブラリーを探したりしても、能力は誘発しない。
- 朝の歌のマラレン/Maralen of the Mornsongとの組み合わせはいやらしい。もし1度目で除去をサーチされても13点のライフを失わせることが可能。しかも一度に複数除去できるカードをサーチする必要がある(マラレンを除去されたとしてもこのクリーチャーが強化されてしまうし、マラレンが残れば後続の解き放たれし者、オブ・ニクシリスやリアニメイトをサーチされる恐れがあるため)。
開発秘話
外部のゲーム・デザイナーを招いて作成された、「外部デザイナー・カード」の1枚。担当したのは、Iron BrigadeやMassive Chaliceのプロジェクト・リーダーなどを務めた、Double Fine ProductionsのBrad Muir[1]。
元々は2枚目のオブ・ニクシリス/Ob Nixilisとして作られたのではなく、「統率者戦で教示者対策となる黒のデーモン」として作られたカードである。堕ちたるプレインズウォーカー/Planeswalkerであるオブ・ニクシリスは、基本セット2015の中心となるガラク/Garrukの物語と関連付けられるため、途中でこのカードをオブ・ニクシリスにする案が浮上し、Bradもこれに同意した(これにより伝説のクリーチャーにできるようになり、結果的により統率者戦向きのカードになった)[2]。デザインの過程では、対戦相手の探す効果だけでなく、自分の何らかの効果にも影響するような能力も模索されたが、結局それはなくなり、最終的に残酷さが際立ったものになった。
関連カード
サイクル
基本セット2015の伝説のクリーチャーのサイクル。各色のレアに1枚ずつ存在する。
- 守護天使アヴァシン/Avacyn, Guardian Angel
- 練達の変身術士、ジャリラ/Jalira, Master Polymorphist
- 解き放たれし者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, Unshackled
- オナッケの古きもの、クルケッシュ/Kurkesh, Onakke Ancient
- 放浪の吟遊詩人、イーサーン/Yisan, the Wanderer Bard
神話レアには5色の巣主スリヴァー/Sliver Hivelordも存在する。
ストーリー
体に埋め込まれた面晶体/Hedronの束縛から解き放たれ、かつての力を取り戻しつつあるオブ・ニクシリス/Ob Nixilis。プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkは未だ失われたままだが、それももはや手の届くところにある。
詳細はオブ・ニクシリス/Ob Nixilisを参照。
脚注
- ↑ Working with Some of the Best Minds in Gaming/ゲーム業界の偉大な頭脳たちとの仕事の話(Daily MTG、Feature Article、文:Shawn Main、訳:米村薫)
- ↑ Card Duty, Part 2/カードの義務 その2(Daily MTG、Making Magic、文:Mark Rosewater、訳:米村薫)