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2008年2月22日 (金) 07:37時点における版

リス対立(Squirrel & Opposition)

緑のリス・トークンを出すカードと対立/Oppositionを組み合わせた青緑の対立系ロックデッキ。

Opposition / 対立 (２)(青)(青)
エンチャント

あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー１体をタップする：アーティファクト１つかクリーチャー１体か土地１つを対象とし、それをタップする。

オデッセイ・ブロック期

リスの巣/Squirrel Nestを活用するタイプ。

Squirrel Nest / リスの巣 (１)(緑)(緑)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント（土地）
エンチャントされている土地は「(Ｔ)：緑の1/1のリス(Squirrel)・クリーチャー・トークンを１体生成する。」を持つ。

Static Orb / 静態の宝珠 (３)
アーティファクト

静態の宝珠がアンタップ状態であるかぎり、プレイヤーは自分のアンタップ・ステップにパーマネントを２つまでしかアンタップできない。

リスの巣/Squirrel Nestによって毎ターン確実にクリーチャーを増やし、それを対立/Oppositionのエンジンとする。

主な戦績は日本選手権02関東予選6位通過、同年世界選手権5位及び8位ランクなど。世界選手権02でのデッキリストはWorld Championship Decks 2002を参照のこと。

静態の宝珠/Static Orbがあれば、相手はほとんど何もできず、自分は対立/Oppositionで静態の宝珠/Static Orbの影響を受けなくなる。そうなってしまうと、相手としてはリスまみれになって死ぬか、投了するしかない。

静態の宝珠/Static Orbがない状態でも、リス・トークンとオデッセイの強力な緑のクリーチャーによるビートダウンで相手を圧殺することができる。この場合、対立/Oppositionはボードコントロールとしての役割を果たす。青緑ビートダウンのページも参照のこと。

対立/Oppositionのエンジンとなる序盤のマナ・クリーチャーが除去されると厳しく、クリーチャーデッキがメタの中心になったことで次第に衰退。

また、オンスロート後は打ち消しにくいめった切り/Slice and Diceのサイクリングも痛手となった。

さびれた寺院/Deserted Templeで、トークンを出すスピードを加速するタイプも存在した。

ウルザ・ブロック期

ウルザ・ブロック構築と当時のスタンダードに存在。錯乱した隠遁者/Deranged Hermitを使用するが、もともとクリーチャーの数は多いので、錯乱した隠遁者/Deranged Hermitを必ずしも引かなければならないわけではない。

Deranged Hermit / 錯乱した隠遁者 (３)(緑)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf)

エコー(３)(緑)(緑)（あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わないかぎりそれを生け贄に捧げる。）
錯乱した隠遁者が戦場に出たとき、緑の1/1のリス(Squirrel)・クリーチャー・トークンを４体生成する。
リス・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

1/1

もとはウルザ・ブロック構築のデッキで、Michael Pustilnikがデザインした。

それをスタンダード仕様にして大幅な改造を施したのが中村聡である。

基本セットでおなじみの8体のマナ・クリーチャーに加えてガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle（ウルザ・ブロック構築では禁止カードに指定されていた）を投入し、強力にマナ加速し、さらにフリースペルでバックアップする。→*1

特に断絶/Snapで錯乱した隠遁者/Deranged Hermitを戻してガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleさえ起こせれば確実に5マナを確保でき、さらにリスを呼び起こすという爆発力を持っていた。

また、こうした構成によりマナを大量に出せるので、天才のひらめき/Stroke of Geniusやマスティコア/Masticoreが非常に強力である。要となるガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleをサーチするために輪作/Crop Rotationも使用された。

ネメシス以降は水位の上昇/Rising Watersにより相手を確実にロックするタイプに変更。→*2

また、スカイシュラウドの密猟者/Skyshroud Poacherにより錯乱した隠遁者/Deranged Hermitをライブラリーから直接場に出すことも出来る。錯乱した隠遁者/Deranged Hermitが2体出れば、リス・トークンだけで20点を削れるため、ゲームを長引かせること無く勝利できた。

初期型

備考
- The Finals99 ベスト8
- 使用者:中村聡
フォーマット
- スタンダード（第６版＋ウルザ・ブロック＋メルカディアン・マスクス）

メインデッキ			サイドボード
20\| style="background:#eeeeff"\|クリーチャー		1	スランの鋳造所/Thran Foundry
4	極楽鳥/Birds of Paradise		1	たい肥/Compost
4	ラノワールのエルフ/Llanowar Elves		4	秘儀の研究室/Arcane Laboratory
4	ヤヴィマヤの農夫/Yavimaya Granger		2	火薬樽/Powder Keg
4	マスティコア/Masticore		3	無効/Annul
4	錯乱した隠遁者/Deranged Hermit		2	魔力流出/Energy Flux
16\| style="background:#eeeeff"\|呪文		1	魔力消沈/Power Sink
4	対立/Opposition
4	断絶/Snap
2	輪作/Crop Rotation
4	天才のひらめき/Stroke of Genius
2	魔力消沈/Power Sink
24\| style="background:#eeeeff"\|土地
8	島/Island
10	森/Forest
2	ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
4	樹上の村/Treetop Village

ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleを活用する初期型。

後期型

備考
- アジア太平洋選手権00 ベスト8
- 使用者:中村聡
フォーマット
- スタンダード（第６版＋ウルザ・ブロック＋マスクス・ブロック）

メインデッキ			サイドボード
22\| style="background:#eeeeff"\|クリーチャー		4	リバー・ボア/River Boa
4	極楽鳥/Birds of Paradise		1	マスティコア/Masticore
4	ラノワールのエルフ/Llanowar Elves		4	ブラストダーム/Blastoderm
3	ヤヴィマヤの農夫/Yavimaya Granger		2	火薬樽/Powder Keg
4	ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder		1	不実/Treachery
3	マスティコア/Masticore		1	無効/Annul
1	スカイシュラウドの密猟者/Skyshroud Poacher		2	調和ある収斂/Harmonic Convergence
3	錯乱した隠遁者/Deranged Hermit
14\| style="background:#eeeeff"\|呪文
3	対立/Opposition
3	水位の上昇/Rising Waters
3	不実/Treachery
3	誤算/Miscalculation
2	魔力消沈/Power Sink
24\| style="background:#eeeeff"\|土地
6	島/Island
7	森/Forest
2	真鍮の都/City of Brass
1	ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
4	樹上の村/Treetop Village
4	リシャーダの港/Rishadan Port

ネメシス参入後の後期型。

参考

対立(デッキ)
デッキ集

@@ 1行： / 1行： @@
 =リス対立(Squirrel & Opposition)=
-[[シミックカラー|緑]]の[[リス]]・[[トークン]]を出す[[カード]]と[[対立/Opposition]]を組み合わせた[[青緑]]の[[対立]][[ロック]]・[[デッキ]]。
+[[緑]]の[[リス]]・[[トークン]]を出す[[カード]]と[[対立/Opposition]]を組み合わせた[[シミックカラー|青緑]]の[[対立]]系[[ロック]][[デッキ]]。
 {{#card:Opposition}}
-****
+==[[オデッセイ・ブロック]]期==
-==[[オデッセイ]]登場後 [#Odyssey]==
 [[リスの巣/Squirrel Nest]]を活用するタイプ。
@@ 23行： / 21行： @@
 [[静態の宝珠/Static Orb]]がない状態でも、リス・トークンと[[オデッセイ]]の強力な緑のクリーチャーによる[[ビートダウン]]で相手を圧殺することができる。
+この場合、[[対立/Opposition]]は[[ボードコントロール]]としての役割を果たす。
+[[青緑ビートダウン#オデッセイ・ブロック期|青緑ビートダウン]]のページも参照のこと。
 [[対立/Opposition]]のエンジンとなる序盤の[[マナ・クリーチャー]]が[[除去]]されると厳しく、クリーチャーデッキが[[メタ]]の中心になったことで次第に衰退。
 また、[[オンスロート]]後は[[打ち消し]]にくい[[めった切り/Slice and Dice]]の[[サイクリング]]も痛手となった。
 *[[さびれた寺院/Deserted Temple]]で、[[トークン]]を出すスピードを加速するタイプも存在した。
-****
+==[[ウルザ・ブロック]]期==
-==元祖リス対立（[[ウルザ・ブロック]]期） [#Urza]==
 [[ウルザ・ブロック構築]]と当時の[[スタンダード]]に存在。
 [[錯乱した隠遁者/Deranged Hermit]]を使用するが、もともとクリーチャーの数は多いので、[[錯乱した隠遁者/Deranged Hermit]]を必ずしも引かなければならないわけではない。
@@ 41行： / 40行： @@
 それをスタンダード仕様にして大幅な改造を施したのが[[中村聡]]である。
-[[基本セット]]でおなじみの8体の[[マナ・クリーチャー]]に加えて[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]（[[ウルザ・ブロック構築]]では[[禁止カード]]に指定されていた）を投入し、強力に[[マナ加速]]し、さらに[[フリースペル]]でバックアップする。
+[[基本セット]]でおなじみの8体の[[マナ・クリーチャー]]に加えて[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]（[[ウルザ・ブロック構築]]では[[禁止カード]]に指定されていた）を投入し、強力に[[マナ加速]]し、さらに[[フリースペル]]でバックアップする。→[[#初期型|*1]]
 特に[[アンタップ|断絶/Snap]]で[[錯乱した隠遁者/Deranged Hermit]]を戻して[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]さえ[[起こせ]]れば確実に5[[マナ]]を確保でき、さらにリスを呼び起こすという爆発力を持っていた。
 また、こうした構成によりマナを大量に出せるので、[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]や[[マスティコア/Masticore]]が非常に強力である。
 [[キーカード|要]]となる[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]を[[サーチ]]するために[[輪作/Crop Rotation]]も使用された。
-[[ネメシス]]以降は[[水位の上昇/Rising Waters]]により相手を確実にロックするタイプに変更。
+[[ネメシス]]以降は[[水位の上昇/Rising Waters]]により相手を確実にロックするタイプに変更。→[[#後期型|*2]]
 また、[[スカイシュラウドの密猟者/Skyshroud Poacher]]により[[錯乱した隠遁者/Deranged Hermit]]を[[ライブラリー]]から直接[[場]]に出すことも出来る。
 [[錯乱した隠遁者/Deranged Hermit]]が2体出れば、リス・トークンだけで20点を削れるため、ゲームを長引かせること無く勝利できた。
-==サンプルレシピ==
+===初期型===
 *備考
 **[[The Finals99]] ベスト8
@@ 98行： / 101行： @@
 *[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]を活用する初期型。
-****
+===後期型===
 *備考

リス対立

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2008年2月22日 (金) 07:37時点における版

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リス対立(Squirrel & Opposition)

オデッセイ・ブロック期

ウルザ・ブロック期

初期型

後期型

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