引く

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ライブラリーのカードを手札に移動させることすべてが、「カードを引く」であるわけではない。「引く」として扱われるのは、[[ドロー・ステップ]]開始時のドロー、および[[ルール文章]]に「引く」と書いてある効果だけである。たとえば、[[闇の腹心/Dark Confidant]]などの「[[手札に加える]]」効果は、「カードを引くたび」誘発する能力を誘発させない。
 
ライブラリーのカードを手札に移動させることすべてが、「カードを引く」であるわけではない。「引く」として扱われるのは、[[ドロー・ステップ]]開始時のドロー、および[[ルール文章]]に「引く」と書いてある効果だけである。たとえば、[[闇の腹心/Dark Confidant]]などの「[[手札に加える]]」効果は、「カードを引くたび」誘発する能力を誘発させない。
  
2005年2月の[[総合ルール|ルール]]変更により、呪文を[[唱える]]手順の間にカードを引く場合、唱え終わるまで引いたカードは[[裏向き]]であることになった({{CR|401.5}})。これは、以下の記述も含め、[[能力]]の[[起動]]についても同様である。
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2005年2月の総合ルール変更により、呪文を[[唱える]]手順の間にカードを引く場合、唱え終わるまで引いたカードは[[裏向き]]であることになった({{CR|401.5}})。裏向きである間、そのカードは[[特性]]を持たないものとする。これは、以下の記述も含め、[[能力]]の[[起動]]についても同様である。
*手札にあることには変わりがないので、唱える手順の完了前にこのカードを[[コスト]]として[[捨てる|捨て]]たりしてもかまわない。ただし、表側を見られないので、「[[赤]]のカードを捨てる」といった、特定の性質のカードを捨てるコストには充てられない。
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*手札にあることには変わりがないので、唱える手順の完了前にこのカードを[[コスト]]として[[捨てる|捨て]]たりしてもかまわない。ただし、特性を持たないので、「[[赤]]のカードを捨てる」といった、特定の性質のカードを捨てるコストには充てられない。
 
*このルールは「[[解決]]中」や「唱え終わってからから解決時まで」ではなく「唱えている間」に関するルールなので勘違いしないように。
 
*このルールは「[[解決]]中」や「唱え終わってからから解決時まで」ではなく「唱えている間」に関するルールなので勘違いしないように。
 
*唱えている間にカードを引くという状況は、[[彩色の宝球/Chromatic Sphere]]を[[起動]]した場合などごく限られた場合にしか発生しない。
 
*唱えている間にカードを引くという状況は、[[彩色の宝球/Chromatic Sphere]]を[[起動]]した場合などごく限られた場合にしか発生しない。
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==色の役割==
 
==色の役割==
ドローは[[青]]の得意分野。純粋なドローから、おびただしい量のドローまで、種類が豊富。[[キャントリップ]]程度ならどの[[色]]でもできるが、複数枚のドローはほとんどが青に存在する(例:[[連絡/Tidings]]、[[発想の流れ/Flow of Ideas]]、[[精神の渦/Psychic Vortex]])。
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ドローは[[青]]の得意分野。純粋なドローから、おびただしい量のドローまで、種類が豊富。[[ルーター]]と呼ばれる「引いて[[捨てる]]」効果の多くも青のカード。[[キャントリップ]]程度ならどの[[色]]でもできるが、複数枚のドローはほとんどが青に存在する(例:[[連絡/Tidings]]、[[発想の流れ/Flow of Ideas]]、[[精神の渦/Psychic Vortex]])。
  
 
次点は[[緑]]で、その多くが何らかの形で[[クリーチャー]]と関連しており、また行動に誘発してカードを引くことができるものが多い(例:[[よりよい品物/Greater Good]]、[[自然の復活/Nature's Resurgence]]、[[原始的刻印/Primitive Etchings]])。
 
次点は[[緑]]で、その多くが何らかの形で[[クリーチャー]]と関連しており、また行動に誘発してカードを引くことができるものが多い(例:[[よりよい品物/Greater Good]]、[[自然の復活/Nature's Resurgence]]、[[原始的刻印/Primitive Etchings]])。
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その次が[[黒]]で、ドロー効率は青以上なものの[[ライフ]]などの[[リソース]]と引き換えになる場合が多く、恒久的ドローで逆にデメリットになる場面もある。リスクは高いがリターンも大きい(例:[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]、[[夜の囁き/Night's Whisper]])。
 
その次が[[黒]]で、ドロー効率は青以上なものの[[ライフ]]などの[[リソース]]と引き換えになる場合が多く、恒久的ドローで逆にデメリットになる場面もある。リスクは高いがリターンも大きい(例:[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]、[[夜の囁き/Night's Whisper]])。
  
[[赤]]のドローは不確実な上に引く枚数も不安定。「混沌」の色であるため全プレイヤーを巻き込んでの手札総入れ替えなどは得意。
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[[赤]]のドローは不確実な上に引く枚数も不安定。「混沌」の色であるため全プレイヤーを巻き込んでの手札総入れ替えなどは得意。近年([[信仰無き物あさり/Faithless Looting]]以降)は、「捨てて引く」効果も増えてきている。
  
 
[[白]]のドローは数が少なく、特に複数枚一度に引けるカードはほとんど存在しない。
 
[[白]]のドローは数が少なく、特に複数枚一度に引けるカードはほとんど存在しない。

2012年10月17日 (水) 04:15時点における版

カードを引く/Draw card(s)と指示された場合、ライブラリーの一番上カード手札に入れる。英語の読みからドローと呼ぶこともある。イメージは「ひらめき」や「考察」とされている。

目次

ルール

誰が引くかが指示されておらず、ただ単に「カードを1枚引く。」と書かれている場合、カードを引くのはあなた(その呪文能力コントローラー)である。

複数枚のカードを引く指示があった場合には、「カードを1枚引く」処理を複数回行う。また、複数のプレイヤーに同時にカードを引かせる指示があった場合、APNAP順に従って、1人ずつ指定された枚数のカード引いていく。

  • 「カードを引くたび」誘発する誘発型能力は、1枚ずつについて誘発する。
  • 「カードを引く場合、代わりに…」という置換効果は、「カードを1枚引く」ことを置換する。複数枚引くときは、1枚ごとに置換し、置換してできたイベントを完了してから次の1枚を引く。

ライブラリーにカードが無い状態でも、「カードを引く」という処理を行うことができる。これは、「不可能な処理は無視する」というマジックの黄金律の例外である。空のライブラリーからカードを引こうとしたプレイヤーは、次の状況起因処理の際に敗北する。→ライブラリーアウト

  • ライブラリーが空の状態でも、「カードを引く場合、代わりに…」という置換効果を適用できる。
  • 空のライブラリーからカードを引こうとした場合、実際にはカードを引いていないので、「カードを引くたび」という誘発型能力は誘発しない。

ライブラリーのカードを手札に移動させることすべてが、「カードを引く」であるわけではない。「引く」として扱われるのは、ドロー・ステップ開始時のドロー、およびルール文章に「引く」と書いてある効果だけである。たとえば、闇の腹心/Dark Confidantなどの「手札に加える」効果は、「カードを引くたび」誘発する能力を誘発させない。

2005年2月の総合ルール変更により、呪文を唱える手順の間にカードを引く場合、唱え終わるまで引いたカードは裏向きであることになった(CR:401.5)。裏向きである間、そのカードは特性を持たないものとする。これは、以下の記述も含め、能力起動についても同様である。

  • 手札にあることには変わりがないので、唱える手順の完了前にこのカードをコストとして捨てたりしてもかまわない。ただし、特性を持たないので、「のカードを捨てる」といった、特定の性質のカードを捨てるコストには充てられない。
  • このルールは「解決中」や「唱え終わってからから解決時まで」ではなく「唱えている間」に関するルールなので勘違いしないように。
  • 唱えている間にカードを引くという状況は、彩色の宝球/Chromatic Sphere起動した場合などごく限られた場合にしか発生しない。
  • 唱えている間であっても、(「手札に加える」などの)「引く」ではない効果で手札に置かれたカードは、裏向きにはならない。

色の役割

ドローはの得意分野。純粋なドローから、おびただしい量のドローまで、種類が豊富。ルーターと呼ばれる「引いて捨てる」効果の多くも青のカード。キャントリップ程度ならどのでもできるが、複数枚のドローはほとんどが青に存在する(例:連絡/Tidings発想の流れ/Flow of Ideas精神の渦/Psychic Vortex)。

次点はで、その多くが何らかの形でクリーチャーと関連しており、また行動に誘発してカードを引くことができるものが多い(例:よりよい品物/Greater Good自然の復活/Nature's Resurgence原始的刻印/Primitive Etchings)。

その次がで、ドロー効率は青以上なもののライフなどのリソースと引き換えになる場合が多く、恒久的ドローで逆にデメリットになる場面もある。リスクは高いがリターンも大きい(例:ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena夜の囁き/Night's Whisper)。

のドローは不確実な上に引く枚数も不安定。「混沌」の色であるため全プレイヤーを巻き込んでの手札総入れ替えなどは得意。近年(信仰無き物あさり/Faithless Looting以降)は、「捨てて引く」効果も増えてきている。

のドローは数が少なく、特に複数枚一度に引けるカードはほとんど存在しない。

に関係なく、呪文のオマケとしての1枚ドローならどの色でも持ち得る(→キャントリップ)。

強力なドローカードは禁止カード制限カードに指定されることが多い。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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