タフネス
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**例えば、こちらが[[巨大ゴキブリ/Giant Cockroach]]と[[歩兵部隊/Foot Soldiers]]、[[対戦相手]]が[[灰色熊/Grizzly Bears]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しており、双方とも[[巨大化/Giant Growth]]などの[[コンバット・トリック]]はないものとする。[[頭でっかち]]な巨大ゴキブリで攻撃すると、灰色熊でブロックされて相討ちになり、巨大ゴキブリのほうが[[コスト]]が大きいので損な取引に終わる。これに対し、尻でっかちな歩兵部隊ならば、灰色熊でブロックされても一方的に勝つことができる。小型の[[ブロッカー]]につぶされないタフネスの大きさが生きるケースである。 | **例えば、こちらが[[巨大ゴキブリ/Giant Cockroach]]と[[歩兵部隊/Foot Soldiers]]、[[対戦相手]]が[[灰色熊/Grizzly Bears]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しており、双方とも[[巨大化/Giant Growth]]などの[[コンバット・トリック]]はないものとする。[[頭でっかち]]な巨大ゴキブリで攻撃すると、灰色熊でブロックされて相討ちになり、巨大ゴキブリのほうが[[コスト]]が大きいので損な取引に終わる。これに対し、尻でっかちな歩兵部隊ならば、灰色熊でブロックされても一方的に勝つことができる。小型の[[ブロッカー]]につぶされないタフネスの大きさが生きるケースである。 | ||
***ブロッカーが灰色熊ではなく、[[先制攻撃]]持ちの[[若年の騎士/Youthful Knight]]だった場合は、巨大ゴキブリで攻撃すると一方的な討ち死にである。 | ***ブロッカーが灰色熊ではなく、[[先制攻撃]]持ちの[[若年の騎士/Youthful Knight]]だった場合は、巨大ゴキブリで攻撃すると一方的な討ち死にである。 | ||
− | * | + | *低い値であるほど、タフネス1の差が大きい。1だと[[ティム]]に焼かれてしまうが、2ならそれに耐えられるようになり、3なら[[ショック/Shock]]にも耐えられるようになって、と大きく死ににくさに差が出るが、10が11になったからと言って耐えられる状況にそれほど差は出ない。大抵の環境では、4くらいまでは1の差が特に重要となってくる。 |
− | ** | + | **もっとも、これは環境に存在する[[火力]]によって大きく変わる。例えば[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]の大暴れした[[インベイジョン・ブロック]]ではタフネス4と5の差は非常に大きいものだったし、[[爆片破/Shrapnel Blast]]や[[四肢切断/Dismember]]などが活躍する環境ならばタフネス6である事に大きな価値が出て来る。逆に、安定した[[火力]]が2点以下ばかり、と言うような環境であればタフネス3と4の価値の差は小さくなる。 |
*[[不屈の古樹/Indomitable Ancients]]に代表されるように[[白]]のクリーチャーは全体的にタフネスが高い。逆にその対抗色である[[黒]]と[[赤]]のクリーチャーは全体的にタフネスが低い。 | *[[不屈の古樹/Indomitable Ancients]]に代表されるように[[白]]のクリーチャーは全体的にタフネスが高い。逆にその対抗色である[[黒]]と[[赤]]のクリーチャーは全体的にタフネスが低い。 | ||
2011年12月4日 (日) 11:13時点における版
タフネス/Toughnessは、クリーチャーにのみ存在する、オブジェクトが持つ特性の1つであり、クリーチャーが破壊されるために必要なダメージの最小値。「頑丈さ」くらいの意味で、RPGでいうところの最大HPをイメージすれば分かりやすい。
ルール文章においては、A/Bの形で数字が並んだとき、スラッシュ( / )の右側に書かれている数字Bがタフネスを表す。クリーチャー・カードには、この形式で右下に「パワー/タフネス」(P/T)が書かれている。2/3とあれば、そのオブジェクトが2のパワーと3のタフネスを持つことを示す。これらの値は、効果によって修整されたり、ある値に変更されたりすることもある。
クリーチャーのタフネスが数字でなく記号「*(カードでは★)」で表わされていることがある。この場合、そのクリーチャーの特性定義能力によって値が定められる。何らかの理由でその値が定められない場合、その値は0とする。
- たとえカードに印刷されていたとしても、クリーチャーでないパーマネントがタフネスを持つことは無い。
- ポータル系列のカードでは、タフネスの値の横に盾のイラストが描かれている(参考:怒り狂うゴブリン/Raging Goblinのポータル版のイラスト)。
ルール
クリーチャーが致死ダメージ(そのタフネスを上回るダメージ)を負っている場合、タフネスが1以上あれば、状況起因処理によりそのクリーチャーは破壊される。
タフネスが0以下になったクリーチャーは、次に優先権が発生したときにオーナーの墓地に置かれる。これは状況起因処理によるものであり、かつ破壊ではない。すなわち再生はできず、破壊されない効果は意味を持たない。
- ダメージによってタフネスが変化することはない。2/2の灰色熊/Grizzly Bearsに1点のダメージが与えられれば、それは「1点のダメージを受けた2/2の灰色熊」である。2/1になるわけではない。
備考
- しばしばRPGにおけるHPのようなものと表現されたり混同されるが、それでは誤解が生まれる場合がある。たとえば、「ダメージを受けているクリーチャーがタフネスにマイナス修正を加えられた場合」などである。このときタフネスが最大HPであると解釈してしまうと、既に与えられていたダメージがどこに行くのか、という問題が生じてしまう(多くのRPGでは現在のHPが保存されたまま最大HPが減少するだけなので尚更誤解を受けやすい)。実際には「与えられているダメージ」の値のほうが保存され、修正を受けた後のタフネスがその値を下回れば致死ダメージを受けたとみなされる。
- タフネスの大きさは基本的に防御的な能力であるが、攻撃の際にも当然役に立つ。よって尻でっかち=ブロック要員と短絡的に考えると足を掬われる。
- 例えば、こちらが巨大ゴキブリ/Giant Cockroachと歩兵部隊/Foot Soldiers、対戦相手が灰色熊/Grizzly Bearsをコントロールしており、双方とも巨大化/Giant Growthなどのコンバット・トリックはないものとする。頭でっかちな巨大ゴキブリで攻撃すると、灰色熊でブロックされて相討ちになり、巨大ゴキブリのほうがコストが大きいので損な取引に終わる。これに対し、尻でっかちな歩兵部隊ならば、灰色熊でブロックされても一方的に勝つことができる。小型のブロッカーにつぶされないタフネスの大きさが生きるケースである。
- ブロッカーが灰色熊ではなく、先制攻撃持ちの若年の騎士/Youthful Knightだった場合は、巨大ゴキブリで攻撃すると一方的な討ち死にである。
- 例えば、こちらが巨大ゴキブリ/Giant Cockroachと歩兵部隊/Foot Soldiers、対戦相手が灰色熊/Grizzly Bearsをコントロールしており、双方とも巨大化/Giant Growthなどのコンバット・トリックはないものとする。頭でっかちな巨大ゴキブリで攻撃すると、灰色熊でブロックされて相討ちになり、巨大ゴキブリのほうがコストが大きいので損な取引に終わる。これに対し、尻でっかちな歩兵部隊ならば、灰色熊でブロックされても一方的に勝つことができる。小型のブロッカーにつぶされないタフネスの大きさが生きるケースである。
- 低い値であるほど、タフネス1の差が大きい。1だとティムに焼かれてしまうが、2ならそれに耐えられるようになり、3ならショック/Shockにも耐えられるようになって、と大きく死ににくさに差が出るが、10が11になったからと言って耐えられる状況にそれほど差は出ない。大抵の環境では、4くらいまでは1の差が特に重要となってくる。
- もっとも、これは環境に存在する火力によって大きく変わる。例えば火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuの大暴れしたインベイジョン・ブロックではタフネス4と5の差は非常に大きいものだったし、爆片破/Shrapnel Blastや四肢切断/Dismemberなどが活躍する環境ならばタフネス6である事に大きな価値が出て来る。逆に、安定した火力が2点以下ばかり、と言うような環境であればタフネス3と4の価値の差は小さくなる。
- 不屈の古樹/Indomitable Ancientsに代表されるように白のクリーチャーは全体的にタフネスが高い。逆にその対抗色である黒と赤のクリーチャーは全体的にタフネスが低い。