「Shahrazad」を編集中
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− | [[アラビアンナイト]] | + | '''Shahrazad'''とは、[[アラビアンナイト]]の登場人物の一人にして、物語の語り部である女性の名前。アラビアンナイトのすべての物語は、{{Gatherer|id=980|'''Shahrazad'''のイラストに描かれているこの女性}}によって語られる「作中作」の形式をとっている(※詳細は下記)。そのためこのカードも、作中作ならぬ「ゲーム中ゲーム」を作る効果となっている。 |
− | + | これを使うと時間切れが続出するとか。[[サブゲーム]]中にまたこれを使う事もでき、もはや意味が分からなくなる。 | |
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+ | だが実際にこのカードを使っても、直ちにサブゲームを[[投了]]されてしまうことが多い。凝った使い方をしようにも、結局は投了されても有効な[[バーン]]や[[ウィニー]]でなければ難しい。しかし裏を返せば「対戦相手はライフの半分(端数切り上げ)を失う」と書かれた2[[マナ]]の[[ソーサリー]]としてのポテンシャルを秘めている。 | ||
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+ | [[サブゲーム]]用のルールが1項目存在する。詳しい解説は[[サブゲーム]]の項を参照。 | ||
*[[フェッチランド]]の跋扈する環境なら、自分がフェッチランドを入れないだけでサブゲームをそこそこ有利に進められる。 | *[[フェッチランド]]の跋扈する環境なら、自分がフェッチランドを入れないだけでサブゲームをそこそこ有利に進められる。 | ||
− | * | + | *よく見ると[[多人数戦]]に対応したテキストとなっている。 |
− | + | *長い間サブゲームはこのカード専用のルールだったが、冗談セットである[[アンヒンジド]]でサブゲームを行う2枚目のカード[[Enter the Dungeon]]が収録された。 | |
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**また[[新たなるファイレクシア]]では、サブゲームでなく新たにゲームを開始する[[解放された者、カーン/Karn Liberated]]が登場した。 | **また[[新たなるファイレクシア]]では、サブゲームでなく新たにゲームを開始する[[解放された者、カーン/Karn Liberated]]が登場した。 | ||
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− | [[ | + | 1994年1月25日より、[[Type1]](現[[ヴィンテージ]])および[[Type1.5]]で[[禁止カード]]に指定されていたが、1999年10月1日に解除。その後、Type1.5から移行した[[レガシー]]でも使用可能であったが、2007年9月20日よりヴィンテージ、レガシーの両フォーマットで再度禁止カードに指定された。 |
− | [[統率者戦]] | + | [[統率者戦]]においては、開始当初は特例として使用を許可されていたが、2011年9月20日よりこの特例は撤廃されているため使用できない。 |
− | == | + | ===アラビアンナイト(千夜一夜物語)の語り部とその終始=== |
− | + | 昔々、シャハリヤール/Shahryarという王様がいた。シャハリヤール王が自分の宮殿を留守にしている間、シャハリヤール王の弟は、シャハリヤール王の妃が夫の留守をいいことに、奴隷と痴態の限りを尽くしていたのを目撃する。宮殿に戻ったシャハリヤール王は、弟からその話を聞いた後、妃の首を刎ねさせた。妻の不貞で女性不審となったシャハリヤールは、大臣に毎晩一人の処女を連れて来るよう命じ、その処女と寝ては翌朝になると殺すようになった。やがて三年もすると都から若い娘は姿を消してしまったが、それでもシャハリヤール王は大臣に処女を連れて来るよう命じた。この大臣の娘シャハラザード(シェハラザード)/Shahrazadは、恐怖と悩みにやつれた父を見て、自分をシャハリヤール王に娶合わせるよう父に言った。シャハリヤール王のもとに参上したシャハラザードは、妹のドニアザードを呼び寄せた。シャハラザードとドニアザードの姉妹は「これまでの処女たちのように、殺されるかもしれない」という命の危険と恐怖を感じていた。が、2人はそういった気持ちを押し殺し、あらかじめ用意しておいた策を講じることにした。シャハリヤール王とシャハラザードの床入りが済んだ後、妹のドニアザードは姉と約束したとおり、姉に物語をねだった。姉のシャハラザードは古今東西の様々な物語に通じており、それらの物語をドニアザードとシャハリヤール王の2人に夜通し語りかけた。 | |
− | + | とある物語を語り終えようというところ、シャハラザードが語るのを止めた。シャハリヤール王は物語の続きを話すようシャハラザードに命じたが、シャハラザードは焦らすような態度で続きはまた明晩話すと言った。物語の続きが気になったシャハリヤール王は、シャハラザードとドニアザードの2人を殺さぬことにした。2人の姉妹は約束通り明晩またシャハリヤール王の下に参上し、シャハラザードは物語の続きを語り始めた。シャハラザードの語る様々な物語は、シャハリヤール王にとって、とても魅力的なものばかりであった。その夜以降、シャハリヤール王は毎夜毎夜、新しい処女ではなく、シャハラザードを床入りさせ、彼女に物語をねがった。一方でシャハラザードも毎晩毎晩、夜通し様々な物語を語った。こうしてシャハリヤールとドニアザード、自らの命を賭けた語らいの夜は続いていった。2人は毎夜毎夜シャハリヤール王に物語を語りかけることで、王の気を紛らわさせた。 | |
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− | + | そして、千と一夜目に物語を語り終わったシャハラザードは、ドニアザードに子供たちを連れてくるよう頼んだ。連れてこられた子供たちのことを。シャハリヤール王は知らなかった。が、シェハラザードは、この子供たちが”自分とシャハリヤール王の子供”であることをシャハリヤール王に告白した。喜びに震えるシャハリヤール王は、シェハラザードとドニアザードを殺さないこと、また、彼女を新たな妃とすることを誓った。シャハラザードとの結婚を済ませたシャハリヤール王は、国中から優秀な年代記編者と書記を集めた。そして、自分とシェハラザードとの間に起きた全てのことを書き記すよう彼らに命じた。シャハリヤール王は、書き記された金字の原本を王室の文庫に治め、その写本を王が治める全領土の隅々にまで配った。 | |
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− | + | こうして起きた一連の出来事、千一夜に渡りシャハラザードによって語られた物語の全てをまとめたもの、それが『アラビアンナイト(千夜一夜物語)』である。 | |
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+ | ==関連カード== | ||
+ | *[[Enter the Dungeon]] | ||
==参考== | ==参考== | ||
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*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]]) | *[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]]) | ||
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2 | *[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2 | ||
[[Category:アラビアンナイトの再録禁止カード]] | [[Category:アラビアンナイトの再録禁止カード]] | ||
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