「Mark Rosewater」を編集中
提供:MTG Wiki
あなたはログインしていません。あなたのIPアドレスはこの項目の履歴に記録されます。
取り消しが可能です。
これが意図した操作であるか、下に表示されている差分を確認し、取り消しを確定させるために、変更を保存してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行: | 1行: | ||
− | '''マーク・ローズウォーター'''(''Mark Rosewater'')は、[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]社[[開発部]]の主席デザイナー。'''MaRo'''(マロー)の愛称で知られ、彼が最初にデザインしたカードはそれにちなんで[[マロー/Maro]]と名づけられた。 | + | '''マーク・ローズウォーター'''('''Mark Rosewater''')は、[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]社[[開発部]]の主席デザイナー。'''MaRo'''(マロー)の愛称で知られ、彼が最初にデザインしたカードはそれにちなんで[[マロー/Maro]]と名づけられた。 |
==来歴== | ==来歴== | ||
10行: | 10行: | ||
入社のための複数回の面接のうち1回は、当時の首席デザイナー兼首席デベロッパーであった[[Joel Mick]]とのマジックの[[ゲーム|対戦]]だった。Markは、当時まだ評価の低かった[[土地税/Land Tax]]4枚とキー・カードとして[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]が入った、狙いを読み取るのが難しくじわじわとした遅いデッキ『エドガー/Edger』を使い、自分を印象づけて勝利した<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/untold-tales-2016-02-22 Untold Tales]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016560/ 語られざる話]([[Making Magic -マジック開発秘話-]] [[2016年]]2月22日 Mark Rosewater著)</ref>。 | 入社のための複数回の面接のうち1回は、当時の首席デザイナー兼首席デベロッパーであった[[Joel Mick]]とのマジックの[[ゲーム|対戦]]だった。Markは、当時まだ評価の低かった[[土地税/Land Tax]]4枚とキー・カードとして[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]が入った、狙いを読み取るのが難しくじわじわとした遅いデッキ『エドガー/Edger』を使い、自分を印象づけて勝利した<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/untold-tales-2016-02-22 Untold Tales]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016560/ 語られざる話]([[Making Magic -マジック開発秘話-]] [[2016年]]2月22日 Mark Rosewater著)</ref>。 | ||
− | 巧みな話術と文才から、[[プロツアー]]や[[インビテーショナル]] | + | 巧みな話術と文才から、[[プロツアー]]や[[インビテーショナル]]の運営、公式コラム[[Making Magic -マジック開発秘話-]]の執筆、各種コンベンションへの出張など、さまざまな場面で活躍。その知名度から「[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の広告塔」のような存在になっている。 |
*かつては全てのプロツアーに顔を出していたが、3児の父となった今ではなかなかそうもいかないようだ。 | *かつては全てのプロツアーに顔を出していたが、3児の父となった今ではなかなかそうもいかないようだ。 | ||
− | |||
*ジョークエキスパンションの[[アングルード]]では[[アーティスト]]としても参加し、[[Look at Me, I'm the DCI]]の{{Gatherer|id=9771|イラスト}}を手掛けている。 | *ジョークエキスパンションの[[アングルード]]では[[アーティスト]]としても参加し、[[Look at Me, I'm the DCI]]の{{Gatherer|id=9771|イラスト}}を手掛けている。 | ||
*マジックに関連するTシャツの[[コレクター]]である。<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/001932/ クローゼットより その1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/001984/ クローゼットより その2]</ref> | *マジックに関連するTシャツの[[コレクター]]である。<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/001932/ クローゼットより その1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/001984/ クローゼットより その2]</ref> | ||
22行: | 21行: | ||
「マジックの魅力は[[色の役割]]が分かれていることにあるので、それを安易に崩すべきではない」というデザイン上の持論を持っており、人呼んで「カラーパイ・グル(導師)」「カラーパイの守護者」。しかし、新規カードすべてを監視し続けるのはかなりの仕事量であり、ただでさえ多忙だったため[[色の協議会]]を設立し、現在は守護者の座を返上している。 | 「マジックの魅力は[[色の役割]]が分かれていることにあるので、それを安易に崩すべきではない」というデザイン上の持論を持っており、人呼んで「カラーパイ・グル(導師)」「カラーパイの守護者」。しかし、新規カードすべてを監視し続けるのはかなりの仕事量であり、ただでさえ多忙だったため[[色の協議会]]を設立し、現在は守護者の座を返上している。 | ||
− | + | 一方で「新鮮で、使って楽しいカードを作るべき」という信念も持っており、ときおりぶっ飛んだデザインをすることでも有名。自称「開発部一の“[[倍増の季節/Doubling Season|2倍にするカード]]”愛好家」。であり、根っからの[[Timmy, Johnny, and Spike|ジョニー]]。 | |
− | + | 挙動の面白さを優先しすぎるあまり、[[総合ルール|ルール]]がついていけないカードを作ってしまうことも多かった。また、シンプルで美しいカードを作ったつもりが、ぶっ壊れレベルの[[パワーカード]]になってしまった例も数知れない。[[オパール色の輝き/Opalescence]]、[[時のらせん/Time Spiral]]、[[アーテイのおせっかい/Ertai's Meddling]]はすべて彼のアイディアだと言えば、その一端がおわかりいただけるだろうか。 | |
− | + | ルールが全般に整備されてきたこと、また彼自身がデザインチームの総括的立場に就くことが多くなったことから、過去のようにぶっ飛んだカードが話題になることはかなり減ってきた。それでも[[時のらせんブロック]]の[[タイムシフト]]企画などで相変わらず[[プレイヤー]]を驚愕させ続けている。 | |
− | + | ||
− | + | [[トーナメント]][[環境]]を支配してしまうような[[禁止カード]]が出ることは基本的に[[デベロップ・チーム]]の責任であってMarkのせいではないのだが、それでも禁止カードが出た際には「またMarkがやらかしたのか」と言われることもしばしば。メディアにおける彼の存在感が窺い知れる。 | |
− | + | ||
− | *[[デザイン・チーム]] | + | *[[デザイン・チーム]]において、([[Bill Rose]]というただ一人の例外を除いて)[[テンプレート]]をきちんと書けるメンバーは一人もいないらしく、中でもMark Rosewaterは平均以下だそうだ。([http://archive.wizards.com/Magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mr116 参考]、[http://regiant.diarynote.jp/201203102223182661/ 翻訳]) |
*2004年のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr115 Loose Ends]」時点では、禁止・制限カードのデザイン記録は[[Richard Garfield]]に次いで2位であった(その多くは[[Mike Elliott]]との共同デザイン)。ただし、リチャードの場合、ほとんどが[[パワー9]]とか[[アンティ]]とかのカードであるので、「禁止になった理由」がかなり違う。以下はそのリスト。 | *2004年のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr115 Loose Ends]」時点では、禁止・制限カードのデザイン記録は[[Richard Garfield]]に次いで2位であった(その多くは[[Mike Elliott]]との共同デザイン)。ただし、リチャードの場合、ほとんどが[[パワー9]]とか[[アンティ]]とかのカードであるので、「禁止になった理由」がかなり違う。以下はそのリスト。 | ||
**[[古えの墳墓/Ancient Tomb]] | **[[古えの墳墓/Ancient Tomb]] | ||
62行: | 61行: | ||
*[[ウルザズ・サーガ]] | *[[ウルザズ・サーガ]] | ||
*[[ウルザズ・レガシー]] | *[[ウルザズ・レガシー]] | ||
− | *'''[[ウルザズ・デスティニー]]''' | + | *'''[[ウルザズ・デスティニー]]''' |
+ | **このセットのデザイナー・チームは、彼ただ一人である。 | ||
*[[メルカディアン・マスクス]] | *[[メルカディアン・マスクス]] | ||
*[[ネメシス]] | *[[ネメシス]] | ||
109行: | 109行: | ||
*'''[[カラデシュ]]''' | *'''[[カラデシュ]]''' | ||
*'''[[霊気紛争]]'''(共同リード・デザイナー) | *'''[[霊気紛争]]'''(共同リード・デザイナー) | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
===[[デベロップ・チーム|デベロップ]]=== | ===[[デベロップ・チーム|デベロップ]]=== | ||
('''太字'''はリード・デベロッパー) | ('''太字'''はリード・デベロッパー) | ||
151行: | 132行: | ||
*[[From the Vault:Relics]](商品コンセプト&デベロップ) | *[[From the Vault:Relics]](商品コンセプト&デベロップ) | ||
*[[From the Vault:Legends]](商品コンセプト&デベロップ) | *[[From the Vault:Legends]](商品コンセプト&デベロップ) | ||
− | |||
==脚注== | ==脚注== | ||
157行: | 137行: | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[ | + | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Archive.aspx?author=Mark%20Rosewater コラム]([[WotC]];英語) |
+ | **[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Archive.aspx?tag=Making%20Magic&description=Making%20Magic 連載コラム「Making Magic(マジックの作り方)」]([[WotC]];英語) | ||
*[http://twitter.com/maro254 twitterアカウント] | *[http://twitter.com/maro254 twitterアカウント] | ||
*[http://www.facebook.com/profile.php?id=1193001427&ref=ffa facebookアカウント] | *[http://www.facebook.com/profile.php?id=1193001427&ref=ffa facebookアカウント] | ||
*[http://markrosewater.tumblr.com/ tumblrアカウント] | *[http://markrosewater.tumblr.com/ tumblrアカウント] | ||
*[[Wikipedia:Mark Rosewater]] | *[[Wikipedia:Mark Rosewater]] | ||
− | |||
− | |||
*[[実在の人物]] | *[[実在の人物]] | ||
[[Category:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社員]] | [[Category:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社員]] |