「蘇生」を編集中
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|英名=Unearth | |英名=Unearth | ||
|種別=[[起動型能力]] | |種別=[[起動型能力]] | ||
− | |登場セット=[[アラーラの断片ブロック | + | |登場セット=[[アラーラの断片ブロック]] |
|リーガル=legal | |リーガル=legal | ||
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− | '''蘇生''' | + | '''蘇生'''/''Unearth''は、[[アラーラの断片ブロック]]で登場した[[キーワード能力]]。これを持つ[[カード]]が[[墓地]]にあるときのみ機能する[[起動型能力]]である。 |
{{#card:Dregscape Zombie}} | {{#card:Dregscape Zombie}} | ||
{{#card:Sedris, the Traitor King}} | {{#card:Sedris, the Traitor King}} | ||
==定義== | ==定義== | ||
− | '''蘇生''' [コスト]/''Unearth'' [コスト]は、「[コスト]:このカードを[[あなた]]の墓地から[[戦場に出す|戦場に戻す]]。それは[[速攻]] | + | '''蘇生''' [コスト]/''Unearth'' [コスト]は、「[コスト]:このカードを[[あなた]]の墓地から[[戦場に出す|戦場に戻す]]。それは[[速攻]]を得る。[[ターン終了時に]]、それを[[追放]]する。それが[[戦場を離れる]]場合、それを他のあらゆる[[領域]]に置く代わりにそれを追放する。この[[能力]]は、あなたが[[ソーサリー]]を[[唱える|唱え]]られるときにのみ[[起動]]できる。」を意味する。 |
==解説== | ==解説== | ||
− | 蘇生の[[起動コスト]]を[[支払う]]ことで、1[[ターン]]に限り自身を[[リアニメイト]]することができる[[能力]]である。この能力で[[戦場]]に[[戻す|戻し]]た[[ | + | 蘇生の[[起動コスト]]を[[支払う]]ことで、1[[ターン]]に限り自身を[[リアニメイト]]することができる[[能力]]である。この能力で[[戦場]]に[[戻す|戻し]]た[[クリーチャー]]は、[[戦場を離れる]]と[[追放]]される。 |
− | + | アンデッド溢れる世界の[[グリクシス/Grixis]]に割り振られた能力で、[[基本セット2012]]現在、蘇生を持つ(与える)カードは[[青]]・[[黒]]・[[赤]]の組み合わせのみである。 | |
===ルール=== | ===ルール=== | ||
*蘇生を起動した後、それが[[解決]]されるまではそのカードは墓地に置かれたままである。解決前に[[墓地対策カード]]などで墓地を離れた場合、蘇生は解決時に何もしない。 | *蘇生を起動した後、それが[[解決]]されるまではそのカードは墓地に置かれたままである。解決前に[[墓地対策カード]]などで墓地を離れた場合、蘇生は解決時に何もしない。 | ||
− | * | + | *「ターン終了時に、それを追放する」というのは[[遅延誘発型能力]]である。これは[[もみ消し/Stifle]]などで[[打ち消す]]ことができ、一度打ち消せば再び[[誘発]]することはない。 |
− | **一方、「それが戦場を離れる場合、それを追放する。」という[[置換効果]] | + | **一方、「それが戦場を離れる場合、それを追放する。」という[[置換効果]]は、ターン終了以降も有効であるので注意。 |
− | *速攻は蘇生によって付加される能力であるが、「追放する」[[効果]]はどちらもその[[ | + | *速攻は蘇生によって付加される能力であるが、「追放する」[[効果]]はどちらもその[[クリーチャー]]に付加される能力ではない。「すべての能力を失う」ような効果があった場合、蘇生によって戻ったクリーチャーは速攻を失うが、「追放する」効果は実行される。 |
− | *他の[[呪文]] | + | *他の[[呪文]]や能力によって追放されることを「追放する」効果が置換した場合、その呪文や能力は「追放することに成功している」点に注意。例えば、蘇生で戻ったクリーチャーを[[ちらつき鬼火/Flickerwisp]]の能力で追放した場合、そのクリーチャーはターン終了時に戦場に戻る。 |
− | **[[ | + | **上記のちらつき鬼火の方法で[[追放]][[領域]]から戻ったクリーチャーは、蘇生で戻ったものとは異なる[[オブジェクト]]として扱われる。 |
===開発秘話=== | ===開発秘話=== | ||
− | + | 「蘇生」は、グリクシス担当チームがオーバーパワーな過去の失敗([[発掘]])を反省して開発した、墓地利用メカニズムである(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/9 Unearthing Grixis]参照)。 | |
− | * | + | *開発時には、「蘇生」ではなく「Carnage」というメカニズムがグリクシスに割り当てられていた。これは「クリーチャーが戦場から墓地に置かれたときに誘発して何かを行う」能力で[[Khabal Ghoul]]を祖とするものであったが、青にそぐうメカニズムとはいえず、反対に赤の[[貪食]]とは高い親和性を示したことから、グリクシスから[[ジャンド/Jund]]に移された。(→[http://www.wizards.com/magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/4 Shard Candy]、[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/9 Unearthing Grixis]参照) |
− | ** | + | **「Carnage」には、[[藻のガリアル/Algae Gharial]]と[[死を出迎える者/Deathgreeter]]、[[風切るイグアナール/Hissing Iguanar]]、[[血編み髪のクレシュ/Kresh the Bloodbraided]]、[[崖崩れの精霊/Rockslide Elemental]]、[[ゴミあさりのドレイク/Scavenger Drake]]、[[不純な影/Vicious Shadows]]が該当する。 |
− | * | + | *プレイテスト時、「蘇生」はDawn of the Deadを略して「DoD」または「DotD」と呼ばれた(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/25 Conflux Design Feature Article参照])。 |
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===その他=== | ===その他=== | ||
− | * | + | *死者がアンデッドとなって蘇るイメージから、アラーラの断片ブロック現在、蘇生を持ちうるのは[[クリーチャー]]・カードのみである。 |
− | *[[アラーラ再誕]]では、蘇生に加えて隣接する[[エスパー/Esper]]や[[ジャンド/Jund]]のメカニズムを併せ持ったカードが登場している(前者は[[エーテリウムの嫌悪者/Etherium Abomination]] | + | *自分の墓地の全クリーチャー・カードに蘇生を与えるカードとして、[[裏切り者の王、セドリス/Sedris, the Traitor King]]が存在する。 |
− | * | + | *[[アラーラ再誕]]では、蘇生に加えて隣接する[[エスパー/Esper]]や[[ジャンド/Jund]]のメカニズムを併せ持ったカードが登場している(前者は[[エーテリウムの嫌悪者/Etherium Abomination]]で後者は[[カターリの爆撃兵/Kathari Bomber]])。多断片のメカニズムやフレイバーの共有はアラーラ再誕に共通するデザインテーマの1つである。 |
+ | *同じ名前を持つカードが日本語名と英語名でそれぞれ存在する。[[蘇生/Resurrection]]と[[発掘/Unearth]]。Unearthの日本語訳である「[[発掘]]」は別のキーワード能力の名前にもなっており、ややこしい。 | ||
*「Unearth」とは「発掘する、掘り出す」こと。本来「蘇生」の意味は持たないが、上記の通り別のキーワード能力との重複を避けた翻訳であろう。 | *「Unearth」とは「発掘する、掘り出す」こと。本来「蘇生」の意味は持たないが、上記の通り別のキーワード能力との重複を避けた翻訳であろう。 | ||
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==参考== | ==参考== |