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| |英名=Wither | | |英名=Wither |
| |種別=[[常在型能力]] | | |種別=[[常在型能力]] |
− | |登場セット=[[シャドウムーア・ブロック]]<br><!-- プレインチェイス 慣例として、次元カード限定の登場は"登場セット"欄に含まない -->[[カルロフ邸殺人事件]] | + | |登場セット=シャドウムーア |
| |リーガル=legal | | |リーガル=legal |
| + | |CR=502.80 |
| }} | | }} |
| __NOTOC__ | | __NOTOC__ |
− | '''萎縮'''(いしゅく)/''Wither''は、[[シャドウムーア]]で制定された[[キーワード能力]]。[[クリーチャー]]に与えられる[[ダメージ]]の性質を変える[[常在型能力]]である。 | + | '''萎縮'''/''Wither''はキーワード能力の1つ。[[シャドウムーア]]で登場する。 |
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| {{#card:Sickle Ripper}} | | {{#card:Sickle Ripper}} |
− | {{#card:Puncture Blast}} | + | {{#card:Blight Sickle}} |
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− | ==定義==
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− | 萎縮を持つ[[発生源]]からダメージがクリーチャーに与えられた場合、そのクリーチャーにダメージを負わせるのではなく、その数の[[-1/-1カウンター]]をそのクリーチャーの上に置く。
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| ==解説== | | ==解説== |
− | 萎縮を持つ発生源がクリーチャーに与えるダメージは、ダメージではなくその分の-1/-1カウンターの形で残り、そのダメージを与えられたクリーチャーを恒久的に弱体化させる。その性質から、[[頑強]]およびに[[再生]]、[[破壊不能]]クリーチャーへの対策になる。
| + | ===ルール=== |
| + | 萎縮を持つ[[発生源]]から[[クリーチャー]]に与えられた[[ダメージ]]はクリーチャーに残らない。そうではなく、それはその点数に等しい[[-1/-1カウンター]]をそのクリーチャーの上に置く。 |
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− | 主に[[黒]]や[[赤]]、[[緑]]のカードが持つ。[[白]]や[[青]][[単色]]でこの能力を持つカードはないが、それらの[[色]]を含む[[混成カード]]が存在するので、一応は単色でも運用可能である。
| + | *[[プレイヤー]]や(クリーチャーでない)[[プレインズウォーカー]]にダメージを与える場合は通常通り処理される。 |
− | | + | *これはダメージを受けたあとの処理を変更する。ダメージを[[置換効果|置換]]するわけではない。 |
− | シャドウムーア・ブロックでは[[ブロック (総称)|ブロック]]のいちテーマである、「-1/-1カウンター」を用いる要素として大々的に扱われた。[[カルロフ邸殺人事件]]では[[メカニズム|カメオ・カード]]である[[名うての殺人鬼、虐殺少女/Massacre Girl, Known Killer]]1枚でのみ扱われている。
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− | *[[プレインチェイス]]でも[[次元]][[カード]]の[[レイヴンの地/Raven's Run (次元カード)|レイヴンの地/Raven's Run]]で扱われている。
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− | ===ルール===
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− | *[[プレイヤー]]など、クリーチャーでないものにダメージを与える場合は通常通り処理される。
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− | *これはダメージを受けたあとの処理を変更する。ダメージを[[置換効果|置換]]するわけではなく、ダメージで[[誘発]]する[[誘発型能力]]でもない。 | + | |
| **例えば、この能力と[[絆魂]]や[[接死]]を同時に持つクリーチャーがダメージを与えても、きちんと絆魂や接死は機能する。 | | **例えば、この能力と[[絆魂]]や[[接死]]を同時に持つクリーチャーがダメージを与えても、きちんと絆魂や接死は機能する。 |
− | **スタックに置かれないため、[[もみ消し/Stifle]]などで萎縮を打ち消すことはできない。 | + | *これは萎縮自体が持つ能力ではない。ダメージに関するルールが「発生源が萎縮を持つかどうか」を参照しているのである。そのため、この処理は最後の情報を参照することができる。 |
− | *これは萎縮自体が持つ能力ではない。ダメージに関するルールが「発生源が萎縮を持つかどうか」を参照しているのである。そのため、この処理は[[最後の情報]]を参照することができる。 | + | **萎縮を持つクリーチャーが[[戦闘ダメージ]]を割り振ったあと、ダメージを与える前にそれが場を離れても、場を離れた時点で萎縮を持っていたのならばこの処理が適用される。 |
− | **萎縮を持つ[[パーマネント]]が何らかの効果によってダメージを与える前にそれが[[戦場を離れる|戦場を離れ]]ても、戦場を離れた時点で萎縮を持っていたのならばこの処理が適用される。 | + | |
− | *萎縮を持つ発生源からのダメージで-1/-1カウンターを置くのは、その発生源のコントローラーである。
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− | **[[スカラベの巣/Nest of Scarabs]]など、-1/-1カウンターをどのプレイヤーが置いたのかを参照するカードが存在する。
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− | **以前はどのプレイヤーが[[カウンター (目印)|カウンター]]を置くのかが不明瞭であったが、[[2017年]]4月28日の[[総合ルール]]更新で明確化された。
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| ===その他=== | | ===その他=== |
− | *「発生源」が持つという、少し変わった能力である。
| + | シャドウムーアで登場した[[キーワード能力]]で、クリーチャーへの[[ダメージ]]が継続的に弱体化を与えることになる。 |
− | **[[恒久の拷問/Everlasting Torment]]は「ダメージは発生源が萎縮を持つ[[かのように]]与えられる」能力を持つ。
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− | *後に、プレイヤーへのダメージの与え方も変更する能力である[[感染]]が登場している。 | + | *主に[[黒]]や[[赤]]や[[緑]]の能力であり、シャドウムーアの段階では、[[青]]は[[混成カード]]で1枚のみ、[[白]]には1枚も存在しない。 |
− | **一つの発生源が萎縮と感染の両方をもっても、クリーチャーに置かれる-1/-1カウンターは倍にはならない。
| + | *[[頑強]]クリーチャー及び[[再生]]対策になる。 |
− | *[[アモンケット・ブロック]]ではデザイン当初[[再録]]メカニズムとして検討されていたが、最終的に不採用となった<ref>[https://mtg-jp.com/reading/translated/0018644/ 『アモンケット』のデベロップ](Card Preview 2017年4月4日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0018671/ 『アモンケット』でのデベロップの疑問](Latest Developments 2017年4月14日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0018677/ 『アモンケット』に入ろう その3](Making Magic 2017年4月17日)</ref>。
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− | ==脚注==
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− | <references />
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| ==参考== | | ==参考== |
| *{{WHISPER検索/カードテキスト|萎縮}} | | *{{WHISPER検索/カードテキスト|萎縮}} |
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| *[[ルーリング]] | | *[[ルーリング]] |
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− | {{#cr:{{キーワード能力のCR番号|萎縮}}}} | + | {{#cr:502.80}} |
− | [[Category:キーワード能力|いしゆく]]
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