「火消し/Quench」を編集中

{{#card:Quench}}

[[マナ]]を[[支払う|支払わ]]せる[[タイプ]]の[[打ち消す|打ち消し]][[呪文]]。[[マナ漏出/Mana Leak]]や[[誤算/Miscalculation]]の[[下位互換]]であり、[[アーティファクト]]が打ち消せるようになった[[革命的拒絶/Revolutionary Rebuff]]の[[上位互換]]。

マナ漏出系の常として、序盤の展開を挫くのには有用だが中盤以降に[[土地]]が伸びてくると確実でなくなるという弱点を抱えている。またマナ漏出と比べると支払わせるマナの総量が少なくなっており、牽制や重ねがけに使うにしてもやや心許なくなっている。しかし[[スタンダード]][[環境]]ではどの呪文も[[対象]]に取れる2[[マナ]]の打ち消しは貴重であり、幅広く対応したい時に候補に挙がるだろう。

登場時点のスタンダードでは[[X]]=1の[[中略/Syncopate]]でもある程度代用が利くほか、打ち消したい呪文がある程度定まっている[[青単テンポ#イクサラン・ブロック〜基本セット2020期|青単テンポ]]のような[[デッキ]]では1マナで[[唱える|唱えられる]][[呪文貫き/Spell Pierce]]のほうが優先される。打ち消しのレパートリーを散らす目的で採用されることもあるが、[[メタゲーム]]的に2マナの打ち消しには[[否認/Negate]]や[[軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke]]が強く求められており、こちらは優先度が一段劣る印象。確実に2マナを浮かせてくる[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]が上位メタで多数使われているため風当たりが強く、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]同士での戦いで役に立たなくなることが多いのが難点。

[[ローテーション]]後は上で挙げられている各種のうち同じ2マナ打ち消し以外は[[落ちる|落ち]]、2マナ打ち消し自体の需要は高いことから評価が上がっている。[[創案の火/Fires of Invention]]というこの系列の呪文にとっての大敵がいるが、創案の火自体が[[マストカウンター]]という性質上あまり問題視はされていない。

[[リミテッド]]では、序盤を凌いで[[順応]]してから中盤以降からの反撃を目指す[[緑青|シミックカラー]]の[[デッキ]]とよく噛み合う。[[ラヴニカの献身]]には対[[クリーチャー]]限定の[[バウンス]]しか収録されておらず、[[青]]メインでは[[一面の視線/Eyes Everywhere]]以外の方法で[[置物]]に触れられないため、[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]や危険な[[エンチャント]]、[[アーティファクト]]に対処する役割もある。

*[[消しえる火/Quenchable Fire]]という[[カード名|名前]]のカードが存在し、火消し/Quenchで打ち消すこともできる。
*後の[[ニューカペナの街角]]にて、このカードに[[犠牲]]1を追加した上位互換の[[かき消し/Make Disappear]]が登場した。

==参考==
*[[不確定カウンターカード]]
*[[カード個別評価：ラヴニカの献身]] - [[コモン]]