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− | {{Otheruses|[[コールドスナップ]]初出の[[土地]]・[[カード]]|[[コンボデッキ]]|暗黒の深部}}
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− | [[コールドスナップ]]で久々に登場した[[マナを出さない土地カード]]。[[マナ]]を[[支払う|支払って]]いき10個の[[氷カウンター]]を全て取り除くと、[[マリット・レイジ/Marit Lage]]が眠りから目覚め[[戦場]]に降臨する。 | + | [[コールドスナップ]]で久々に登場した[[マナを出さない土地カード]]。[[マナ]]を[[支払う|支払っ]]ていき10個の[[氷カウンター]]を全て取り除くと、[[マリット・レイジ/Marit Lage]]が眠りから目覚め[[戦場]]に降臨する。 |
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− | 20/20で[[飛行]]+[[破壊不能]]という性能はまさに圧巻。一度[[プレイヤー]]に[[攻撃]]が[[通し|通れば]]ゲームエンド、[[フィニッシャー]]として充分に足るスペックである。 | + | 20/20で[[飛行]]+[[破壊されない]]という性能はまさに圧巻。一度[[プレイヤー]]に[[攻撃]]が通ればゲームエンド、[[フィニッシャー]]として充分に足るスペックである。 |
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− | 弱点として、マナをつぎ込む[[パーマネント]]である、出てくるのが[[トークン]]であるという2点より[[バウンス]]に非常に弱い。また、タイミング良く[[併合/Annex]]など[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取を喰らうと死に直結する点も危なっかしいため、安全策をとるなら[[打ち消す|打ち消し]]や[[特権階級/Privileged Position]]などで守ってやる必要があるだろう。その点でも、[[パーミッション]]のフィニッシャーとしての利がある。
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− | *氷カウンターは何によって置かれたものかを区別しないため、[[霧氷羽の梟/Rimefeather Owl]]などで妨害することができる。
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− | *[[コールドスナップ]]の[[リリース・トーナメント]]では、[[マリット・レイジ/Marit Lage]]の[[トークン・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/coldsnap-release-promo-card-revealed-2006-07-13 Coldsnap Release Promo Card Revealed](Arcana [[2006年]]7月13日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>。
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− | *[[ルール文章]]が長いため他のカードより小さめのフォントが使われているが、日本語版では3つ目の能力の途中からフォントのサイズが変わってしまっている({{Gatherer|id=127559|カード画像}})。
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− | *[[アルティメットマスターズ]]に{{Gatherer|id=457091|新規イラスト}}で[[再録]]。[[演劇の舞台/Thespian's Stage]]も一緒に収録され、[[神話レア]]+[[レア]]の組み合わせとはいえ[[リミテッド]]で後述の[[コンボ]]達成も可能。
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− | [[モダン]]では[[フォーマット]]設立当初より[[禁止カード]]。
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− | ==利用==
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| 普通に使おうとするとのべ30マナも必要なため、非常に時間がかかる。何の工夫も無くただ[[デッキ]]に入れただけでは[[トークン]]が出てくる前に[[ゲーム]]が終わってしまうので、何らかの工夫をする必要がある。 | | 普通に使おうとするとのべ30マナも必要なため、非常に時間がかかる。何の工夫も無くただ[[デッキ]]に入れただけでは[[トークン]]が出てくる前に[[ゲーム]]が終わってしまうので、何らかの工夫をする必要がある。 |
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| *[[ウルザランド]]や[[炎の編み込み/Braid of Fire]]などの、[[マナ]]を豊富に出せる手段を用意する。 | | *[[ウルザランド]]や[[炎の編み込み/Braid of Fire]]などの、[[マナ]]を豊富に出せる手段を用意する。 |
− | *[[パーミッション]]などの、トークンが出てくるまで待てるデッキで使う。 | + | *[[パーミッション]]などの、[[トークン]]が出てくるまで待てるデッキで使う。 |
− | *[[魔力の導管/Power Conduit]]や[[大海の心臓、致清/Chisei, Heart of Oceans]]、[[霊気の断絶/Aether Snap]]、[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]](→[[ヘックスメイジ・デプス]])などの[[カウンター (目印)|カウンター]]を直接取り除く手段を使う。 | + | *[[魔力の導管/Power Conduit]]や[[大海の心臓、致清/Chisei, Heart of Oceans]]、[[霊気の断絶/AEther Snap]]などの[[カウンター]]を直接取り除く手段を使う。 |
− | *演劇の舞台などによって「戦場に出ている状態でコピー」し、コピーした方を残す。こうするとカウンターが置かれないため、即座にトークンを生み出せる。→[[ステージ・デプス]] | + | *[[ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter]]や[[ミジウムの変成体/Mizzium Transreliquat]](+[[クリーチャー化]]・[[アーティファクト]]化手段)などの、「戦場に出ている状態でコピーする」手段を使う(ただし、暗黒の深部は[[伝説のパーマネント]]であるため、さらに[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]が必要)。 |
− | **[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]や[[残響する深淵/Echoing Deeps]]など、「コピーとして戦場に出る」効果ではカウンターが置かれる置換効果までコピーされてしまうので注意。
| + | *[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]]の能力を[[起動]]すればすぐにトークンが出てくる。 |
− | **[[基本セット2014]]で[[レジェンド・ルール]]が変更されたことで強化された。それ以前は[[誘発型能力]]によって[[生け贄に捧げる]]前に[[状況起因処理]]でどちらも[[墓地に置く|墓地に置かれる]]ことになったため、さらに[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]が必要だった。
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− | *何らかの方法でカウンターを持たない状態で戦場に出す。 | + | |
− | **具体的には、[[厳粛/Solemnity]]を出しておく、[[血染めの太陽/Blood Sun]]の影響下で戦場に出してから血染めの太陽を除去する、[[予示]]してから[[スカークの騒ぎ屋/Skirk Alarmist]]で[[表向き]]に、等が挙げられる。
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− | ==ルール==
| + | 弱点として、マナをつぎ込む[[パーマネント]]である、出てくるのが[[トークン]]であるという2点より[[バウンス]]に非常に弱い。また、タイミング良く[[併合/Annex]]など[[コントロール]]奪取を喰らうと死に直結する点も危なっかしいため、安全策をとるなら[[打ち消し]]や[[特権階級/Privileged Position]]などで守ってやる必要があるだろう。その点でも、前述の[[パーミッション]]のフィニッシャーとしての利点がある。 |
− | *氷カウンターを取り除く能力とマリット・レイジトークンを生成する能力には直接の関連はない。他の方法で氷カウンターを取り除いてもトークン生成能力は誘発する。
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− | *3番目の、「生け贄に捧げ、マリット・レイジトークンを生成する」能力は[[状況誘発]]である。誘発した能力を[[もみ消し/Stifle]]などで打ち消しても、誘発条件を満たしていて、かつスタックにこの能力が置かれていないなら、何度でも誘発する。
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− | ==オラクルの変遷==
| + | *氷カウンターは何によって置かれたものかを区別しないため、[[霧氷羽の梟/Rimefeather Owl]]などで妨害することができる。 |
− | 印刷時のテキストでは、トークンの「破壊されない」は[[能力]]ではなくトークンが持つ属性とされていた。この属性は[[特性]]ではないため、そのトークンを[[騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor]]で[[コピー]]しても、逆嶋は「破壊されない」属性を持たなかった。これはひどく直感に反することであり、意図的でない不注意であったため、2010年1月29日の[[オラクル]]更新で、飛行と同時に「このクリーチャーは破壊されない」能力を持たせるように変更された。
| + | *[[コールドスナップ]]の[[プレリリース・パーティ]]では、[[マリット・レイジ/Marit Lage]]のトークンカードが配布された。 |
− | | + | *[[テキスト]]が長いため他のカードより小さめのフォントが使われているが、{{日本語画像|Dark Depths|日本語版}}では3つ目の能力の途中からフォントのサイズが変わってしまっている。 |
− | 2013年7月のオラクル更新で、「このクリーチャーは破壊されない」能力を与える部分は、[[キーワード能力]]の「破壊不能」に置き換えられた。
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− | ==ストーリー==
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− | '''暗黒の深部'''/''Dark Depths''は[[マリット・レイジ/Marit Lage]]が眠りにつく海底({{Gatherer|id=127559|イラスト1}}、{{Gatherer|id=457139|イラスト2}})。[[ドミナリア]]期に[http://media.wizards.com/2018/podcasts/magic/MS_Podcast_20180426_n64y4k.mp3 The Magic Story Podcast: Dominaria Geography]でマリット・レイジの所在が[[ガルメニー/Gulmany#海|Endless Sea(無尽海)]]である可能性が示された。
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− | == その他 ==
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− | [[霊気紛争]]当時、このカードの偽造品が出回っていることが報告された。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]][[プレイヤー]]でカードショップ経営者の[[日下部恭平]]は自身の店舗の記事で真贋の判別方法などを掲載し、注意喚起した<ref>[http://mtg.bigmagic.net/article/2017/04/article/%E5%BA%97%E8%88%97%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95/%E5%85%A5%E9%96%80/002.html くーやんの店舗スタッフ入門 第二回「フェイクを見極めろアゲイン」] BIGWEB (2019年2月16日閲覧)</ref>。
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− | ==脚注==
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− | <references/>
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| ==参考== | | ==参考== |
| + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1119 Coldsnap Release Promo Card Revealed](マリット・レイジトークンの画像) |
| + | *[[マリット・レイジ/Marit Lage]]([[背景世界/ストーリー用語]]) |
| *[[カード個別評価:コールドスナップ]] - [[レア]] | | *[[カード個別評価:コールドスナップ]] - [[レア]] |
− | *[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[神話レア]]
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− | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[神話レア]]
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− | *[[カード個別評価:アルティメットマスターズ]] - [[神話レア]]
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− | *[[From the Vault:Lore]]
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