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− | [[緑青]]の巨大な[[伝説の]][[海蛇]]。海洋ではなく星界を股にかける大蛇は、各[[アップキープ]]開始時に己の分体という形で3/3の海蛇・[[トークン]]を無尽蔵に生み出していく派手な[[能力]]を持つ。 | + | [[青緑]]の巨大な[[レジェンド]][[海蛇]]。6/6のいわゆる[[シー・モンスター/Sea Monster]]サイズだが、海洋ではなく星界を股にかける大蛇は各[[アップキープ]]開始時に3/3の己の分体[[トークン]]を無尽蔵に生み出していくという派手な能力を持つ。 |
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− | [[打ち消されない]]し、[[対戦相手]]のアップキープでも分体[[生成]]が[[誘発]]するため、[[戦場に出る|戦場に出た]]直後に[[インスタント・タイミング]]で[[除去]]されない場合は合計[[P/T]]9/9が最低ラインで[[コスト・パフォーマンス]]は高い。さらにそれ以後、分体が残っている限りは[[起動型能力]]により[[破壊]]除去で対処されることがほとんどなくなる。[[デッキ]]によっては出た直後のタイミングを逸すると対処手段がなくなる事もしばしば。[[多人数戦]]だと一気に分体がとぐろを巻き始めるので壮観。 | + | [[打ち消されない]]し、対戦相手のアップキープでも分体生成が[[誘発]]するため、出した直後に[[インスタント]]タイミングで[[除去]]されない場合は合計スタッツ9/9が最低ラインでコストパフォーマンスは高い。さらにそれ以後、分体が残っている限りは[[起動型能力]]を活かして[[破壊]]での退場がほとんどなくなる。デッキによっては出た直後のタイミングを逸すると対処手段がなくなる事もしばしば。[[多人数戦]]だと一気に分体がとぐろを巻き始めるので壮観。 |
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− | また[[パーマネント]]を[[タップ]]し起動型能力を封じる側の能力も痒い所に手が届いて優秀。コーマが止められない[[大型クリーチャー|大型]][[フライヤー]]への[[タッパー]]としての役割や、[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]、[[置物]]等には牽制となる。起動型能力封じに使う場合、[[対戦相手]]の[[優先権]]や[[フェイズ]]移行による[[マナ・プール]]リセットのタイミングをよく考えて使うようにしたい。忘れがちだが対戦相手の[[土地]]にも干渉できる希少な能力であり、相手の[[ソーサリー・タイミング]]での動きを妨害するなら一考の価値有り。 | + | また[[パーマネント]]を[[タップ]]し起動型能力を封じる側の能力も痒い所に手が届いて優秀。コーマが止められない大型[[フライヤー]]への[[タッパー]]としての役割や、[[プレインズウォーカー]]、[[置物]]等には牽制となる。起動型能力封じに使う場合、相手の[[優先権]]や[[フェイズ]]移行によるマナプールリセットのタイミングをよく考えて使うようにしたい。 |
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− | [[戦場]]に立っている限りは[[地上クリーチャー|地上戦力]]はほぼシャットアウトでき、特に除去を破壊に頼っている[[赤]]や[[緑]]の[[アグロ]]に対しては[[エンドカード]]として働く。[[マナ・コスト]]の[[重い|重さ]]、[[緑マナ|(緑)]](緑)[[青マナ|(青)]](青)の[[色拘束]]は気になるが、[[フィニッシャー]]としては十二分。打ち消されない特性と噛み合わないものの、[[マナ・コストを支払うことなく唱える|コスト踏み倒し]]手段を用いても出す価値はあるカードだろう。[[全体除去]]との併用もある程度可能な事は利点。 | + | [[戦場]]に立っている限りは地上戦はほぼシャットアウトでき、特に除去を破壊に頼っている[[赤]]や[[緑]]の[[アグロ]]に対しては[[エンドカード]]として働く。[[マナコスト]]の重さ、[[クァドラプルシンボル]]の融通の利かなさは気になるが、フィニッシャーとしては十二分。打ち消されない特性と噛み合わないもののコスト踏み倒し手段を用いても出す価値はあるカードだろう。[[全体除去]]との併用もある程度可能な事は利点。 |
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− | 登場時の[[スタンダード]]では[[スゥルタイ根本原理]]が[[ミラーマッチ]]を含む対[[青]]系デッキ用の[[サイドボード]]として使用しているほか、[[ティムール・アドベンチャー#カルドハイム後(ルーカ型)|ティムール・ルーカ]]では[[銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast]]の-2能力により呼び出される。[[ローテーション]]後は[[黒緑青]]の[[ランプ]]系デッキにおいて採用されている。
| + | *6/6が堅実に3/3を複数呼んでくるデザインはどうしても[[ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine]]を想起させる。 |
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− | *赤相手においては[[フォーゴトン・レルム探訪]]で[[バーニング・ハンズ/Burning Hands]]という天敵が登場したことには要注意。一度トークン生成さえできてしまえば耐えられるものの、インスタントであるため既に[[手札]]に抱えられていれば相手がフルタップの時に出したとしても、アップキープのトークン生成が解決される前に焼き払われる。また[[イニストラード:真紅の契り]]で出現した[[蝕むもの、トクスリル/Toxrill, the Corrosive]]も天敵で、コーマ単独では天地がひっくり返っても勝てない。 | + | |
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− | *[[起動型能力]]の[[コスト]]は通常はコーマの分体になるだろうが、[[多相]]持ちもコストにできることは憶えておくと[[リミテッド]]でいざというときに役に立つ。[[スタンダード]]で同居する海蛇は他に[[空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad]]や[[分かたれし水流、ヴェラゾール/Verazol, the Split Current]]などがあるが、[[石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent]]は海蛇でないことに注意。
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| ==参考== | | ==参考== |
− | *[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034738/ 『カルドハイム』のトークン]([[Daily MTG]] [[2021年]]1月20日)
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| *[[カルドハイム/Kaldheim#星界/The Cosmos|星界/The Cosmos]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | | *[[カルドハイム/Kaldheim#星界/The Cosmos|星界/The Cosmos]]([[背景世界/ストーリー用語]]) |
| *[[カード個別評価:カルドハイム]] - [[神話レア]] | | *[[カード個別評価:カルドハイム]] - [[神話レア]] |