「地割れ/Fissure」を編集中
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{{#card:Fissure}} | {{#card:Fissure}} | ||
− | + | [[赤]]での[[ダメージ]]以外での[[クリーチャー]][[除去]]、[[インスタント]]の[[土地破壊]]、などといった点で珍しいカード。特に前者は[[第8版]]以降での[[色の役割]]整理の意味も含めて特殊といえる。 | |
− | 5[[マナ]]と[[重い]]ものの、多機能性もあって悪いカードではない。[[リミテッド]] | + | 5[[マナ]]と[[重い]]ものの、多機能性もあって悪いカードではない。 |
+ | [[リミテッド]]では(基本的に除去として使うことになるが)充分に優秀。当時の構築でも[[ステロイド]]などが採用していた。 | ||
− | * | + | *姉妹版といえそうなのが[[破砕/Demolish]]や[[錆の雨/Rain of Rust]]。除去対象が[[クリーチャー]]ではなく[[アーティファクト]]になっているのが、適切かつそれらしい。 |
− | + | *多色になって1マナ減り、再生を許してしまうようになった調整版が[[破壊の宴/Wrecking Ball]]。 | |
+ | '''地割れ'''と和訳されたこのカードは、そのカード名と{{Gatherer|id=2277|イラスト}}から、土地破壊の効果の部分が「[[土地]]に地割れを起こして破壊してしまう」「地割れによって大地が裂け、土地が破壊されてしまう」。クリーチャー除去の部分が「地割れに飲みこまれたクリーチャーは死んでしまう」「地割れによって生じた大地の割れ目に落ちたクリーチャーは死んでしまう」というイメージを[[プレイヤー]]に与えることだろう。しかしだからこそ、「恐れを感じないどころか、生きてすらいないハズの[[壁]]が、どうして[[恐怖/Terror]]で死ぬのか?破壊されるのか?」というイメージ的な問題よろしく、このカードもまた「[[飛行]]能力を持っているクリーチャー(飛べるはず、飛んでいるはずのクリーチャー)が、どうして地割れによって死んでしまうのか?破壊されてしまうのか?」という、いわゆる”イメージ的につじつまが合わない矛盾”を抱えた。こうしたイメージ的な矛盾に対するツッコミは、海外のプレイヤーたち含め、初めて日本語に翻訳されたセットである[[第4版]]に触れた当時の日本人プレイヤーたちからも多く生じた。 | ||
+ | *このイメージ的な矛盾に対する擁護として、このカードの英名である『'''fissure'''』の英単語が「裂け目、割れ目、亀裂」という意味も持っていることを考えればよい。(※例えば、後のカードである[[時間の亀裂/Temporal Fissure]]は、”亀裂”と和訳されている。)つまり、多少苦しい解釈ではあるが、クリーチャーに対して「'''fissure'''」を[[唱える]]場合、「クリーチャー自身の体に割れ目や切れ目を生じさせて破壊する(殺す)のだ。」とイメージすればよい。こう考えれば、例えこの呪文の対象になったクリーチャーが飛行を持っていようが持っていなかろうが問題ない。加えて、再生を許さない点も「クリーチャーの体そのものに裂け目を生じさせて、引き裂いているから」とご都合解釈すればよいだろう。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*[[カード個別評価:ザ・ダーク]] - [[コモン]]3 | *[[カード個別評価:ザ・ダーク]] - [[コモン]]3 | ||
*[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]] | ||
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]] |