「双頭巨人戦」を編集中
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− | '''双頭巨人戦'''/''Two-Headed Giant''は、[[多人数戦]]の[[変種ルール]]の1つで、{{CR|810}}に定められている。2人1組の2[[チーム]] | + | '''双頭巨人戦'''/''Two-Headed Giant''は、[[多人数戦]]の[[変種ルール]]の1つで、{{CR|810}}に定められている。2人1組の2[[チーム]]で対戦を行う形式。 |
==ルール== | ==ルール== | ||
それぞれのチームは、テーブルの片側に並んで座る。どう座るかはそれぞれのチームが決める。 | それぞれのチームは、テーブルの片側に並んで座る。どう座るかはそれぞれのチームが決める。 | ||
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[[ライフ]]は共有されるが、それ以外の[[リソース]]([[マナ]]、[[手札]]の[[カード]]など)は共有されない。ただし、[[チームメイト]]との意思疎通は自由である。 | [[ライフ]]は共有されるが、それ以外の[[リソース]]([[マナ]]、[[手札]]の[[カード]]など)は共有されない。ただし、[[チームメイト]]との意思疎通は自由である。 | ||
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===ターンの進行=== | ===ターンの進行=== | ||
− | [[ターン]]は、[[プレイヤー]] | + | [[ターン]]は、[[プレイヤー]]ごとではなくチームごとに進行する。 |
− | + | 詳しくは[[共有チーム・ターン]]の項目を参照。 | |
− | + | また追加のルールとして、先攻チームは最初のターンの[[ドロー・ステップ]]を[[飛ばす]]。 | |
===戦闘=== | ===戦闘=== | ||
− | 「[[共有チーム・ターン]] | + | 「[[共有チーム・ターン]]」の戦闘ルールを用いる。これは[[ドミナリア]]発売に伴う[[2018年]]4月の総合ルール更新により変更された。 |
− | [[ | + | ====過去のルール=== |
+ | 各チームの[[クリーチャー]]は、チームごとに他のチームを[[攻撃]]する。[[アクティブ・プレイヤー|アクティブ・チーム]]は「'''攻撃チーム'''」となり、そのチームの各プレイヤーは「[[攻撃プレイヤー]]」となる。同様に、非アクティブ・チームは「'''防御チーム'''」となり、そのチームの各プレイヤーは「[[防御プレイヤー]]」となる。 | ||
− | + | [[攻撃クリーチャー指定ステップ]]の開始に際して、攻撃チームは[[攻撃クリーチャー]]を指定する。いずれかの防御プレイヤーが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する[[オブジェクト]]の[[効果]]([[テフェリーの濠/Teferi's Moat]]など)によってそのプレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、防御チームを攻撃できない。アクティブ・チームの攻撃は一群で行ない、その攻撃クリーチャー群は全体として適正でなければならない。 | |
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− | [[ | + | [[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]の開始に際して、防御チームは[[ブロック・クリーチャー]]を指定する。防御チームによる[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]は一群で行ない、ブロック・クリーチャーは全体として適正でなければならない。 |
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+ | [[戦闘ダメージ・ステップ]]開始に際して、攻撃チームは攻撃クリーチャーがどのように[[戦闘ダメージ]]を[[割り振る]]かを宣言する。防御チームに割り振る場合、攻撃チームは攻撃クリーチャーごとに防御プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーに戦闘ダメージを割り振る。攻撃チームの割り振り宣言が終わったら、防御チームが同様に割り振る。 | ||
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+ | *[[単発的効果]]や[[特性定義能力]]が防御プレイヤーを参照する場合、その効果あるいは[[能力]]の[[コントローラー]]が選んだいずれか1人の防御プレイヤーのみを参照する。攻撃プレイヤーについても同様である。 | ||
+ | **例えば、[[道理の宿敵/Nemesis of Reason]]の[[誘発型能力]]は、[[解決]]時に選んだ防御チームのうちのいずれか一方のプレイヤーの[[ライブラリー]]を[[削る]]。 | ||
+ | *他のあらゆる場合において防御プレイヤーとは両プレイヤーのことを指す。肯定的比較([[土地渡り]]のように「防御プレイヤーが~であるかどうか」を見る場合)、相対的比較([[ごますりモグ/Mogg Toady]]のように「防御プレイヤーよりも~かどうか」を見る場合)については、それぞれの防御プレイヤーについて比較を行い、いずれかが真であればその解は真である。また、否定的比較([[シー・モンスター/Sea Monster]]のように「防御プレイヤーが~でないかどうか」を見る場合)については、対応する肯定的比較が偽である場合(すなわち両方が「~でない」場合)に真となる。これらは攻撃プレイヤーについても同様である。 | ||
+ | **例えば、防御プレイヤーのいずれかが[[森]]をコントロールしている場合、森渡りを持つクリーチャーはブロックされない。また、攻撃プレイヤーのいずれかよりも多くのクリーチャーをコントロールしている場合、ごますりモグはブロックに参加できる。 | ||
===勝敗=== | ===勝敗=== | ||
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**例えば、いずれかのプレイヤーが[[白金の天使/Platinum Angel]]をコントロールしていた場合、そのプレイヤーとそのチームメイトは敗北せず、その[[対戦相手]]のチームは勝利しない。 | **例えば、いずれかのプレイヤーが[[白金の天使/Platinum Angel]]をコントロールしていた場合、そのプレイヤーとそのチームメイトは敗北せず、その[[対戦相手]]のチームは勝利しない。 | ||
*プレイヤーが[[投了]]したら、そのチームは即座に[[ゲーム]]から離れ、そのチームの敗北となる。 | *プレイヤーが[[投了]]したら、そのチームは即座に[[ゲーム]]から離れ、そのチームの敗北となる。 | ||
− | *[[毒カウンター]] | + | *[[毒カウンター]]はチームごとにカウントされる。チームで15個以上得た場合、そのチームは敗北する(2011年4月からの変更)。かつてはプレイヤーごとにカウントであり、個人戦と同様10個で敗北になっていた。[http://mtg-jp.com/publicity/001288/] |
==トーナメント== | ==トーナメント== | ||
− | + | 2005年10月1日から、[[トーナメント]]における多人数戦の対戦形式として[[構築]]・[[エターナル]]・[[リミテッド]]([[シールド]]のみ)で公認され、2005年11月12月に全世界一斉にトーナメントが行われた。しかし、日本では開催されなかった。 | |
− | + | 2007年から、ついに[[プロツアー]]の種目になる。初の双頭巨人戦プロツアーは[[プロツアーサンディエゴ07]]。 | |
[[マッチ]]の勝敗は、1ゲームの勝敗で決まる。そのため、[[認定大会]]ではゲームの敗北のペナルティの代わりに[[マッチ・ポイント]]を1点失う裁定が下される。 | [[マッチ]]の勝敗は、1ゲームの勝敗で決まる。そのため、[[認定大会]]ではゲームの敗北のペナルティの代わりに[[マッチ・ポイント]]を1点失う裁定が下される。 | ||
[[プレリリース]]でも双頭巨人戦が採用される会場もある。 | [[プレリリース]]でも双頭巨人戦が採用される会場もある。 | ||
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+ | ==その他== | ||
+ | *2006年10月に、一旦「[[先攻]]チームにも最初のターンのドロー・ステップは存在するが、ドローできるのは一方のプレイヤーだけ」となった。しかし、2007年5月に元に戻った。 | ||
+ | *各チーム3人以上でゲームを行うこともできる。 | ||
+ | **このようなゲームは'''三頭巨人戦'''、'''四頭巨人戦'''と呼ばれることもある。 | ||
+ | **「n頭巨人戦」では、共用ライフの初期値は15×n点とし、チームで計5(n+1)個の毒カウンターを得たら敗北する。 | ||
==禁止カード== | ==禁止カード== | ||
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※[[ヴィンテージ]]のみで適用。 | ※[[ヴィンテージ]]のみで適用。 | ||
*[[ヴィンテージ]]の個人戦での[[制限カード]] | *[[ヴィンテージ]]の個人戦での[[制限カード]] | ||
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==参考== | ==参考== |