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| {{カードテキスト | | {{カードテキスト |
| |カード名=Saw in Half / 切断マジック | | |カード名=Saw in Half / 切断マジック |
− | |コスト=(2)(黒) | + | |コスト=(2)(黒) |
| |タイプ=インスタント | | |タイプ=インスタント |
− | |カードテキスト=クリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。これによりそのクリーチャーが死亡したなら、それのコントローラーは、基本のパワーがそのクリーチャーのパワーの半分であり、基本のタフネスがそのクリーチャーのタフネスの半分であることを除いてそのクリーチャーのコピーであるトークン2つを生成する。端数はそれぞれ切り上げる。 | + | |カードテキスト=クリーチャー一体を対象とし、それを破壊する。これによりそのクリーチャーが破壊されたなら、そのコントローラーは基本のパワーとタフネスがそのクリーチャーのパワーとタフネスのそれぞれ切り上げた半分であることを除き、そのクリーチャーのコピーであるクリーチャー・トークンを二体生成する。 |
| |Gathererid=580658 | | |Gathererid=580658 |
| |背景=legal | | |背景=legal |
| }} | | }} |
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− | [[クリーチャー]]1体をのこぎりで真っ二つに切り、新しく2体の[[トークン]]にしてしまう解体ショー。[[破壊]]した上で[[P/T]]が半分になった2体の[[コピー]]を作るという、類を見ない挙動をする[[黒]]の[[インスタント]]。 | + | [[クリーチャー]]一体をのこぎりで真っ二つに切り、新しく二体のクリーチャーにしてしまう解体ショー。 |
| + | [[破壊]]した上で[[P/T]]が半分になった二体の[[コピー]]を作るという、類を見ない挙動をする[[黒]]の[[インスタント]]。 |
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− | [[ETB]]を再利用する、[[除去]]を回避する、[[カウンター (目印)|カウンター]]を取り除くという性質は除去というより[[明滅]]に近い。ETBが倍になり[[PIG]]も再利用できる利点を持つ一方、トークンとなってしまう都合上これを明滅や[[バウンス]]で再利用することはできないので併用する場合は順番が重要となる。
| + | 一般的な黒の[[除去]]カードと違い、自軍に使ったほうが有利な盤面が多い。 |
− | | + | [[ETB]][[能力]]持ちを増やしてもよし、除去の回避に使ってもよしと使いどころは多い。 |
− | 奇数なら合計P/Tが上がり、特に1/1は[[サイズ]]の変更なく増えるだけなので撃ち得。また[[X]]以外で[[+1/+1カウンター]]にサイズを依存するクリーチャーもメリットのみを得られる。PIGも兼ね備えた[[接合]]や[[スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravager]]なら相性抜群。明滅と違いトークンを[[対象]]にしても消滅せず増やすことができ、[[特性定義能力]]ではなく[[修整]]で[[P/T]]を形成している[[ウルザの物語/Urza's Saga]]などで[[生成]]された[[構築物]]であれば2体分の[[ファッティ]]となる。
| + | 特に1/1のクリーチャーはサイズの変更なく増えるだけなので撃ち得。 |
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− | もちろん、単純に[[能力]]が強いクリーチャーを増やすのも手である。[[統率者戦]]においては[[溜め込む親玉/Hoarding Broodlord]]から[[サーチ]]され、2体になった親玉でさらなるサーチを狙う使われ方がある。
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| + | {{未評価|Unfinity}} |
| + | *[[コピー]]のP/Tは切り上げである。 |
| *[[スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravager]]に使うと興味深い挙動をし、最終的に6/6一体と3/3二体が残る。 | | *[[スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravager]]に使うと興味深い挙動をし、最終的に6/6一体と3/3二体が残る。 |
− | **まずオリジナルのグラークマウが[[死亡]]するため、能力が[[誘発]]して3/3のクリーチャー・トークンが生成される。次に切断マジックによりグラークマウのコピーが二体生成されるのだが、これらは基本P/Tが2/2である上で[[+1/+1カウンター]]が3つずつ乗っているので5/5である。ここで[[レジェンド・ルール]]によりどちらか一方を[[墓地に置く|墓地に置き]]、残ったほうはカウンターが乗っているクリーチャーが死亡したので能力が誘発して6/6になる。さらに死亡したほうは、トークンのサイズはP/Tではなく乗っていた+1/+1カウンターの量だから、3/3で生成される。このようにして、6/6のグラークマウ一体と、3/3の[[ハイドラ]]・[[トークン]]二体が残るわけである。 | + | **まずオリジナルのグラークマウが[[死亡]]するため、能力が[[誘発]]して3/3の[[クリーチャー・トークン]]が生成される。次に《Saw in Half》によりグラークマウのコピーが二体生成されるのだが、これらは基本P/Tが2/2である上で[[+1/+1カウンター]]が3つずつ乗っているので5/5である。ここで[[レジェンド・ルール]]によりどちらか一方を[[墓地に置く|墓地に置き]]、残ったほうはカウンターが乗っているクリーチャーが死亡したので能力が誘発して6/6になる。さらに死亡したほうは、トークンのサイズはP/Tではなく乗っていた+1/+1カウンターの量だから、3/3で生成される。このようにして、6/6のグラークマウ一体と、3/3の[[ハイドラ]]・[[トークン]]二体が残るわけである。 |
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− | *クリーチャー破壊としてはほとんど役に立たないため、緊急的に除去に使うことはあってもそれを目的に投入することはないだろう。主な利用法として考えられる自軍クリーチャーのコピーや明滅による緊急回避は黒というより[[青]]の分野であり、そういう意味ではいささか[[色の役割]]を逸脱している感がある。
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− | ==[[ルール]]==
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− | *トークンのP/Tが効果によって指定されているため、元のクリーチャーが[[パワー]]や[[タフネス]]を決定する[[特性定義能力]]を持っていたとしても、その能力はコピーされない({{CR|707.9d}})。
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− | *[[コピー]]のP/Tは[[最後の情報]]を用いて決定する。
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− | *死亡しなければコピー・トークンは生成されない。
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− | **[[破壊不能]]のクリーチャーに撃って単純に頭数を増やすことはできない。
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− | **[[ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet]]などで墓地に置かれることを置換すれば単なる除去として機能する。
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− | ==[[フレイバー・テキスト]]==
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− | {{フレイバーテキスト|The audience always loves it, but volunteers are divided.}}
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− | {{フレイバーテキスト|観客は皆楽しみにしているが、志願者は真っ二つに分かれる。}}
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− | この場合の「真っ二つに分かれる/divided」は「賛否両論に分かれる」という意味と「体が真っ二つに切断される」のダブルミーニング。
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| ==参考== | | ==参考== |
− | *[[コピーカード]]([[機能別カードリスト]])
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| *[[カード個別評価:Unfinity]] - [[レア]] | | *[[カード個別評価:Unfinity]] - [[レア]] |
− | __NOTOC__
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