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| {{#card:Yargle and Multani}} | | {{#card:Yargle and Multani}} |
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− | [[黒緑]]の[[伝説のクリーチャー]]コンビは、[[ドミナリア/Dominaria]]より[[ヤーグル/Yargle]]([[黒]])と[[ムルタニ/Multani]]([[緑]])。 | + | [[アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg]]と[[ムルタニ/Multani]]の[[伝説]][[クリーチャー]]コンビ。 |
| + | ヤーグルからは黒の[[頭でっかち]]な[[バニラ]]で[[カエル]][[スピリット]]である点を受け継いでいる。 |
| + | 一方ムルタニの要素は緑の[[エレメンタル]]である点のみ。ヤーグルの特徴を強く押し出すデザインとなっている。伝説のバニラクリーチャーらしく素の[[サイズ]]に優れ、その[[パワー]]は[[黒枠]]最高の18で歴代最大の[[パワー]]を誇る。[[タフネス]]は6と[[マナコスト]]相当だが、多くの[[火力]]やマイナス[[修整]]に耐えられるだけのサイズは持っている。[[マナレシオ]]は2であり、往年の伝説バニラクリーチャーである[[今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda]]と同じ。近いマナ域であれば伝説でない代わりに濃い色マナを要求する[[ギガントサウルス/Gigantosaurus]]とも並ぶ。 |
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− | コンビでありながら、高[[パワー]]の[[バニラ]]という[[アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg]]の特徴が強く表れたデザイン。その[[パワー]]はなんと[[黒枠]][[カード]]歴代最大の'''18'''。[[マナ・コスト]]からすれば順当な数字であるはずの[[タフネス]]が貧相に見えてしまうほどの[[頭でっかち|パワー偏重]]ぶりである。
| + | パワー18であるため1度でも本体に攻撃を通せば勝負を決めうる1発になるが、[[回避能力]]が無いため素直に場に出してアタックさせても相手にクリーチャーがいれば[[チャンプブロック]]されてしまう。[[除去耐性]]もマナコスト相応のタフネスだけであり、相手に高いパワーを生かした一撃を叩き込むには他のカードの補助が欲しい所。[[トランプル]]などの回避能力を付与できれば本体を殴りやすくなるだろう。[[クラガンウィックの死体焼却者/Cragganwick Cremator]]等のパワーを参照するカードとも相性が良い。同じパックである[[機械兵団の進軍]]には[[ヴォルダーレンの興奮探し/Voldaren Thrillseeker]]が収録されており、[[賛助]]で能力を与えて起動すればぴったり20点の[[火力]]になる。 |
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− | ここまで大きな数字になると次点の[[動じない大ワーム/Impervious Greatwurm]](パワー16)らとの差は軽微にも思えてくるが、[[開始時のライフの総量|初期ライフ]]20点のフォーマットでは[[ショックランド]]・[[ペインランド]]などを使うだけでライフが18点以下になることも多く、そうでなくとも小型クリーチャーの攻撃や余った[[火力]]で容易に下回りうるため、[[飛行]]・[[速攻]]の付与や[[投げ飛ばし/Fling]]系統カードがそのまま勝敗に直結しうる点で既存の[[ファッティ]]とは一線を画している。当然[[戦闘]]になれば生き残れる[[クリーチャー]]はまずいないため、実質的には[[触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable]]に近いとも考えられる。
| + | [[リミテッド]]ではクリーチャー同士の殴り合いになりやすく、その圧倒的な[[サイズ]]から結果的に[[カード・アドバンテージ]]を稼ぎやすい。それでも単なる[[ファッティ]]であり、前述の通りチャンプブロックで妨害されやすいので、何かしら直接パワーを叩きつける手段を[[ピック]]して使いたい。[[黒緑]]で使える範囲ならば、[[種子中枢への襲撃/Storm the Seedcore]]との噛み合いが良好。 |
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− | パワーこそ派手だが、所詮バニラはバニラ。[[回避能力]]や[[除去耐性]]が無いため、そのままでは[[チャンプブロック]]で足止めされて[[除去]]されるだけだろう。活躍させたいならばパワーを確実に活かせるようサポートしたい。[[黒緑]]のデッキであれば5点までの全体マイナス[[修整]]で[[ブロッカー]]を排除する、[[トランプル]]を付与するなどが効果的か。[[機械兵団の進軍]]には[[ヴォルダーレンの興奮探し/Voldaren Thrillseeker]]が収録されており、[[賛助]]で能力を与えて起動すればぴったり20点[[火力]]になる。
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− | [[リミテッド]]ではクリーチャー同士の殴り合いになりやすく、その圧倒的なサイズから結果的に[[カード・アドバンテージ]]を稼ぎやすい。それでも単なる[[ファッティ]]であり、前述の通りチャンプブロックで妨害されやすいので、何かしら直接パワーを叩きつける手段を[[ピック]]して使いたい。[[黒緑]]で使える範囲ならば、[[種子中枢への襲撃/Storm the Seedcore]]との噛み合いが良好。
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− | [[スタンダード]]ではトーナメントレベルではないものの、[[梅澤悟/Satoru Umezawa]]による[[忍術]]・[[幽霊の裁き、ケイヤ/Kaya, Spirits' Justice]]による[[飛行]][[トークン]]・[[押し出し+引き抜き/Push+Pull]]による[[速攻]]など、あの手この手で[[地雷デッキ|奇襲される]]場合がある。
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− | [[モダン]]において[[クラガンウィック・シュート]]を強化した。[[フェッチランド]]やショックランドが多用される環境柄相手ライフが最序盤から減りやすく、そうでなくとも[[オークの弓使い/Orcish Bowmasters]]や[[稲妻/Lightning Bolt]]などで容易にライフを削れるため、[[クラガンウィックの死体焼却者/Cragganwick Cremator]]で投げ飛ばすカードとして[[動じない大ワーム/Impervious Greatwurm]]らより確実に勝利に貢献できる。投げ飛ばすカードをこれと[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]のみに絞ることで[[御霊の復讐/Goryo's Vengeance]]という第2の勝ち筋も用意できるようになり、2ターン目に[[1ショットキル]]を決めることもしばしばある。
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− | *18/6という[[P/T]]はアーボーグの暴食、ヤーグルのP/Tである9/3のちょうど2倍。P/Tを2倍にするようなムルタニのカードはなく、ムルタニの特徴が特に出ていない点も相まって「ヤーグルとヤーグル」と揶揄する向きもある。
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| ==関連カード== | | ==関連カード== |
− | ;ヤーグル
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− | {{同一の存在を表すカード/ヤーグル}}
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− | ;ムルタニ
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− | {{同一の存在を表すカード/ムルタニ}}
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| ===サイクル=== | | ===サイクル=== |
| {{サイクル/機械兵団の進軍のコンビの伝説のクリーチャー}} | | {{サイクル/機械兵団の進軍のコンビの伝説のクリーチャー}} |
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| ==参考== | | ==参考== |
− | *[[バニラクリーチャー]]
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| *[[カード個別評価:機械兵団の進軍]] - [[レア]] | | *[[カード個別評価:機械兵団の進軍]] - [[レア]] |