「マリガン」を編集中
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[[ゲーム]]を始めるときに各[[プレイヤー]]が手札を引いた後、[[先攻]]プレイヤーはマリガンを行うかを決める(まだマリガンは実行しない)。その後、[[ターン]]順に各プレイヤーがマリガンを行うかを決める。全プレイヤーが選択を終えた後、マリガンすることを選んだプレイヤーは同時にマリガンを行う。これ以上マリガンしないと決めたら、そのカードがそのプレイヤーの初期手札となり、それ以上マリガンすることはできない。この手順は、すべてのプレイヤーがマリガンしなくなるまで繰り返される。 | [[ゲーム]]を始めるときに各[[プレイヤー]]が手札を引いた後、[[先攻]]プレイヤーはマリガンを行うかを決める(まだマリガンは実行しない)。その後、[[ターン]]順に各プレイヤーがマリガンを行うかを決める。全プレイヤーが選択を終えた後、マリガンすることを選んだプレイヤーは同時にマリガンを行う。これ以上マリガンしないと決めたら、そのカードがそのプレイヤーの初期手札となり、それ以上マリガンすることはできない。この手順は、すべてのプレイヤーがマリガンしなくなるまで繰り返される。 | ||
− | + | マリガンを行うプレイヤーは、手札を[[ライブラリー]]の中に混ぜ入れて[[切り直す|切り直し]]、[[初期手札枚数]](通常は7枚)に等しい枚数の新しい手札を引く。その後、そのプレイヤーがマリガンした回数に等しい枚数のカードを選び、それらを望む順番で自分の[[ライブラリーの一番下]]に置く。マリガンは手札が1枚以上あれば何回でも実行できるが、1回につき初期手札は1枚ずつ減少していくことになる。 | |
マリガンを連続で行う場合、カードをライブラリーの一番下に置く手順は[[省略]]してよい。この省略はすべての[[ルール適用度]]において認められる。 | マリガンを連続で行う場合、カードをライブラリーの一番下に置く手順は[[省略]]してよい。この省略はすべての[[ルール適用度]]において認められる。 | ||
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==過去のルール== | ==過去のルール== | ||
− | + | ===[[基本セット2020]]でのルール改正前=== | |
− | === | + | 通称「'''バンクーバー・マリガン'''」。内容は以下の通り。 |
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マリガンを行うプレイヤーは、手札をライブラリーの中に混ぜ入れて切り直し、そして最後に引いた枚数より1枚少ない枚数の新しい手札を引く。すべてのプレイヤーがゲーム開始時の手札を決定したあと、手札の枚数が初期手札枚数よりも少ない各プレイヤーは、自分の[[ライブラリーの一番上]]のカードを見る。そのプレイヤーは、その後そのカードを自分のライブラリーの一番下に置いてもよい(実質、これは[[占術]]1を行うことと同じである)。 | マリガンを行うプレイヤーは、手札をライブラリーの中に混ぜ入れて切り直し、そして最後に引いた枚数より1枚少ない枚数の新しい手札を引く。すべてのプレイヤーがゲーム開始時の手札を決定したあと、手札の枚数が初期手札枚数よりも少ない各プレイヤーは、自分の[[ライブラリーの一番上]]のカードを見る。そのプレイヤーは、その後そのカードを自分のライブラリーの一番下に置いてもよい(実質、これは[[占術]]1を行うことと同じである)。 | ||
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*バンクーバー・マリガンという呼称は、プロツアー「マジック・オリジン」の開催地にちなんだもの。 | *バンクーバー・マリガンという呼称は、プロツアー「マジック・オリジン」の開催地にちなんだもの。 | ||
*ちなみに、このマリガン・ルールの発案者は[[Patrick Chapin]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/mulligans-2015-08-07 Mulligans]/[https://mtg-jp.com/reading/ld/0015475/ マリガン](Latest Developments 2015年8月7日 [[Sam Stoddard]]著)</ref>。 | *ちなみに、このマリガン・ルールの発案者は[[Patrick Chapin]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/mulligans-2015-08-07 Mulligans]/[https://mtg-jp.com/reading/ld/0015475/ マリガン](Latest Developments 2015年8月7日 [[Sam Stoddard]]著)</ref>。 | ||
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+ | ===[[戦乱のゼンディカー]]でのルール改正前=== | ||
+ | これ以前のマリガンは、上記バンクーバー・マリガンのものから「手札の枚数が初期手札枚数よりも少なくなっている場合に、ライブラリーの一番上のカードを見て、そのカードを自分のライブラリーの一番下に置いてもよい」というルールを除いたものとなっていた。 | ||
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+ | ===[[基本セット2010]]でのルール改正前=== | ||
+ | 基本セット2010でのルール改正までは、まず先攻がマリガンしないことを決めるまでマリガンを行い、先攻の初期手札が決定した後、ターン順に1人ずつマリガンしないことを決めるまでマリガンを行うというルールであった。 | ||
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+ | しかし、[[トーナメント]]以外でこの正式な手順が守られることは少なく、同時にマリガンが行われることが多かった。この[[カジュアルプレイ|カジュアル]]事情を踏まえ、基本セット2010発売に伴うルール改正で「同時にマリガンを行う」ように変更された。この変更によって、トーナメントでの[[切り直す|シャッフル]]時間の短縮も期待される<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-2010-rules-change-2009-06-10 Magic 2010 Rules Changes]([[2009年]]6月10日 Aaron Forsythe著)</ref>。 | ||
===パリ・マリガン=== | ===パリ・マリガン=== | ||
− | + | 1997年に、今日まで採用されているマリガンの手順の基礎となる「マリガンは自由に行えるが、マリガンするごとに1枚少ない手札を引く」というルールが正式採用されている。 | |
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なお、このルールは[[プロツアーパリ97]]で採用されたことから「'''パリ・マリガン'''」と呼ばれるが、実際はプロツアーパリ97は2回目の採用で、最初に採用されたのは[[プロツアーロサンゼルス97]]である。また、正式採用される前は「'''オプショナル・マリガン'''」と呼ばれていた。<!-- optionalの意味から現在そう呼ぶことはないでしょう。 --> | なお、このルールは[[プロツアーパリ97]]で採用されたことから「'''パリ・マリガン'''」と呼ばれるが、実際はプロツアーパリ97は2回目の採用で、最初に採用されたのは[[プロツアーロサンゼルス97]]である。また、正式採用される前は「'''オプショナル・マリガン'''」と呼ばれていた。<!-- optionalの意味から現在そう呼ぶことはないでしょう。 --> | ||
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*このルールでは、それを証明するためにその状態を[[対戦相手]]に[[公開する]]必要があり、また、1回しか実行できなかった。 | *このルールでは、それを証明するためにその状態を[[対戦相手]]に[[公開する]]必要があり、また、1回しか実行できなかった。 | ||
*あくまで「土地が手札にある/ない」という基準だった。そのため現在よりも[[土地事故]]のリスクは大きかった。特に[[マナを出さない土地カード|マナを出すことに関係のない土地カード]]を利用する場合、それだけが手札にあってもマリガンできなかったので、リスクはさらに大きくなっていた。 | *あくまで「土地が手札にある/ない」という基準だった。そのため現在よりも[[土地事故]]のリスクは大きかった。特に[[マナを出さない土地カード|マナを出すことに関係のない土地カード]]を利用する場合、それだけが手札にあってもマリガンできなかったので、リスクはさらに大きくなっていた。 | ||
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==その他== | ==その他== |