「マネデス」を編集中
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− | '''マネデス'''とは、Money Destruction(金銭破壊)の略。[[対戦相手]] | + | '''マネデス'''とは、Money Destruction(金銭破壊)の略。[[対戦相手]]の『財布の中身』を破壊することを考える戦略および[[コンボ]]。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]では[[デッキ]]戦略・コンボ構成を『〜破壊/〜Destruction』という形で表現することがしばしばあるが、これもそれにならってつけられたもの。 |
{{#card:Mindslaver}} | {{#card:Mindslaver}} | ||
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− | もちろん、通常の公式[[トーナメント]][[ | + | もちろん、通常の公式[[トーナメント]]ルール下では実現できない。冗談セットである[[アングルード]]の[[カード]]を絡めて初めて実現できる。 |
− | + | いろいろなバリエーションがあるが、いずれの場合も[[精神隷属器/Mindslaver]]と[[寄付/Donate]]が必須である。特に[[対戦相手]]にイヤな選択肢を強要できる精神隷属器の登場が契機であったと言えるだろう。 | |
*これが実現可能なのかどうかは多くのプレイヤーの間で議論の的となって…はいない。 | *これが実現可能なのかどうかは多くのプレイヤーの間で議論の的となって…はいない。 | ||
*[[やる気デストラクション]]を超える、恐らく最強の○○デストラクション。というかこれ自体がやる気デストラクションの要素も含んでいる。 | *[[やる気デストラクション]]を超える、恐らく最強の○○デストラクション。というかこれ自体がやる気デストラクションの要素も含んでいる。 | ||
− | *[ | + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mg120 公式のコラム]にもいつの間にか取り上げられていたり。 |
*たいていは専用[[デッキ]]を組んで運用されるが、[[コンボパーツ]]自体は限られているため他のデッキのサブプラン(?)に組み込むことも可能。 | *たいていは専用[[デッキ]]を組んで運用されるが、[[コンボパーツ]]自体は限られているため他のデッキのサブプラン(?)に組み込むことも可能。 | ||
− | **特に[[パーマネント]][[回収]] | + | **特に[[パーマネント]][[回収]]がデッキのメインギミックであれば組み込みは容易。[[サニー・サイド・アップ]]辺りの[[サイドボード]]に[[研究+開発/Research+Development]]と合わせて仕込んでみよう。 |
*あくまでジョーク・コンボであることを忘れずに、用法用量を守って楽しくお使いください。 | *あくまでジョーク・コンボであることを忘れずに、用法用量を守って楽しくお使いください。 | ||
==解説== | ==解説== | ||
===[[Ashnod's Coupon]]型=== | ===[[Ashnod's Coupon]]型=== | ||
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[[Ashnod's Coupon]]は、普通に使うと[[あなた]]がドリンク購入代金を支払わなければならないが、これを[[対戦相手]]に押し付けて[[起動]]させることで、代金支払いまで対戦相手に押し付けてしまおう、というのが基本的な発想。 | [[Ashnod's Coupon]]は、普通に使うと[[あなた]]がドリンク購入代金を支払わなければならないが、これを[[対戦相手]]に押し付けて[[起動]]させることで、代金支払いまで対戦相手に押し付けてしまおう、というのが基本的な発想。 | ||
− | 中核となるのは、日本・[[ホビージャパン]]掲示板発祥の[[コンボ]]。具体的には、[[精神隷属器/Mindslaver]] | + | 中核となるのは、日本・[[ホビージャパン]]掲示板発祥の[[コンボ]]。具体的には、[[精神隷属器/Mindslaver]]で対戦相手の次のターンの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪った上でAshnod's Couponを[[寄付/Donate]]し、Couponの[[能力]]の[[対象]]を対戦相手自身にして起動させる。対戦相手は特に買いたくもないドリンクを買いに行かねばならない。「無駄な買い物をさせて財布の中を破壊する」という凶悪コンボである。 |
− | デッキとして組む場合は、各パーツを何らかの方法で[[回収]]して使い回し、延々と出費を迫る構成にするのが一般的。またそのままだと寄付した直後に対戦相手に[[起動]] | + | デッキとして組む場合は、各パーツを何らかの方法で[[回収]]して使い回し、延々と出費を迫る構成にするのが一般的。またそのままだと寄付した直後に対戦相手に[[起動]]されてしまうため、そうならないように「あらかじめタップ状態で寄付して起動できないようにしておく」「精神隷属器でターンを奪っている最中に寄付する」などの工夫が必要。後者を取るならば[[ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery]]で寄付を疑似[[瞬速]]にするのが当時の基本だったが、現在であれば[[寛大なるゼドルー/Zedruu the Greathearted]]を使うほうが便利か。 |
*ターンをコントロールしているため、対象となるドリンクを選ぶ権利はこちらにある。 | *ターンをコントロールしているため、対象となるドリンクを選ぶ権利はこちらにある。 | ||
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*ドリンクの価格自体が高額なものを対象にすれば一発で大量の出費を強いることができる。 | *ドリンクの価格自体が高額なものを対象にすれば一発で大量の出費を強いることができる。 | ||
**応用編として、あらかじめ[[あなた]]がドリンクを1本用意しておいてそれに異様に高値の値札をつけておく、遠隔地限定商品を指定して移動の時間と交通費を強いる、という手もある。 | **応用編として、あらかじめ[[あなた]]がドリンクを1本用意しておいてそれに異様に高値の値札をつけておく、遠隔地限定商品を指定して移動の時間と交通費を強いる、という手もある。 | ||
− | **後者の使い方はAshnod's | + | **後者の使い方はAshnod's Couponのエラッタに反するように見えるが、ハワイ旅行の例示を見れば明らかなように、交通費をあなたが負担し、対象となったプレイヤーが同意しているなら、遠隔地に買いに行かせること自体は適正である。そもそもこのコンボは(精神隷属器を使っているとはいえ)「あなた」が「あなた」に買いに行かせるのであるから何の問題もなく遠隔地へパシらせることができる。 |
*……などといろいろと書いたが、対戦相手は即[[投了]]することで上記のすべてを回避できる。 | *……などといろいろと書いたが、対戦相手は即[[投了]]することで上記のすべてを回避できる。 | ||
===[[Booster Tutor]]型=== | ===[[Booster Tutor]]型=== | ||
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[[アンヒンジド]]の登場後、Ashnod's Couponの代わりに「[[Booster Tutor]]を[[刻印]]した、[[等時の王笏/Isochron Scepter]]ないし[[一望の鏡/Panoptic Mirror]]」を寄付する、というコンボも考案された。 | [[アンヒンジド]]の登場後、Ashnod's Couponの代わりに「[[Booster Tutor]]を[[刻印]]した、[[等時の王笏/Isochron Scepter]]ないし[[一望の鏡/Panoptic Mirror]]」を寄付する、というコンボも考案された。 | ||