「グリッサ/Glissa」を編集中
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− | '''グリッサ'''/''Glissa''は[[ミラディン・ブロック]] | + | '''グリッサ'''/''Glissa''は[[ミラディン・ブロック]]と[[ミラディンの傷跡ブロック]]のキャラクター。 |
==解説== | ==解説== | ||
− | 金属世界[[ミラディン/Mirrodin]]、[[絡み森/The Tangle]] | + | 金属世界[[ミラディン/Mirrodin]]、[[絡み森/The Tangle]]で暮らす好奇心旺盛なエルフの少女。両親と妹との4人暮らしであり、幼馴染の[[テル=ジラードに選ばれし者/Tel-Jilad Chosen]]であるケインに淡い想いを寄せ始めている。友達以上恋人未満といった感じで、妹を含めた微妙な三角関係に少し悩みも。 |
猪突猛進、考えるより先に体が動くタイプ。絡み森でのエルフの生き方、そして世界のあり方について奇妙な落ち着かなさを感じている。 | 猪突猛進、考えるより先に体が動くタイプ。絡み森でのエルフの生き方、そして世界のあり方について奇妙な落ち着かなさを感じている。 | ||
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==経歴== | ==経歴== | ||
===[[ミラディン]]=== | ===[[ミラディン]]=== | ||
− | + | 絡み森で狩人として暮らしていたが、ある夜トロールに攫われて[[伝承の樹/Tree of Tales]]に連れて来られ、長老チュンスに恐ろしい話を聞かされる。巨大な怪物、[[地ならし屋/Leveler]]が自分を狙ってやって来ると。それらが自分を狙いにやって来るのであれば、同じ家にいる家族が危ない。グリッサはそこに置いてあった剣(実は[[カルドラの剣/Sword of Kaldra]]であった)を奪って飛び出し、襲いかかってきた3体の地ならし屋を退けるものの、家に辿り着くと既にそこはひどく荒らされており、血まみれの部屋に妹の髪飾りが転がっていた。激昂し、更に数を増す地ならし屋へと半ば自暴自棄に立ち向かって行くが、突然彼等は何かに命じられたかのように退却を始めた。グリッサは木々の間にフードを被った見慣れない人影を発見するが、それはすぐに消えてしまった。 | |
− | + | 頭を強打されて意識を失い、更に地ならし屋の刃に脚を挟まれ、彼等の巣まで連れてこられてしまう。しかしその中で独り隠れて暮らしていたゴブリン、[[スロバッド/Slobad]]と出会う。ゴブリンにとっては不吉な青い太陽の下に生まれたとして捨てられ、追放者の部族に拾われたがそこにも馴染むことができず、孤独に生きてきた彼だったが、それでもグリッサを気遣い、脚の怪我を治すために猫人レオニンの都市タージ=ナールへ案内すると約束する。グリッサも絡み森の他のエルフの中ではどこか孤立した存在だった。いつしか2人は互いに親近感を持ち、深い友情で結ばれるようになる。 | |
− | + | スロバッドに案内されたタージ=ナールで、レオニンの予見者ウシャンティに「世界を滅ぼす者」と言われ、レオニンの王[[ラクシャ/Raksha]]に引き合わされる。しかしグリッサが今までの出来事を語ると、自分達もまた地ならし屋の襲撃を受けている、というラクシャに協力することとなり、何かしらの原因があるという屍賊の巣、メフィドロスへと向かう。 | |
− | 沼で鉄のゴーレム、[[ボッシュ/Bosh]] | + | 沼で鉄のゴーレム、[[ボッシュ/Bosh]]を引き上げ、囁きの大霊堂ではメフィドロスの支配者である死霊使い[[ゲス/Geth]]の操る吸血鬼と戦ってそれを打ち負かし、ゲスが魔術師との取引によって[[屍賊/Nim]]にタージ=ナールを襲わせていたことを知る。その代償に彼が受け取っていたのは「血清」と呼ばれる青い液体だった。飲むだけで意識が冴え渡り、様々な知識を得ることができるのだという。ゲスを脅して血清を受け取り、屍賊にタージ=ナールを襲わせないことを約束させるが、地ならし屋の謎は解けないままだった。 |
タージ=ナールへ戻り顛末を語るが、その夜、空を飛ぶ機械の鳥がタージ=ナールを襲撃した。空狩人と共にグリッサも迎え撃つが、戦闘中にグリッサは不注意によってウシャンティの娘であり、ラクシャの幼馴染の少女を死なせてしまう。どうにか撃退するものの、悔悟の念にグリッサはタージ=ナールを後にするしかなかった。 | タージ=ナールへ戻り顛末を語るが、その夜、空を飛ぶ機械の鳥がタージ=ナールを襲撃した。空狩人と共にグリッサも迎え撃つが、戦闘中にグリッサは不注意によってウシャンティの娘であり、ラクシャの幼馴染の少女を死なせてしまう。どうにか撃退するものの、悔悟の念にグリッサはタージ=ナールを後にするしかなかった。 | ||
− | + | グリッサはスロバッド、ボッシュと共に絡み森に向かい、伝承の樹にチュンスを尋ねた。そこで敵の正体と真実の一端を聞かされる。トロールもエルフも、この世界に生きる者は全て、全く別の世界から連れて来られたのだと。グリッサをつけ狙うのは世界の守護者メムナークと、それに仕えるヴィダルケンという種族だった。更なる情報を聞き出そうとするが、ヴィダルケンにそそのかされ裏切ったトロールの高僧によりチュンスは殺されてしまい、敵を追ううちに再会したケインも、機械鳥と一緒に現れたフードを被った人物の電撃によって命を落としてしまう。幼馴染の無残な亡骸に泣き崩れるグリッサの前にヴィダルケンと思しき人物が現れ、次はお前だ、と杖を振りかざす。ケインはグリッサにとってはただ一人の親しい友であり、友以上の想いを寄せ始めていた相手でもあった。想いは溢れ出し、そして怒りとなって炸裂した。グリッサは剣に宿した緑のエネルギーを振るってヴィダルケンと機械鳥を全滅させ、そして気を失った。 | |
− | + | 目が覚めたグリッサは、スロバッドとボッシュによって見知らぬ場所に連れて来られていた。スロバッドが拾われ育ったという追放者の部族、クラーク族の隠れ家だった。しかしそこにもヴィダルケンの機械鳥が襲って来る。グリッサとスロバッドは通気孔を通って脱出するも、ボッシュは通ることができず、また二人を逃がす為にその場に立ち塞がった。 | |
2人は一旦は脱出したものの、自分に関わる者は皆死んでしまう、とグリッサは自暴自棄になってしまう。そしてショックが癒えぬグリッサは思わずスロバッドを責めるが、彼は怒ることもなくグリッサを優しく諭した。悪いのはグリッサでも自分でもなく、ヴィダルケンの魔道士とメムナークなのだと。涙を拭い、グリッサはスロバッドを抱きしめた。 | 2人は一旦は脱出したものの、自分に関わる者は皆死んでしまう、とグリッサは自暴自棄になってしまう。そしてショックが癒えぬグリッサは思わずスロバッドを責めるが、彼は怒ることもなくグリッサを優しく諭した。悪いのはグリッサでも自分でもなく、ヴィダルケンの魔道士とメムナークなのだと。涙を拭い、グリッサはスロバッドを抱きしめた。 | ||
− | + | どうにかボッシュを救い出し、大焼炉のゴブリンによってバラバラにされていた彼をスロバッドが修復した後、3人はヴィダルケンが住むという水銀海へ向かう。まず水銀海に面した人間の街に潜入したグリッサは、そこで指導者[[ブルエナ/Bruenna]]に接触する。彼女は表向きはヴィダルケンに従っていたが、かつて彼等に父親を殺されており、また人間達がヴィダルケンに奴隷扱いされている事を苦々しく思っていた。 | |
− | + | 彼女を仲間に加え、ヴィダルケンの要塞ルーメングリッドに侵入するが、ヴィダルケンの上座研究者ポンティフェクスの待ち伏せに遭い、捕まってしまう。しかしルーメングリッド下層に待機していたスロバッドとボッシュが騒ぎを起こした隙に逆にポンティフェクスを拘束し、知識の井戸へと案内させた。だがそこで待っていたのは教議会の代弁者ジェイナス、彼こそが地ならし屋を仕向け、グリッサを殺そうとしていた張本人だった。それは彼等の主人メムナークの望みなのだと。しかしそれは嘘であり、メムナークに代わって世界を支配しようとするジェイナスの陰謀だった。そしてグリッサは激しい戦いの末に彼を倒し、家族とケイン、チュンスの仇を取ったが、ポンティフェクスは怪我をしたブルエナを人質に取り、グリッサに死か降伏かの選択を迫った。進退窮まったその時、知識の井戸からボッシュと、その胸部に隠れていたスロバッドが飛び出してきた。ボッシュはポンティフェクスを壁に叩きつけ、ブルエナを救い出した。抜け道がある、というスロバッドの言葉に、一行は知識の井戸へと飛び込んだ。→[[The Moons of Mirrodin]] | |
===[[ダークスティール]]=== | ===[[ダークスティール]]=== | ||
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逃げる途中、グリッサはブルエナと合流する。彼女はグリッサに絡み森へ戻って、慣れた地で立ち向かえと助言した。ブルエナは自分の民を守るべく、再会を約束して水銀海へと帰って行った。 | 逃げる途中、グリッサはブルエナと合流する。彼女はグリッサに絡み森へ戻って、慣れた地で立ち向かえと助言した。ブルエナは自分の民を守るべく、再会を約束して水銀海へと帰って行った。 | ||
− | + | 絡み森では、かつて協力を約束してくれたトロール達の生き残りが待っていた。森の最奥、ラディックスへ向かえ、とグリッサに告げ、彼等はカルドラに立ち向かう。 | |
ラディックスは円形のフィールドに、ルーン文字の刻まれた場。グリッサはそこで緑のマナを集めてカルドラと対峙。グリッサは絡み森の木々で巨人を絡めとるが引きちぎられ、ピンチに陥る。スロバッドは樹から巨人へと飛び移り、彼のパーツであるカルドラの剣を奪い取ろうとするも失敗し、振り落とされて木々へと投げ出されてしまう。この巨人は最愛の友人を自分から2人も奪ってしまうのか。激昂するグリッサ、それに呼応するかのように、突然ラディックスからミラディンの月程もある巨大な緑のマナの球が爆発とともに現れ、カルドラを直撃した。緑の太陽。第五の夜明け。→[[The Darksteel Eye]] | ラディックスは円形のフィールドに、ルーン文字の刻まれた場。グリッサはそこで緑のマナを集めてカルドラと対峙。グリッサは絡み森の木々で巨人を絡めとるが引きちぎられ、ピンチに陥る。スロバッドは樹から巨人へと飛び移り、彼のパーツであるカルドラの剣を奪い取ろうとするも失敗し、振り落とされて木々へと投げ出されてしまう。この巨人は最愛の友人を自分から2人も奪ってしまうのか。激昂するグリッサ、それに呼応するかのように、突然ラディックスからミラディンの月程もある巨大な緑のマナの球が爆発とともに現れ、カルドラを直撃した。緑の太陽。第五の夜明け。→[[The Darksteel Eye]] | ||
74行: | 74行: | ||
英雄は、かくして真の裏切り者となったのだ。 | 英雄は、かくして真の裏切り者となったのだ。 | ||
− | ===[[ | + | ===[[ファイレクシア/Phyrexia]]での地位=== |
カード上は[[黒緑]]であるが、設定上は[[緑]]の派閥「[[悪意の大群/Vicious Swarm]]」のみに属している。 | カード上は[[黒緑]]であるが、設定上は[[緑]]の派閥「[[悪意の大群/Vicious Swarm]]」のみに属している。 | ||
− | [[法務官/Praetor]]である[[ | + | [[法務官/Praetor]]である[[ヴォリンクレックス/Vorinclex]]が全くの放任主義であるため、グリッサが実質的な緑の派閥の長を務めている。その地位から「絡み森の女王」とも呼ばれるが、組織化を嫌うグリッサ本人はその二つ名を使おうとしない。[[絡み森/The Tangle]]を本拠地とし、身の毛のよだつようなファイレクシアの猛獣を従える。方針は「自然淘汰による進化の促進」「組織化の否定」で、獰猛さと強力さだけを追い求めた捕食者で弱者を淘汰し、絡み森に弱肉強食の世界を体現した。絡み森において何らかの集団を形成しようとした者は、グリッサ本人か手下の怪物によって抹殺される。 |
[[機械の始祖/Father of Machines]]についての議論や闘争には無関心。そもそも指導者を一人に定めるべきでない、自然の成り行きに任せれば真に強靭な生物が完成する、という意見からだ。[[カーン/Karn]]の名も知っているが、ファイレクシア化に伴って以前の記憶の大部分が欠落している彼女には意味の無い名前でしかない。 | [[機械の始祖/Father of Machines]]についての議論や闘争には無関心。そもそも指導者を一人に定めるべきでない、自然の成り行きに任せれば真に強靭な生物が完成する、という意見からだ。[[カーン/Karn]]の名も知っているが、ファイレクシア化に伴って以前の記憶の大部分が欠落している彼女には意味の無い名前でしかない。 | ||
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<!-- かなり急いで書きましたので、説明の細かさにだいぶ差があります。修正・補足求む!-aisha | <!-- かなり急いで書きましたので、説明の細かさにだいぶ差があります。修正・補足求む!-aisha | ||
やっぱあいしゃさんかぁ^^; ストーリー概要は別なページをおいていくほうがいいかもしれませんね。難しいところなんですが…… | やっぱあいしゃさんかぁ^^; ストーリー概要は別なページをおいていくほうがいいかもしれませんね。難しいところなんですが…… | ||
小説のほうに移してもいいんですが、3作ともグリッサ中心の話ですからこのままでもいいと思いますけどね。 J | 小説のほうに移してもいいんですが、3作ともグリッサ中心の話ですからこのままでもいいと思いますけどね。 J | ||
小説の方はグリッサ視点以外の話の流れを説明するために、このまま残しておく方がいいと思います。労作でした。 --> | 小説の方はグリッサ視点以外の話の流れを説明するために、このまま残しておく方がいいと思います。労作でした。 --> | ||
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==登場カード== | ==登場カード== | ||
− | + | *[[グリッサ・サンシーカー/Glissa Sunseeker]] | |
+ | *[[裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor]] | ||
===カード名に登場=== | ===カード名に登場=== | ||
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;[[新たなるファイレクシア]] | ;[[新たなるファイレクシア]] | ||
:[[グリッサの嘲笑/Glissa's Scorn]] | :[[グリッサの嘲笑/Glissa's Scorn]] | ||
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===フレイバー・テキストに登場=== | ===フレイバー・テキストに登場=== | ||
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;新たなるファイレクシア | ;新たなるファイレクシア | ||
:グリッサの嘲笑/Glissa's Scorn | :グリッサの嘲笑/Glissa's Scorn | ||
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===イラストに登場=== | ===イラストに登場=== | ||
128行: | 119行: | ||
;[[第10版]] | ;[[第10版]] | ||
:森の占術/Sylvan Scrying | :森の占術/Sylvan Scrying | ||
− | === | + | |
− | + | ==参考== | |
*[[The Moons of Mirrodin]] | *[[The Moons of Mirrodin]] | ||
*[[The Darksteel Eye]] | *[[The Darksteel Eye]] | ||
*[[The Fifth Dawn]] | *[[The Fifth Dawn]] | ||
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*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |