「アナックス/Anax」を編集中

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'''アナックス'''/''Anax''は[[テーロス・ブロック]]および[[テーロス還魂記]]のキャラクター。[[カード]]としては[[テーロス]]の[[アナックスとサイミーディ/Anax and Cymede]]が初出。
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'''アナックス'''/''Anax''は[[テーロス・ブロック]]のキャラクター。[[カード]]としては[[テーロス]]の[[アナックスとサイミーディ/Anax and Cymede]]が初出。
  
 
==解説==
 
==解説==
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元は[[イロアス/Iroas]]の信者であったが、アクロスを小さな帝国へと鍛え直す際に[[パーフォロス/Purphoros]]に改宗した。彼の方針転換は、アクロスの職人たちの芸術の流行に反映されている。剣と鎧には装飾が施されるようになり、陶器、衣服、壁画、織物には、代々受け継がれてきた古のアクロスの図柄や記号が用いられるようになった。
 
元は[[イロアス/Iroas]]の信者であったが、アクロスを小さな帝国へと鍛え直す際に[[パーフォロス/Purphoros]]に改宗した。彼の方針転換は、アクロスの職人たちの芸術の流行に反映されている。剣と鎧には装飾が施されるようになり、陶器、衣服、壁画、織物には、代々受け継がれてきた古のアクロスの図柄や記号が用いられるようになった。
  
父は先代の王、[[テーロスのその他のキャラクター#アタナス/Athanas|アタナス/Athanas]]。弟に2歳下の[[テーロスのその他のキャラクター#ティモテウス/Timoteus|ティモテウス/Timoteus]]、妹に[[テーロスのその他のキャラクター#ペラギア/Pelagia|ペラギア/Pelagia]]がいる。また、子に[[テーロスのその他のキャラクター#パンダマトール/Pandamator|パンダマトール/Pandamator]]がいる。
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父は先代の王、アタナス/Athanas。弟に2歳下のティモテウス/Timoteus、妹にペラギア/Pelagiaがいる。
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*名前の由来は古代ギリシャ語で「王」や「君主」を意味する「ἄναξ(anax)」だろう。
  
 
==経歴==
 
==経歴==
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若い頃のアナックスは体格に恵まれず、第一王子でありながら王位継承を危ぶまれていた。むしろ第二王子のティモテウスが次の王になると見る者も多かった。ティモテウス自身、兄に対する敵意と軽蔑を隠そうともしなかった。
 
若い頃のアナックスは体格に恵まれず、第一王子でありながら王位継承を危ぶまれていた。むしろ第二王子のティモテウスが次の王になると見る者も多かった。ティモテウス自身、兄に対する敵意と軽蔑を隠そうともしなかった。
  
アナックスは父が自分を好いていないのではないかと落ち込んでいたが、教師[[テーロスのその他のキャラクター#ゲオルギオス/Georgios|ゲオルギオス/Georgios]]との[[Wikipedia:ja:修辞学|修辞学]]の授業を通して、父に認められるよう自分が強くなればよいのだと気づく。彼は競技場で出会った少年[[テーロスのその他のキャラクター#ゾティコス/Zotikos|ゾティコス/Zotikos]]と親しくなり、毎日競技場に通って体を鍛えるようになった。そうして数週間が経ち、アナックスは4ヶ月後に開催される[[アクロス/Akros#イロアスの競技会/The Iroan Games|イロアスの競技会/The Iroan Games]]の[[Wikipedia:ja:パンクラチオン|パンクラチオン]]に出場することを決めた。それは民衆に自分の力を示す良い機会であり、ティモテウスと直接勝負する機会でもあった。
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アナックスは父が自分を好いていないのではないかと落ち込んでいたが、教師ゲオルギオス/Georgiosとの[[Wikipedia:ja:修辞学|修辞学]]の授業を通して、父に認められるよう自分が強くなればよいのだと気づく。彼は競技場で出会った少年ゾティコス/Zotikosと親しくなり、毎日競技場に通って体を鍛えるようになった。そうして数週間が経ち、アナックスは4ヶ月後に開催される[[アクロス/Akros|イロアスの競技会/The Iroan Games]]の[[Wikipedia:ja:パンクラチオン|パンクラチオン]]に出場することを決めた。それは民衆に自分の力を示す良い機会であり、ティモテウスと直接勝負する機会でもあった。
  
アナックスはパンクラチオンの師としてまず[[テーロスのその他のキャラクター#シノン/Sinon|シノン/Sinon]]を訪ねたが、彼にはすでに弟子がいた――他ならぬティモテウスが。代わりに彼の師になったのは、膝の捻れた老人、[[テーロスのその他のキャラクター#カレートー/Kaletor|カレートー/Kaletor]]だった。アナックスは彼から、体格差のある相手に勝つ方法、すなわち相手を地面に倒して固め技に持ち込む方法を学んだ。ゾティコスも練習に付き合ってくれた。
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アナックスはパンクラチオンの師としてまずシノン/Sinonを訪ねたが、彼にはすでに弟子がいた――他ならぬティモテウスが。代わりに彼の師になったのは、膝の捻れた老人、カレートー/Kaletorだった。アナックスは彼から、体格差のある相手に勝つ方法、すなわち相手を地面に倒して固め技に持ち込む方法を学んだ。ゾティコスも練習に付き合ってくれた。
  
 
ある日、アナックスはゾティコスの足を自分の肩に乗せて膝を固めようとしたところでカレートーに制止された。そのまま続ければ彼の膝は二度と戻らなくなると。アナックスはすぐに気づいた。これがカレートーの膝を壊した技であること、それを使ったのがシノンであることに。ティモテウスがシノンからこの技を教わり、自分に使ってきたとしても驚くことではない。アナックスはカレートーから、この技へのカウンター手段、相手の踵を掴んで足首を捻る方法を学んだ。
 
ある日、アナックスはゾティコスの足を自分の肩に乗せて膝を固めようとしたところでカレートーに制止された。そのまま続ければ彼の膝は二度と戻らなくなると。アナックスはすぐに気づいた。これがカレートーの膝を壊した技であること、それを使ったのがシノンであることに。ティモテウスがシノンからこの技を教わり、自分に使ってきたとしても驚くことではない。アナックスはカレートーから、この技へのカウンター手段、相手の踵を掴んで足首を捻る方法を学んだ。
  
そしていよいよ、イロアスの競技会が始まった。最初の2戦を難なく突破したアナックスは、3回戦でティモテウスと対峙した。ティモテウスを押し倒したアナックスは、弟が危険性の少ない固め技とあの膝固めの好きな方を自分にかけられるような体勢に持ち込んだ――彼は躊躇うことなく後者を選んだ。アナックスは足首を捻り返し、ティモテウスの降参で試合は終了した。アナックスは失望の表情を作り、観客にも聞こえるような、だが二人の私的な会話にしか聞こえないような声で、弟の行為を非難した。ティモテウスが兄の膝を壊そうとしたことが皆の知るところとなった。アナックスは4回戦で敗れたが、それは問題ではなかった。彼はその力を十分に示すことができたのだ。その日から、周囲のアナックスを見る目は変わった。
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そしていよいよ、イロアスの競技会が始まった。最初の2戦を難なく突破したアナックスは、3回戦でティモテウスと対峙した。ティモテウスを押し倒したアナックスは、弟が危険性の少ない固め技とあの膝固めの好きな方を自分にかけられるような体勢に持ち込んだ――彼は躊躇うことなく後者を選んだ。アナックスは足首を捻り返し、ティモテウスの降参で試合は終了した。アナックスは失望の表情を作り、観客にも聞こえるような、だが2人の私的な会話にしか聞こえないような声で、弟の行為を非難した。ティモテウスが兄の膝を壊そうとしたことが皆の知るところとなった。アナックスは4回戦で敗れたが、それは問題ではなかった。彼はその力を十分に示すことができたのだ。その日から、周囲のアナックスを見る目は変わった。
  
 
アタナス王は怒り、ティモテウスを鞭打ちの刑に処した。それから王はアナックスに、彼の縁談の話を進めていることを伝えた。相手は、サイミーディという名の娘だった。
 
アタナス王は怒り、ティモテウスを鞭打ちの刑に処した。それから王はアナックスに、彼の縁談の話を進めていることを伝えた。相手は、サイミーディという名の娘だった。
 
===Godsend, Part II===
 
アクロスを[[ミノタウルス/Minotaur#テーロス|ミノタウルス/Minotaur]]の軍勢が包囲する中、アナックスは軍勢の長Ragebloodとの決闘に挑んだ。アナックスは圧倒的な体格差を覆しとどめを刺そうとしたが、そこに殺戮の[[神 (テーロス・ブロック)#ストーリー|神]][[モーギス/Mogis]]が介入し、逆に腹を刺された。アナックスの介添人を務めていた[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel]]はこれを卑怯と見て戦いに加わり、二人は勝利を収めた。嵐の神[[ケラノス/Keranos]]の力でミノタウルスたちも押し流され、アクロスは守られたが、代償としてサイミーディがケラノスにその身を捧げることとなった。
 
 
愛する妻を失い、自身も深手を負いながらも、アナックスは勝利の宴を開くよう命じた。だがそれこそが黒幕[[ゼナゴス/Xenagos]]の目的だった。彼はその宴を、神の座に昇るための儀式として利用した。
 
 
===テーロス還魂記===
 
神々の戦にて、パーフォロスはアナックスを勇者として選び、[[亜神#ストーリー|亜神]]へと変えた({{Gatherer|id=476376}})。勝利以外のことを考えないよう「鍛え直された」にもかかわらず、彼はただ一つの名前を繰り返し呼ぶ――「サイミーディ」と。
 
  
 
==登場==
 
==登場==
 
===登場カード===
 
===登場カード===
{{キャラクターを表すカード/アナックス}}
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*[[アナックスとサイミーディ/Anax and Cymede]]
 
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====[[カード名]]に登場====
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;[[テーロス還魂記]]
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:[[アナックスの勝利/The Triumph of Anax]]
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====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
 
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
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====[[絵|イラスト]]に登場====
 
====[[絵|イラスト]]に登場====
;[[神々の軍勢]]
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;神々の軍勢
 
:[[英雄の演壇/Heroes' Podium]]
 
:[[英雄の演壇/Heroes' Podium]]
;[[テーロス還魂記]]
 
:[[アナックスの勝利/The Triumph of Anax]]
 
  
 
===登場作品・登場記事===
 
===登場作品・登場記事===
;[[テーロス・ブロック]]
+
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/262c Planeswalker's Guide to Theros, Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/023503/# プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その2](Feature Article 2013年8月28日 The Magic Creative Team著)
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-theros-part-2-2013-08-28 Planeswalker's Guide to Theros, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004063/ プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その2](Feature Article [[2013年]]8月28日 [[クリエイティブ・チーム|The Magic Creative Team]]著)
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*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/265 Prince Anax, Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/023607/# 王子アナックス その1](Uncharted Realms 2013年9月18日 [[Tom LaPille]]著)
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/prince-anax-part-1-2013-09-18 Prince Anax, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/THS/0004411/ 王子アナックス その1](Uncharted Realms 2013年9月18日 [[Tom LaPille]]著)
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*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/266 Prince Anax, Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/023612/# 王子アナックス その2](Uncharted Realms 2013年9月25日 Tom LaPille著)
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/prince-anax-part-2-2013-09-25 Prince Anax, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/THS/0004412/ 王子アナックス その2](Uncharted Realms 2013年9月25日 Tom LaPille著)
+
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/272 I Iroan]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/023786/# 我、イロアス信者なり](Uncharted Realms 2013年11月6日 [[Jennifer Clarke Wilkes]]著)
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/i-iroan-2013-11-06 I Iroan]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/THS/0004418/ 我、イロアス信者なり](Uncharted Realms 2013年11月6日 [[Jennifer Clarke Wilkes]]著)
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*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/293 Planeswalker's Guide to Journey into Nyx]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0008678/# プレインズウォーカーのための『ニクスへの旅』案内](Feature Article 2014年4月2日 The Magic Creative Team著)
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/planeswalkers-guide-journey-nyx-2014-04-02 Planeswalker's Guide to Journey into Nyx]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0008678/ プレインズウォーカーのための『ニクスへの旅』案内](Feature Article [[2014年]]4月2日 The Magic Creative Team著)
+
 
*[[Journey into Nyx: Godsend, Part II]](小説)
 
*[[Journey into Nyx: Godsend, Part II]](小説)
 
;[[テーロス還魂記]]
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/theros-beyond-death-story-cards-2019-12-16 The Theros Beyond Death Story on Cards]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/THB/0033636/ 『テーロス還魂記』ストーリーカード](Feature [[2019年]]12月16日 [[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|Wizards of the Coast]]著)
 
 
==その他==
 
*モチーフは古代ギリシャの都市国家[[Wikipedia:ja:スパルタ|スパルタ]]の王、[[Wikipedia:ja:レオニダス1世|レオニダス1世]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/through-stygian-waters-2020-01-03 Through the Stygian Waters]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0033611/ ステュクスの水を渡って](Card Preview [[2020年]]1月3日 [[Ethan Fleischer]]著)</ref>。[[Wikipedia:ja:テルモピュライの戦い|テルモピュライの戦い]]にて自ら戦場に立ち、圧倒的な戦力差ながら互角に渡り合ったことで知られる。
 
**名前の由来は古代ギリシャ語で「王」や「君主」を意味する「ἄναξ(anax)」だろう。
 
 
==脚注==
 
<references />
 
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

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