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| {{#card:Stuffy Doll}} | | {{#card:Stuffy Doll}} |
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− | 自身に[[与える|与え]]られる[[ダメージ]]を選んだ[[プレイヤー]]へと跳ね返す呪いの人形。
| + | 自身に与えられる[[ダメージ]]を[[対戦相手]]へと跳ね返す呪いの人形。 |
| + | [[地震/Earthquake]]のような全体[[火力]]との相性は非常に良好。 |
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− | あらゆるダメージが[[本体]][[火力]]に化ける。[[コンボ]]の可能性は幅広く、特に[[地震/Earthquake]]のような[[全体火力]]との相性は非常に良好。自分にダメージを与える[[能力]]も持っているので、単体でも[[ティム]]のようにコツコツと[[ライフ]]を削っていくことができる。
| + | 同様にダメージを反射する[[カード]]としては[[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]が挙げられる。 |
| + | 5[[マナ]]と重くなってしまった点はマイナスであるが、他方で[[破壊されない]][[能力]]のおかげで[[除去]]されにくくなった為、確実に狙った[[コンボ]]を決められるのはプラスといえるだろう。 |
| + | [[象牙の仮面/Ivory Mask]]を無視できるのも魅力的だ。 |
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− | [[破壊不能]]のおかげで何度でも利用でき、[[除去]]もされづらいため、[[ブロッカー]]としても優秀。[[パワー]]は0だが[[防衛]]があるわけではないので、[[オーラ]]や[[装備品]]で[[強化]]してやって[[攻撃]]するのもよい。[[対戦相手]]としては「[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]しても[[通し|スルー]]しても結局ダメージ」となりやすく、対処に困る。 | + | [[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]同様[[トランプル]]には効果が薄く、[[側面攻撃]]にも対処しづらい。 |
| + | また[[破壊]]はされないが、[[タフネス]]が低いため[[暗黒破/Darkblast]]等のマイナス[[修整]]除去には弱いので注意しよう。 |
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− | また[[無色]]であり[[対象]]を取らないため、[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]や[[象牙の仮面/Ivory Mask]]で対処されることがないのも便利。[[バーン]][[デッキ]]に入れて、火力を変換するフィルターとして利用するのも面白いかもしれない。
| + | 勘違いされやすいが[[攻撃]]に参加できる。[[エンチャント]]や[[装備品]]で強化すると地味に厄介。 |
| + | 元々生半可な除去では対処できず、タフネスが底上げされるとマイナス[[修整]]も効き難くなるので止めることが難しく、[[ブロック]]しても大抵は[[ブロッカー]]の[[パワー]]分のダメージは結局受ける羽目になってしまう。 |
| + | 何度でも戻ってくる[[腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak]]が特に良い相方。 |
| + | また未強化であっても、ブロックされれば相手に、攻撃が通れば自身に[[巨大化/Giant Growth]]を撃つことで、強化呪文を本体への火力として使うこともできる。 |
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− | しかし破壊されないとはいえ数値上の[[タフネス]]は1しかないため、マイナス[[修整]]に弱い。[[時のらせん]]時は復活した[[側面攻撃]]、[[基本セット2013]]での[[再録]]時は[[感染]]や[[死の支配の呪い/Curse of Death's Hold]]などと共存しており、過信は禁物である。また[[トランプル]]持ちが相手の場合も効果が激減してしまう(下記参照)。最大限効率的に運用するつもりなら、タフネスを強化してやる必要があるだろう。
| + | [[リミテッド]]ではその能力によって地上をがっちりと固めてくれる上、かなりの除去耐性を誇る強力カード。さすがは[[レア]]といったところか。 |
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− | [[リミテッド]]ではその能力によって地上をがっちりと固めてくれるうえ、かなりの[[除去耐性]]を誇る強力カード。さすがは[[レア]]といったところか。[[知恵の蛇の眼/Ophidian Eye]]などと一緒に出されると悶絶する。 | + | *[[リミテッド]]で[[知恵の蛇の眼/Ophidian Eye]]と一緒に出されると悶絶する。 |
| + | *ダメージの無色フィルター。[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]に手出しし難い[[バーン]]デッキに入れるのも面白いかもしれない。重さがネックではあるが…。 |
| + | *[[執念深いごろつき/Spiteful Bully]]との相性もなかなか。 |
| + | *[[プラズマの連鎖/Chain of Plasma]]と十分な手札があれば、2マナの高威力火力の出来上がりである。手札が合計7枚あるなら人が死ぬ。 |
| + | *[[次元の混乱]]にて[[火山の乱暴者/Volcano Hellion]]という良き相棒が登場。[[憎悪/Hatred]]を想起させるその爆発力は、今後有力なデッキを生み出す原動力になるかもしれない。 |
| + | *[[ラースの灼熱洞/Furnace of Rath]]との相性は殺人的。これに入るダメージが4倍になって相手に襲い掛かる。[[稲妻の斧/Lightning Axe]]を撃てば一撃で勝負が決まる。 |
| + | *[[対戦相手]]ではなく[[プレイヤー]]なので、自分を選んでも良い。 |
| + | そんな事をしても通常はただ痛いだけだが、[[最下層民/Pariah]]などをつけてからダメージを発生させると、[[無限ループ]]が発生してゲームが[[引き分け]]になってしまう。 |
| + | *[[罪の意識/Guilty Conscience]]で瞬殺コンボ成立。 |
| + | 相手へのダメージ→これに同じダメージ→再び相手に…という仕組みで、相手のライフが何点有ろうと瞬殺できる。[[地雷]]として組めるかもしれない。 |
| + | *[[シヴ山の隕石/Shivan Meteor]]が、5マナ13点の火力になる。 |
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− | *[[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]の[[リメイク]]ともとれる。[[重い|重く]]はなったが、[[無色]]になった点、[[対象]]をとらなくなった点、破壊されなくなった点など強化点が目立つ。 | + | *「Stuffy」とは、{{日本語画像|Stuffy Doll|イラスト}}の[[スタッフィー/Stuffy|ぬいぐるみキャラ]]に付けられた愛称である。 |
− | *[[クリーチャー・タイプ]]は[[Water Gun Balloon Game|ぬいぐるみ(Teddy)]]ではない。日本語訳で見るとわかりにくいが、Teddyは通常「クマのぬいぐるみ」を指す。 | + | このStuffy、過去の様々な[[カード]]のイラストに登場しているが、[[拷問台/The Rack]]に{{日本語画像|The Rack|かけられていたり}}、[[黒の万力/Black Vise]]に{{日本語画像|Black Vise|締められていたり}}とロクな目にあっていない。プレイヤーに跳ね返す[[能力]]は積年の恨みから来たものだろうか(自虐的な能力を持っているので、もしかしたらそういう嗜好なのかもしれないが)。 |
| + | *[[クリーチャー・タイプ]]は[[Water Gun Balloon Game|ぬいぐるみ(Teddy)]]ではない。日本語訳で見ると分かりにくいが、Teddyは通常「クマのぬいぐるみ」を指す。 |
| **Teddyとはいわゆるテディベアのこと。由来は第26代アメリカ大統領セオドア・ローズベルトの愛称である。 | | **Teddyとはいわゆるテディベアのこと。由来は第26代アメリカ大統領セオドア・ローズベルトの愛称である。 |
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− | ==ルール==
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− | *[[戦場に出る]]際の[[能力]]は[[常在型能力]]である。また単に“選ぶ”のみであり[[対象]]を取らない。
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− | **[[誘発型能力]]として[[打ち消す|打ち消される]]ことはないし、いずれかまたはすべてのプレイヤーが[[被覆]]や[[呪禁]]、[[プロテクション]](アーティファクト)を持っていても問題なく選べる。
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− | **[[基本セット2013]]の[[中国語版|中国語(簡体字)版]]では、1番目の能力が[[常在型能力]]ではなく[[戦場に出る|戦場に出た]]ときの[[誘発型能力]]になっている誤植がある({{Gatherer|id=330431|カード画像}})。
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− | *選ぶのは[[対戦相手]]ではなくプレイヤーなので、[[あなた|自分]]を選んでもよい。そんなことをしても通常はただ痛いだけだが、[[最下層民/Pariah]]などを[[つける|つけて]]からダメージを発生させると、[[無限ループ]]が発生してゲームが[[引き分け]]になってしまう。
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− | *[[トランプル]]を持つ[[クリーチャー]]を[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]した場合、[[致死ダメージ]](すなわち[[タフネス]]ぶんのダメージ)を[[割り振る|割り振れ]]ば、残りを[[プレイヤー]]や[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に割り振ることができるので、これのタフネスを何らかの方法で増やしていない限り、通常1点しか与えられることはない。
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− | ==利用==
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− | 様々なカードとシナジーを形成する。
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− | *[[シヴ山の隕石/Shivan Meteor]]。5マナ13点火力。
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− | *[[絶滅の星/Star of Extinction]]。シヴ山の隕石から10年を経て登場した、更に大きな隕石。7マナで全体に20点火力を放つため、人形を巻き込めばライフが初期値の相手は一撃死。
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− | *[[プラズマの連鎖/Chain of Plasma]]。2マナで3点+[[手札]]1枚につきさらに3点。
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− | *[[火山の乱暴者/Volcano Hellion]]。[[あなた|自分]]と選んだプレイヤーに好きなだけダメージ。
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− | *[[最下層民/Pariah]]。自分の肩代わりに加え、対戦相手にダメージ。[[最下層民の盾/Pariah's Shield]]も同様。
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− | *[[罪の意識/Guilty Conscience]]。プレイヤーへのダメージ→これに同じダメージ→再びプレイヤーに…という仕組みで、選んだプレイヤーのライフが何点あろうと瞬殺。→[[ギルティ・スタッフィー]]
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− | *[[ラースの灼熱洞/Furnace of Rath]]。これに入るダメージがまず2倍、プレイヤーに跳ね返るときにさらに2倍で、合計4倍になって対戦相手に襲い掛かる。
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− | その他[[執念深いごろつき/Spiteful Bully]]や[[致命的な魅力/Fatal Attraction]]など。
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− | ==Stuffy==
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− | *「Stuffy」とは、[[時のらせん]]版の{{Gatherer|id=116724|イラスト}}の[[スタッフィー/Stuffy|ぬいぐるみキャラ]]に付けられた愛称である。(詳細は下記[[#参考]])このStuffy、過去の様々な[[カード]]の[[イラスト]]に登場しているが、[[拷問台/The Rack]]に{{Gatherer|id=109725|かけられていたり}}、[[黒の万力/Black Vise]]に{{Gatherer|id=2022|締められていたり}}とロクな目にあっていない。
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− | **プレイヤーに跳ね返す能力は積年の恨みから来たものと思われるが、自虐的な能力も持っているので、あるいはそういう嗜好の持ち主なのかもしれない。
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− | **一方[[基本セット2013]]版は、ボロボロで打ち捨てられた不気味なぬいぐるみになった。
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| ==参考== | | ==参考== |
− | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/wallpapers-2012-05-31 壁紙] ([[WotC]])
| + | *[[スタッフィー/Stuffy]] |
− | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/threadbare-2012-07-23 Threadbare]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/M13/0004365/ ぼろぼろの人形] ([[Daily MTG]]、Uncharted Realms、文:[[Jenna Helland]]、訳:[[若月繭子]])
| + | *[[カード個別評価:時のらせんブロック]] |
− | *[[スタッフィー/Stuffy]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | + | |
− | *[[Stuffy Doll Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]]) | + | |
− | *[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]]
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− | *[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[レア]]
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− | *[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - [[レア]]
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